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ボタニカル哲学(後集48)ままならぬ世に生きるには
身体というのは、舫い綱のとけた小舟のように、流れて行くも、難処に止まるのも、まったく成り行き任せとなる。
また、心というものは、すでに焼かれて生気のない木のように、俎板の上の鯉状態となる。
つまり、身体も心も、思うようにならないのが常で、下手な抵抗するより、任せ切るという勇気を持ちなさいと諭されているように思う。
言換えれば、達人は自然の摂理に逆らわず、摂理そのものになれと言われているのだろう。
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