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「ダンプカー」になりたかった私だけど、「原付」で生きていくと決めた

「ダンプカー」の呪い。

そう、「ダンプカー」になりたくて、なりたくて、ずっとダンプカーを目指していた私。誰がそんな呪いをかけたのだろう・・・。

でも、私は「原付」なんだ。やっと、ようやく、そんな自分を受け入れることができました。今日はそんな話。


「ダンプカー」はカッコイイ

私にとって、「ダンプカー」は、とてつもなくカッコイイ存在でした。ここで言う「ダンプカー」とはあくまでも比喩ですが、実際のダンプカーのように、大きくて、たくさんのモノを運べるような、心身ともにパワフルな人。

例えば・・・

◆寝る間も惜しんで努力を続け目標を達成できる人
◆部下の失敗に対して、「大丈夫。一緒に挽回しよう。今日は残業付き合うから、何時になってでもやり遂げよう」と言える上司
◆子供がたくさんいて、仕事もして、家事もして・・・のパワフルママ
◆友達の誘いや仕事のオファーを断らない人
◆スケジュールが常に埋まっていて、はつらつとそれをこなしている人
◆「鬼滅の刃」の煉獄さんのような人

だから、私も、そんな理想のダンプカーになりたくて、かつては「頑張ります」「やります」「行きます」が口癖でした。

そして、その結果、自分で自分に負荷をかけて、仕事でもプライベートもキャパオーバーになってしまっていました。

やれる器じゃないのに、YESを言い続けて、パンクしていました。

「原付」なのだと気が付いた

YESを言い続けた結果、数々の「途中で挫折する」経験を積み重ねてきた私。人にも迷惑をかけてしまったし、私自身がそんな自分に一番落胆をしてきました。

【体を鍛えて体力を付ければ「ダンプカー」になれるかも。】

【効率よく仕事ができるようになれば「ダンプカー」になれるかも。】

【ポジティブシンキングを身に付ければ「ダンプカー」になれるかも。】

そう期待して、読み漁ったノウハウ本や自己啓発本の数々・・・。一体、実現できたものはどれくらいあるのだろうか・・・。

山ほどのインプットをしてきたけれども、結局、一番私にとって効果的だったのは、「やってもやっても努力しても、もうどうしようもないのだ」と私に痛感させてくれた経験達でした。

・体を鍛えても、多少は体力アップはできるけど、劇的には変わらない。

・効率良く仕事はできるようになっても、疲れやすく体力がないため、「量」はこなせない。

・ポジティブシンキングの考え方を理解しても、傷つきやすさは変わらない。

本や情報のインプットよりも、これらの「現実」が最もパンチがあり、私に変わるきっかけをくれました。

【こんなにも現実がうまくいかないのは、今のやり方が間違っているからだ。であれば、今と逆のやり方を選択してみよう。】

ようやく気が付いたのです。自分は「原付」なのだと。

エンジンも小さいし、荷台も小さい。搭載できるのは、人間一人とほんの少しの荷物だけ。

であれば、「負荷をかけていく」「何かを積みあげていく」というやり方は原付には合っていない。

その反対に、「軽くする」「手放していく」というやり方を選択しよう。ようやく、その事に気付いたのです。

役割が違うだけ

これは、「ダンプカー」が悪い、「原付」が良い、の二元論ではありません。

それぞれのお役目が違うというだけの話。

たくさんのモノを搭載して、たくさんのモノを運ぶことが「ダンプカー」の仕事。

軽やかに小回りを利かせてちょこちょこ走るということが「原付」の仕事。

私は、社会に何かインパクトを残したり、組織的に大きなプロジェクトを動かしたり、管理職として部下を育成したり、そういう事はできないのかもしれない。

でも、目の前にいる1人を勇気づけたり、自分の持っているものを差し出し、そして2人で笑顔になって「良かったね」と笑い合える、そんな事はできる。そして、それが私のやりたい事なんです。

煉獄さんにはなれないし、鬼滅の刃のストーリーに出てくるような鬼に立ち向かい勇敢に戦うキャラクターにはなれないけど、「鬼滅の刃」に登場しようという事がそもそも私の役割ではないというだけ。

私は「おさるのジョージ」に出てくる「ジョージ」なのかな。好奇心旺盛で、いたずら好きで、ちょこまかちょこまか笑いながら日々を楽しむおさるさん。

「自分を生きて」それが伝えたい事

あなたが、「ダンプカー」でも、「原付」でも、「ショベルカー」でも、「自転車」でも、「大型ジェット機」でも、何であっても、

【あなたが自分を発揮できる場所であなたのやり方で輝いてほしい】

という事が私の願い。

そして、そんな色々な乗り物がある世界が好きだし、面白いし、それぞれの役割の中でそれぞれの出来ることをやりながら社会が動いていることに、なんとも言えない喜びを感じます。

「ダンプカー」さんから見たら、「そんな夢みたいな戯言言っていないで、現実をちゃんと見て働きなさいな」と言われてしまいそうだけど、「原付兼おさるのジョージ」なので、ご容赦を。

最後に、今、私がコーチングを共に学んでいる仲間から、このテーマについて「詩を作ってみて」という要望をいただいたので、ちょっと恥ずかしいけど、勇気を出して書いてみました。「詩」とはちょっと違うかもだけど、伝えたい事を短く言葉にしてみたので、twitterの投稿をシェアしたいと思います♬

今日も読んでいただきありがとうございますm(__)m

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