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俺の四大推し その1【あしたのジョー】

どうも、自宅待機中なのに通信制限がかかって詰んでたリッチドッグ宮本です。

そんなにスマホ使ってなかったんだけどな…

通信制限かかる原因と言ったら、noteくらいしか思い付かない!!

それはさておき、今日は何の話をしよう。
そうだ、シリーズで俺の四大推しを紹介しよう。

推しとは皆、人生観や価値観を変えるほど大きな存在だと思う。
俺も学生時代に推しに出会って、かなり影響を受けた。
ちなみに俺は推しが10年以上変わっていない。

今日はそんな俺の推しの第一弾
ボクシング漫画の最高峰

【あしたのジョー】

あしたのジョーにはかなり助けられた。
矢吹丈(主人公)の悲しみ、苦しみ、それを克服して前進し続ける姿に10代の俺は共感し支えらてきた。
今でもあしたのジョーを見ると、簡単に泣きます。

実は昨日、あしたのジョーのnoteを書こうとしたけど、語りたいことがありすぎて気付いたら5時間経過していて挫折したので、今日は簡潔に、段落ごとに、ジョーへの手紙風に書こうと思います。
ただそれでも長いので、一度では読めないかも知れません。(笑)

●ド貧乏から、丹下段平と共にボクシングで成り上がっていくジョーへ
ジョー、あなたは最初、親の顔も知らない、誕生日すらない孤児院を抜け出した不良少年でしたね。
同じくほぼホームレスだった元ボクシングトレーナーの丹下段平と出会い、ボクシングを始め、徐々に成り上がっていく姿に勇気をもらいました。
【例え今日と言う日がどんなに惨めでも、お前のボクシングの才能が今に全てを洗い清めてくれるんだ】
【素晴らしい明日は、泥だらけ汗まみれになって、しかも周りからは頭がおかしいとバカにされる今日
と言う日があってこそ…】
【明日のために…】
自分も生活を変えるため、成り上がるために頑張っていますが、本当に辛い日々です。
しかしあしたのジョーに出てくる言葉の数々で凄く支えられています。
ちなみに泪橋は、令和の今でも地名は健在ですよ。

●決して諦めないジョーへ
少年院での力石徹との初試合。お疲れ様でした。
ジョーはボクシング未経験者。
相手の力石徹は将来世界チャンピオンと言われる超大型新人ボクサー。
最初はボコボコにやられながらも、倒されても倒されても、何度でも立ち上がるジョーの姿は心が熱くなりました。
ジョーはとにかく、作品を通して決して諦めず立ち上がり続けましたね。
力石との試合も立ち上がり続け、最後には相打ちにまで持ち込みました。
何度倒されても…
どんなに恥をかいても…
何度でも立ち上がる姿勢。自分もそうあろうと思いました。

●ピンチなほど燃えるジョー
ジョー、あなたはピンチなほど、相手が強いほど、燃えて笑ってましたね。
逆に自分より弱い相手は苦手で、ライバルがいなくなると寂しそうでしたね。
自分も同じタイプなので分かります(笑)
無理と言われるほど、燃えますよね!


●大親友を試合で失うジョーへ…
元々ライバルだったが、気付けば大親友だった力石徹。
そんな力石とのプロのリングでの念願の試合。
このリングにたどり着くまでのジョーの苦労。
ジョーとの試合のために大幅減量した力石の努力。
どちらもアッパレでした。
しかし無理な減量とジョーのパンチのダメージで、力石は永遠の眠りにつくんですよね…
家族も居らず、天涯孤独だったジョーにとって力石徹がどんな存在だったか…
ジョー、あなたは、この試合がきっかけで人が殴れなくなり、殴ると嘔吐してしまう体になっていましたね…
ボクシングに全てを懸けてきたあなたにとってこれがどれほど辛かったか。
この頃のあなたを見て読者はみんな涙しました…

しかしあなたは、やはり諦めませんでしたね…

●新たなライバルとの出会いでトラウマを克服するジョーへ
テレビからも、周りからも、丹下段平からも、もうボクシングを辞めろと言われながらも、あなたは諦めませんでしたね。
テレビに出る有名人でありながら、何とか現状を克服するために、アマチュアボクシングのドサ回りに参加したり、とにかく必死な姿勢を読者は心配しながら見ていました。
そしてとうとう、新たなライバルと出会い、トラウマを克服しましたね。
相当の月日が経っていましたが、
トラウマを克服したときのジョーの嬉しそうな顔と、隣で嬉しくて泣いてる丹下段平のシーンが大好きです。

●頑張れば頑張るほど孤独になるジョーへ
現実世界で自分も実感しましたが、頑張れば頑張るほど孤独になりますね。
平凡な幸せとはかけ離れていき、周りには見捨てられ。。
自分はそんな時にあしたのジョーに出会い、そこからファンになりました。
ジョーは覚えてますか?
ある日ヒロインの女の子に
『矢吹くんは寂しくないの?同じ年頃の若者が、街や海や山で青春を謳歌してるのに、矢吹くんは毎日ボクシングばかり…食べたい物も食べずに…青春と呼ぶには暗すぎるわ…』
と言われたのを。
ジョーは凄く寂しそうな顔でそれを聞いて
『自分のせいでボクシングをやめた選手達のために辞めるわけにはいかない』と答え
『それにボクシングが好きなんだ』と熱い気持ちを伝えましたね。
それを聞いたヒロインは
『わたし、付いていけそうにない…』と言い
ジョーにバレないようにこっそり帰ってしまい…
フッと振り返ると誰もいず一人ぼっちになっていたときのジョーの気持ちを考えると…

