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風景を魅力的にするスパイス(電線絵画展)
電線絵画展 小林清親から山口晃まで[練馬区立美術館] 2021.2.28 - 2021.4.18
「電線絵画展」と題した展覧会が、練馬区立美術館で開催されています。電線、電柱が描かれた作品ばかり、よくもまあここまで集めたなと感心してしまいました。
本展図録に掲載されている『電線年表』(初めて聞く言葉だ)によれば、「1854年 ペリー請来の電信機による実験が行われる」というのが日本での電線のスタ
2年間の眠りにつく前に(「トライアローグ」展)
トライアローグ[横浜美術館] 2020.11.14 - 2021.2.28
横浜美術館が、大規模改修工事のため、2年間の長期休館に入ります。お休み前の最後の展示として現在開催されているのが、「トライアローグ」展です。
横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館が所有する20世紀西洋美術のコレクションが一堂に会します。
美術史の中で「20世紀」だけでくくると狭いような気がしますが、展示されている作
任三郎と玉三郎の言うことにゃ
「貰えるものは、みかんの皮でも貰え」
古畑任三郎のセリフです。
不要に見えるものでも受け止める姿勢。みかんを食べたあとの残骸を見るといつもこの言葉を思い出します。
それと同時に思い出すことがもうひとつ。歌舞伎役者 坂東玉三郎さんのインタビュー記事です。玉三郎さんの養父である、守田勘弥氏のエピソード。
守田氏が草履の紐がほどけている設定の役を演じる際、同じ舞台にあがる俳優さんから「紐がほどけ
ねこの感情表現から学ぶ
「猫の日」です。
私はねこと暮らしています。ねこと生活する前は、ねこって「猫」というみんなよく似た生き物だと思っていました。
でも、3匹のねこと暮らすようになって、それが間違いだと気づきました。
好きなおもちゃも、好きなごはんも、好きな寝床も、みんな違う。顔も違う。目の色も、肉球の色も違う。個性豊かなんだと知りました。
そして、性格も違います。
我が家にいる3匹のうちの1匹は、とても「陽
アナログ感のワクワク
私が編集にかかわっている雑誌で、ある展覧会の情報を掲載することになりました。
その展示が行われているのは、地方の市が運営している小さな美術館。敷地内にはいくつか建物があり、それぞれ異なる展示をしているそうです。
「そうです」と言うのは、まだ私もおうかがいできていない美術館だから。早くお邪魔したい美術館のひとつです。
今回は展覧会の簡単な情報だけ掲載するため、現地には行かずデータのやり取りだけ