あたかみちこ

エッセイと詩を書いています。 amebloで毎日更新しているものを貼りつけています!

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セキセイインコのピコちゃんは、コーンスープの匂いがした。 撫でるだけでは飽き足らなくて、よく口の中に入れた。 食べちゃいたいほど可愛いってこういうことね! 東京の祖母は、明治生まれで、厳しくていつも漢方の匂いがした。 祖母のお気に入りは近所にあった、とげぬき地蔵。おばあちゃんの原宿。 4のつく日は縁日。 ピコと一緒にミコちゃんも付き合う。 祖母はいつも着物だったから、襟元にピコを入れて欲しいとお願いしてみても聞いてくれなかった。意地悪。 「倫子」という名前は祖母が付けた

    • エッセイスト

      「もう5時でしょ!」時計を見たら4時を回ったところだったので、得した気分。 しとしと雨を聞きながら寝っ転がっていると、知らぬ間に時間が過ぎてしまう。 夏が好きなのでただでさえ高いテンションが、ますます上がるって自分で分かるようになったので気をつけている。だから今日みたいな冷んやりした日はありがたい。 2年前「わたしモノ書きになる!」って突然言い出して頭がおかしくなった時も夏。あの夏は激しくて、周りの人達に迷惑かけた。 あの時、応援派と否定派2つに分かれて、今思えば否定され

      • 愛の定義

        わたしはおばちゃんなのだけど、おばちゃんな自分が好きで、なのでよく「もうおばちゃんだから」って言うことが多い。すると「おばちゃんじゃないよ」って優しい人は言ってくれるけど、自分を卑下してるわけじゃなく、本当におばちゃんだからおばちゃんでいいなって。若いお姉ちゃん時代よりも今の方が気持ちが楽だなってよく思う。 今朝も愛の定義について思い巡らしていて、信じることも愛なんだな〜とか、こんな時代だけど、愛は絶えないってことは愛だけは絶対残るんだな〜とか、だけど若い頃は愛って分からな

        • おかん

          梅雨が明けて、空もサッパリ、わたしもサッパリしに外に出掛けて行きたかったのに不本意なことで家に居なくちゃいけなくなった。なのでプンスカしながら先日貸してもらった本を読んだ。 リリーフランキーの「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」 何故か自分の中でお笑いタレントの又吉の本と変換されていて、出だしの文章から引き込まれながら「又吉、お笑い芸人なのに凄いな〜」って。 途中で、ようやくリリーフランキーだったと気づいたのだけど、子供の気持ちが良く分かる人だなって。辛い時に流す子

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        • エッセイ
          174本
        • 101本
        • 自分のこと
          7本
        • 息子のこと
          4本
        • 友達のこと
          5本

        記事

          エッセイスト

          「エッセイストになるなら呟きみたいなのではダメ、起承転結がないと」って友達に言われて、更に「作家や脚本家紹介しようか?」って言ってもらったのだけど、なんか違うなって。 きちんと学んだことがあるわけじゃなくて、ただ毎日ブログを書いているだけなので、本当になりたかったら今のままでは無理って承知している。 だけど、友達からの言葉で、わたしはどうしたいのかなって考えるきっかけに。 肩書きとか栄光が欲しいのではなくて、ただ死ぬ前にエッセイストになっていたら、書いたものが自分がいなく

          エッセイスト

          漬物

          この前、折角作った糠床を処分した。なんでかっていうと単純に美味しくならないから。「糠味噌臭い」なんて言葉があるくらい糠って臭い。糠床をいつも混ぜながら「やだな、臭いな」って。 昨日お邪魔した、世界で1つだけのサフォークカツを提供してくださるお店の方に「漬物は思いですよ、思いで美味しくなるんです」って教えてもらって、なるほどって。 だから「臭いから嫌だな」と思いながら混ぜていた糠床美味しくならなかったんだ。 逆にいろんな人から美味しいって言ってもらえる漬物は、確かに思いを込

          引き寄せ

          藤井風の「特にない」という曲の歌詞が好きで、「うんうんうんうん、わたしそう!」って聴きながらいつも共感してる。 「特にない、渇きなどない、わたし満たされてる」で終わるのだけど、最近いつもそんな気持ち。 先日貸してもらった本「ザ・シークレット」 何でもかんでも、願うこと、信じること、受け取ること。宇宙に願う、叶うって信じる、感謝して受け取る。すでに満たされているってイメージ。 いつも思うのは、イメージは自由で無料で誰にも迷惑かからない。 だけど、まだまだイメージ足りてないの

