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漬物

この前、折角作った糠床を処分した。なんでかっていうと単純に美味しくならないから。「糠味噌臭い」なんて言葉があるくらい糠って臭い。糠床をいつも混ぜながら「やだな、臭いな」って。

昨日お邪魔した、世界で1つだけのサフォークカツを提供してくださるお店の方に「漬物は思いですよ、思いで美味しくなるんです」って教えてもらって、なるほどって。
だから「臭いから嫌だな」と思いながら混ぜていた糠床美味しくならなかったんだ。

逆にいろんな人から美味しいって言ってもらえる漬物は、確かに思いを込めている。やっぱりイライラしながら作る漬物って美味しくならないんだそう。
以前から料理ってそうだなって気がついていて、なので漬物つけるときは意識して、穏やかな気持ちで、野菜を切ったり漬けたり。例えば、いただいた野菜だと特にありがたいので美味しく漬けたいって思いも強くなる。新鮮だとウキウキするし、野菜って綺麗な色だな、みんなに美味しく食べてもらいたいなって気持ちが強まる。
面白いのは、漬けている場所の「菌」によっても味の左右ってあるらしい。今度もっと詳しく話を聞きたいな。

今日は何を漬けようって野菜を見て回ったのだけど、面白い旬の野菜を見つけた。今だけの安曇野産「ニンニクの茎」ニンニクの茎って中華料理のイメージだけど、細かく切って漬けてみた。真っ直ぐじゃないので切るのが大変でクラクラしたけどニラ醤油みたいに美味しく食べられるはず。

埼玉の弟から、「姉ちゃん漬物送って」って催促されているのでネタでこれも送ってみよう。だってずっと健康でいて欲しいから。


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