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ボタニカル哲学(216)天意に逆らう人

天は大衆から一人を選んで「賢者」として愚者を導かせようとしたが、現実の世で賢者は天の意思を無視して、その智慧を振り回し、大衆の愚のみを暴いてしまった。
天は大衆から一人を選んで「富者」として貧者を救済させようとしたが、現実の世で富者は天の意思を無視して、その財貨を振り回し、貧者の苦しみを侮(あなど)ってしまった。
このような賢者と富者は天罰を受けるべき罪人である。

つまり、偶然に賢者となり、偶然に富者となった者は、それを「使命」と理解し、活人としての自覚を以て、恵まれた才能や財産を活用して世の中に貢献すべきであるということ。

言い換えれば、活人は「自分の弱点」を嘆くのではなく、「人それぞれの強み」を発見して活かし、それを資源として認識し、社会に貢献しなければならないのだ。「強みの上に己を築け」by P.Fドラッカー

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