          スムージー

          人って、見て感じると心を動かされるって話を聞いた。自分に置き換えてみると本当そうだなって。 強制されて何か始めたとしても自分の心が伴っていなければ楽しめないから続かない。そして同じ目的を持っているお手本のような人達がいると励まされて一緒に頑張ろうって思える。 スムージー生活を始めてまだたった4カ月。たったって思うのは、もう数年も数十年も毎日続けている元気な人達がいるから。 だけどたった数カ月続けているわたしを見て、ここ数日、色んな人から「スムージー飲んでみようかな」とか「レ

          楽しいは自分で造れる

          しとしと雨が降っていて、電気を点けないと薄暗い正午前。息子達は元気かな、まだ寝てるんだろうな、なんてふと思う。 若い人達の間で、自作のラインスタンプが流行っているらしく、先日次男から犬の写真を使った雑なスタンプがきたので笑ってしまった。 みんなそれぞれ別の住処で自分の人生を送っている。とにかくいつも元気でいてくれたらいいなって思う。 わたしはというと、普段何をするにも楽しもうって意識して生活している。例えば今目を上げたら天井に蜘蛛がいる。後で捕まえて、犬に見せたらきっと食べ

          楽しいは自分で造れる

          目に見えない世界

          何見てるの? あれ?真っ白だよ 見えないの? 僕には見える 今見えている世界は世界そのものじゃないんだよ どういうこと? 全ては量子でできていて 目に見える色も形も 人間さえも全ては量子 え?人間も? そう 大事なことは ボーっとしてると量子はちゃんと動かない 難しいね 簡単に言うと 出来るって信じて行動したことは 量子がきちんと動くから 信じたことが現実になっていく 目に見えないのに? そう 目に見える良いことも悪いことも 自分の意識が作ってる 量子は意識する

          目に見えない世界

          考えるな、感じろ

          考えるな、感じろ 考えても考えても 答えのでないこと じゃあどうするの 答えがないんだから 感じたままに 凄いなって感じたこと いいなって感じたこと そう動かされたこと 理屈じゃなくて ただ感じたこと 例えば もうちょっと痩せよう そう感じたら 筋トレするもんね

          考えるな、感じろ

          豆腐

          こんにちは豆腐です わたしも豆腐です いつ大豆から? 45年前です わたしは52年になります 本当は絹ごし豆腐になりたかったんですけど 木綿豆腐になりました えー わたしは胡麻豆腐なんです この前高野豆腐さんに会いましたよ 相変わらず高野豆腐な感じでした 麻婆豆腐さんは人気者ですよね 玉子豆腐さんぷるぷるしてて可愛いし そういえば最近湯豆腐さん見ないけど元気かな あー 暖かくなってきましたもんね 焼き豆腐さん もうすぐすき焼きに行くって聞きました へー きっと喜ば

          名刺

          新しい名刺 社名もない 肩書きもない わたしはわたし 自由 みんな平等 みんなで作ろう 横のつながり みんなで楽しもう この先も 松下完之助さん 松本の天才画家 お任せしたら わたしの好きなピンク わたしの好きな鳥 フラミンゴは幸運の鳥 未来を見ている女の子 わたしって幸運 幸せを運びたい

          たまみ農園

          約束の時間に、たまみ農園に到着すると、いつものようにたまみちゃんが畑の中で作業している。「キャベツ食べるー?」って元気に声をかけてくれた。平年だと1か月後だという春キャベツが、暖かいのでもう収穫できるんだそう。嬉しい。 大根抜いてみてって言われて初めて土から引っこ抜く。大根って地中に向かって生えているのかと思いきや、土の中に横たわっているのにびっくり。 無農薬なので、おかしな形のもあったりして面白い。「冬菜食べる?」って聞かれて「冬菜って?」 冬菜って野沢菜の親戚なんだそう

          お祝い

          すっかり春めいてきて、パン屋さんに注ぐ日差しも暖かい。賑わっている店内を、犬のショコラが走り回っている。開放感のある居心地の良い空間。 「ブログが1000回になったらお祝いしよう」パン屋さんのひとみちゃんが前々から言ってくれていた。「賑やかなのがいい?それともこじんまり?」と聞いてくれたので、「ブログを欠かさず読んでくれているまゆみちゃんとこじんまりがいいな」って。 ひとみちゃんのお料理のフルコース。ケーキまで注文してくれていた。まゆみちゃんからは、素敵な花束。「ピンクが

          相手の立場

          「人の気持ちが分かってない」とか「もっと相手の立場に立って」と言われてきて、どうしても意味が分からなくて悩んできたのだけど、急に謎が解けた。 息子が高校生の時、友達がしょっちゅう泊まりに来ていた。いつもわたしが布団の上げ下ろしをしていたのだけど、ある日息子に布団を押し入れにしまうように言うと、それができない。「えっ?敷布団は下で掛け布団は上でしょ?なんでそんなことも分からないの?」って呆れて言うと、「本当に分からないんだよ」って。 確かにずっとベッドの生活で、布団で寝るとし