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路地とお店と板チョコと

パリの街を歩いていると、いたる所に、僕が気になる素敵なお店がたくさんありました。

昨日ご紹介したカフェもそうなんですが、とりわけ僕が好きだったのは、路地裏にある小さなお店です。

決して華やかではなく、煌びやかでもないけれど、裏通りでひっそりと独自の魅力を放つ、小粋で可愛いお店です。

そんなお店を見つけると、僕は思わず立ち止まり、恋する乙女さながらに、じっと見つめて、シャッターを押すわけですが、

このお店を見つけた時も、僕は思わず立ち止まり、乙女のような眼差しで、食い入るように眺めつつ、カメラのシャッターを押しました。

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とか言いながら、実際は、四十過ぎのおじさんが、お店の前をうろつきながら、不審者のような眼差しで、シャッターを押すわけですが…。

そんなおじさんの中にも、うら若き可憐な乙女が棲んでいて、心の琴線をかき鳴らす、可愛いモノや美味しいモノを、探し求めているのです。

もちろん、それだけではなく、時を重ねたシャビーなモノや、時代を超えたレトロなモノや、エモーショナルでノスタルジックなモノたちを。

それはともかく、このお店は、何のお店なのでしょうか? 中の様子も気になりますが、それより僕が気になったのは、茶色いお店の外観です。

まるで、板チョコのようなお店のファサードが妙に気になり、それをじっと見ていたら、なんだか無性にチョコが食べたくなって来ました。

幸い僕の鞄の中には、チョコがちょこっとあったので、それをサッと取り出して、パクッと口に入れたのは、今更言うまでもありません。

なにしろ僕は、チョコがすこぶる好きでして、以前もnoteに、チョコに関する☟こんなイラストや文章を、書いたこともありました。

と言うわけで、今日も朝から、チョコの誘惑に負けそうですが、チョコの食べ過ぎにはくれぐれも、気をつけたいと思います。

板チョコのやうなお店が路地にありシャッターを押す乙女さながら  星川孝


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