しかしあのシーンは、あしたのジョーの全てを現すシーンと言われていて、たくさんの読者に勇気を与えたと思います。
自分も周りが遊んでいるときに、ひたすら頑張っていたので、このシーンに物凄く共感しました。
自分だけじゃない、ジョーもなんだ…と。

●だんだん優しくなっていくジョーへ
昔は荒くれ者で気軽には話し掛けられないほど尖っていましたが、だんだん優しくなっていきましたね。
孤独でありながら、人には優しく…これもあしたのジョーから学んだ大切なことです。
さっき話したジョーを見捨てたヒロインが他の男と結婚したときも
『いい旦那じゃないか』『幸せになってくれよ』と言ったの、何ともジョーらしかったです。

●友達想いのジョーへ
不器用なため人にバレないようにでしたが、ジョーは友達想いでしたね。入院した友達や、道を外れた友達を最初に心配し、最後まで見捨てなかったのもジョーでした。
ボクシングを続ける理由も、友えの想いが強かったですね。

●今度は成長期に減量と戦うジョーへ
人を殴れないトラウマを克服した後は、減量との戦いでしたね。
年齢のないジョーですが、ここへ来て成長期…
それでも今の階級にこだわり続けましたね。
段平に理由を聞かれると
『今までのライバル、友人、そして力石徹が地獄の減量をしてまで降りてきてくれたこの階級。自分だけサヨナラできるかよ』と言いました。
友人への想い、本当に大切にしますね。
そしてテレビでは流せないほどボロボロ、ガリガリになりながら、本当に減量を克服してしまいましたね。
やはり諦めない男…減量との戦いも、読者は何度も泣かされました。

●唯一の息抜きをするジョーへ
ジョーはボクシング以外のことに全く興味がなく、有名になっても飲み会など行くことなく、お金も全部段平に任せて自分は全然持ってませんでしたね。
そんな中、唯一ジョーが楽しそうな顔をするのが近所の子供達と遊んでる時…

これも凄く共感しました。
本気で頑張ってると、同世代と話が合わなくなっていって、子供と公園で遊んだり、一人でいる方が楽しくなってくるんですよね。
普段ずっと何かと戦ってるジョーの唯一の息抜きが、子供と遊ぶことなのも、読者は大好きでした。

●女に媚びないジョーへ
ジョーはずっと女に媚びなかったですね。
それでも女子の登場人物は最後はみんなジョーを好きになってましたね。
媚びると優しいは違うんですよね。

●廃人になると分かっていてボクシングを続けるジョーへ
ボクシングで脳へのダメージが溜まっていくと、廃人のようになってしまうようですが…
ジョーは自分でその症状が出始めてると知りながら、周りに隠してボクシングを続けましたね…
真っ白に燃え尽きるために…
自分の手であやめてしまった親友、力石徹の義理のために…

●廃人になる運命を知ってても粋で優しいジョーへ
廃人になるギリギリの状態ながらも、それを周りに隠し、世界チャンピオンとの試合に臨むジョー…
その試合前の待合室に、第二のヒロインの絶世の美女が入ってきて愛の告白をします。
実はこのヒロインだけはジョーの症状を知っていて
『あなたのことが好きだから、廃人になると分かっているこの試合を中止して欲しい』と言います。
しかしジョーの答えは…
『リングには世界一の男が俺を待ってる。だから、行かなきゃ。』
やはり女にはなびかないジョー。
そしてたまたま待合室の前を通った丹下段平に
『中に誰かいるのか?』と聞かれ
『いいや、誰もいないよ。』と答えます。
さすがジョー…
粋です。自分は廃人になると分かっていても、最後まで優しい男。
情けない男ならすぐに
『俺告白されちゃったよ~グヘヘー』と自慢しそうな所です。
ジョーはこうやって人を傷付けないようにしながら、人として、男としての幸せを断り続けて、最後まで戦い続けましたね。


『ボクサーとしての幸せ』のために
『人としての幸せ』を一度も経験せず、
選ばす、はねのけ、燃え尽きていったジョーへ…
この漫画のテーマ
『燃え尽きる』
ジョー、本当に
ボクサーとしての幸せを選び続け、
人として、男としての幸せは一度も味合わず燃え尽きていきましたね。
自分も芸人をやっていますが、仕事のために色々な物を失い、我慢してきました。
なぜかと聞かれたら、やっぱジョーが言ってた
『お笑いが好きだから』に尽きますね。

しかし芸人を目指して家を出て、
実際芸人になって、
あしたのジョーがなかったら、途中で折れてたかも知れません。
一番辛かったであろう時期をジョーと共に過ごしたので、あしたのジョーを見るとその頃を思い出します。

そして

ジョーのラストシーンを見ると、
『ジョー…一度も人としての幸せを経験せず、燃え尽きちゃった…』と思って泣けてきます。

しかし燃え尽きても
ジョーのスピリットは永遠に心の中にあります。

SOUL OF JOE!!

リッチドッグ 宮本

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