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川崎から熱海まで歩いた話

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24時間ウォーキング第二弾!第一弾よりも大ボリュームでお届けします!
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記事一覧

川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第一章~

川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第一章~

みなさんお待ちかね、体力にモノを言わせたアホ企画第三弾!このシリーズは書いていてもかなり楽しい部類の体験記なので、執筆にも俄然力が入る。
「オラ、ワクワクすっぞ!」
てなもんである。
ちなみに第一弾と第二弾については以下の記事をご覧いただきたい。

第一弾 移動距離約40km

第二弾 移動距離約80km

もう時間も無くなるし、こんな体力バカ企画はやらなくなっていくんだろうなあ、という思いを抱え

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川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第ニ章~

川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第ニ章~

9時間ほど寝たおかげで驚くほど身体が軽い。これは本当に前回を超えられるような予感がしていた。
まずはしっかり朝食を摂る事が大切だ。今回は私がいただくのは、友人G特製のプロテインパンケーキです。
普通のパンケーキの小麦粉がプロテインパウダーに置き換わっただけの代物なのだが、UberEatsに引けを取らない素晴らしいものだった。

はい、優勝確定ですね。男の料理はガサツで汚いという固定観念を根本から覆

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川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第三章~

川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第三章~

Gのラーメン投稿がようやく終わった。やたら長いこと考えていたので、どんな超大作が出来上がったのだろうか。投稿内容をGに尋ねてみたところ、衝撃の一言が返ってきた。
#塩分 is 大事

…それだけ??
あの長考は何だったのか。絞り出された言葉は語彙力を微塵も感じさせないただのつぶやきだった。ハッシュタグをつける意味があるのか甚だ疑問である。
丹精込めて作ったであろうラーメンを塩分補給のツールとして

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川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第四章~

川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第四章~

前回の24時間チャレンジで学んだことがある。それは

「晩飯を店で食べてはいけない」

というものである。というのも、店などでしっかり腰を据えてしまうと身体が休息モードに入り、脚が凝り固まってしまうからだ。すると次に動き出す際に精神的にも身体的にも負担が大きくなり、大幅なペースダウンにつながってしまう。
実際、前回は晩飯をファミレスのボックス席で食べたのだが、退店直後に一気に足の痛みに襲われた。こ

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川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第五章~

川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第五章~

夜中に断続的に降る雨は室内で眺める分には風流だ。しかし、その雨を全身に受けながら歩くというだけでその趣は消え失せる。心に浮かぶのは「はやく止めよこのクソ雨が!」という文化度0%の罵詈雑言のみだ。
身体の疲労も相まって精神的に辛くなる夜半。この時間帯をなんとか乗り越えようと、私は極力明るく振舞うことを心がけていた。先ほどの罵詈雑言は心のうちに留め、「いけるぞ!いけるぞ!」と根拠も無いのにポジティブな

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川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第六章~

川崎から熱海まで24時間不眠で歩いた話~第六章~

夜明けはもうすぐそこというところまで来た。
小田原の終盤辺りからアップダウンが激しくなり、脚全体に刺激が入る。

海からの御来光を拝むことは出来ず、山中で朝を迎えることとなった。尻ズレを除けば五体満足。なんならスキップでもしてやろうか?というぐらい私は元気だった。しかし友人Gは無いはずの体力をインスタで前借りした反動が来たのか、ペースが落ち始めた。しかし私は自分の歩くリズムを崩したくなかったため、

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