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夢のなかで、自転車に乗れる それは現実となって現れる。

4歳少し前だと記憶する。もっと正確には3歳8-9ヶ月頃だったと思う。朝起きると、「ママ、ゆめをみたの・・・」と夢の話をするようになったのは。
「ゆめ」という言葉もよく知っているなぁなんて思いながら、ふんふん、そんな夢を見たのねと頷きながら聞いていた。

それが頻繁に話してくるようになったのは・・・4歳になった頃、だから9月以降の話。夢と現実を行き来している息子に、私はすごく興味が湧いていた。

ある夜、眠る前に「きょうは こわいゆめを みませんように」なんて言いながら祈っている姿がなんとも可愛かった。

夢は、楽しい夢ばかりではない、怖い夢もあった。深夜、わんわん泣きながら、半分寝言も言いながら、ママ〜!と抱きついてくる夜もあった。私も半分寝ぼけてて、よしよしと言いながら抱きしめた。

息子は、夢のことをよく覚えていて、朝になると、夢であった出来事を頻繁に話してくれるようになった。

そして、その日は突然やってきた。



朝起きた瞬間、おはよう!を言葉を交わす前に、

「ママ! ○○くん、じてんしゃにのれる ゆめをみたの! ペダルでのれてた!」


と、すごく興奮気味に、満面の笑みで言ってきた。



息子の自転車は(ケッターサイクル)補助輪なしの、足で蹴って乗るタイプ。慣れてきたら後付けでペダルが付けれる優れもの。長く愛用できるところが良いね!と、3歳の頃に「じてんしゃほしい!」と自ら言ってきた時に購入した。


私たちが「そろそろペダル付けてみる?」と言っても、断固として拒否。怖くてペダルを付けなかったし、そもそも頻繁に乗っていた時期もあったけど、ここ半年はたまに乗る程度になっていた。


夢のなかで、ペダルつけて自転車に乗れたからと言って、本当に現実で乗れるようになるのかなぁどうなんだろう・・・私も夫も半信半疑だった。


そして、息子の言葉は続いた、

「ママ ペダルをつけてくれない? こうえんいく!」



ささっと朝ごはんを済ませ、家族で公園に行った。
いつもなら、できない〜 やりたくない〜 と弱音を吐くであろう息子が、そこにはいなかった。自転車と格闘して、夢で見たからきっと乗れる!と信じて、一生懸命頑張っていた。

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そして、30分くらいで、ペダルを漕いで一人で自転車に乗れるようになってしまった。それはそれは、とっても嬉しそうな笑顔でした。自信に満ち溢れている表情だった。どうだい、パパ、ママ!と言ってるかのよう。私たちも喜びと(本当に乗れた)という驚きで胸がいっぱいだった。

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その夜。息子が寝た後に、夫と小さな語らいをした。

「実はさ、公園着いた時、○○君がぼそっと、「そうそう、夢で見たの、ここの公園だった、そうそう、そうだったや。ここで乗れたんだ」と公園着いたときに言ってたんだよ。」と夫が言った。

えっ?どういうこと?と、私はもう一度聞き直した。

ここの公園は私がよくランニングする公園で、今朝たまたま行くことになった。それなのに、ここで乗れるようになるって既に知っていたということ?

そういうことになる・・・ね。



息子の自転車に乗れる夢からはじまった、この不思議な体験は、息子にだけでなく、私たち夫婦にも、何か大切なメッセージでもあるように感じた。
 


不思議だね、でも、すごく素敵だね。それを見せてもらったね。
夢で見たことが現実になるって信じる気持ち。
それを行動してみよう!という素直な気持ち。

現実の世界も大事だけど、
夢の世界も大事だと、今の私は思う。
だから、どっちも大切にして欲しいなと思った。

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夢の世界は、どこまでも無限に広がっている
夢は、自分の想像を超える

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今日はクリスマスイヴ  素敵な1日になりますように🎄
今日もありがとうございます!



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