夏木怜

夏木怜でなつきれん。 職業:限界大学生(読み方:じんせいのなつやすみ) 書くことと…

夏木怜

夏木怜でなつきれん。 職業:限界大学生(読み方:じんせいのなつやすみ) 書くことと喋ることが大好き。 大阪芸術大学短期大学部卒。 某女子大在学。 よく芝居を見ます。 たまに芝居を書きます。 極たまに芝居をやります。

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  • 観劇散文

    観劇後に感じたことを散文形式で書いています。あくまでも散文で、観劇レポートや劇評ではありません。※個人の感想です。

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  • 今日、僕はナゲットを食べる。

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萬腹企画「封印壊除」

楽しかった〜!!!!!!!!!!!! こういう気持ちで終われる自現場があんまりなくて。そもそも私、同じ作品を何度も何度も観るのが苦手で。でも、多ステガッツだから、って多ステして、時に全通して。界隈の特性上、肩身の狭い思いをしたり、嫌な思いをしたり、でも頑張ってる自分可愛さに、頑張ってしまう。 そんなオタク、な訳ですが。 そんなオタクな私が、大好きなはるなちゃんの為に頑張ろうと思った作品。 本当に予定が合わなくて、仕事の合間に観劇入れて、時間なくてそういう意味では限界だった

    • ボクジェネ「OVER SMILE」

      「気にしないで」 声は聞こえない。手が動く。演劇を見ているはずなのに、無音の中で物語が進んでいく。 今までたくさん舞台を見てきたけど、こんな舞台、初めて見た。 思えば幼い頃に観たミュージカルに、目の見えないウサギの女の子が、心優しいオオカミの男の子と友情を育む話があったなあ、と思う。捕食する側とされる側のオオカミとウサギは、普通の状態では仲良くなれない。でも、目の見えないウサギにそれは関係ない。優しい声と言葉、行動に惹かれていく。人は見た目で判断してはいけない。そういう教

      • T-geneStage「コトの葉」

        人は、忘れる生き物。 私自身はどうかというと、人よりちょっとだけ記憶力が良いという自信はあれど、興味のある勉強以外にはあんまり適用されない感じがある、中途半端な感じ、な気がする。 ま、興味のあることに脳みそのリソース割けるのはいい事だなーと思うことにして。 コトの葉、でした。 11日間、18公演、休演日なし、ぶっ通し。 なんかもう、私多分キャストと比べても、客の年齢層の中でも、かなり若い方に入ると思うんですけど、死ぬかと思いました。 何回も何回もめげたし、しょげたし、心

        • 404 NOT FOUND

          どこにいても、何をしてても、どんな選択をしても、私は君の味方だよ。 おたくって、推しにそんな感情を抱いている、気がする。少なくとも私は、割とそんな感じではある。元推しどうなんだと言われると揺らぎますけど。あれはさー、仕方ないんだよー、苦手なんだもん。 とある日の夜、おたく友達と駅で話をしていて(3時間くらい)ふと、自分のインスタのプロフにリンクを貼ってる某推しくんの事務所サイトを開いたところ、404 NOT FOUNDでした。 ってところから物語が始まりまして。 私そ

        萬腹企画「封印壊除」

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        記事

          SAB-on「権乱業火-火に咲く花-」

          2023年も終わりますね。毎年恒例「うわーーー今年まじでなんもしなかったわーーー」の季節になりました。最早毎年恒例なら、それでいいのでは?大人になってから、何かを成し遂げる、というのは難しいししんどいものなんだな、という悲しき気づきを持ちつつ、年末。 今年最後の芝居自現場でした。9月にお世話になった畑中さんの所にまたお世話になりまして。 ここのカンパニーはいつも楽しく観劇させてくれるので好きです。駅で拾った落し物届けたら、ちゃんと落とした方にお渡ししてくれたみたいだし。その

          SAB-on「権乱業火-火に咲く花-」

          シタチノ「タンピングランマー」

          楽しかったな〜!!! そう思える公演期間がかなり久しぶりだったので、単純なまでにそう思う。だって、楽しかったから。ほんと、楽しかった。それ以外の感想が正直あんまり浮かばない。でも、それっていい事だと思うんだ〜。だって、楽しくなかったら楽しかった!!!ってならないもん。 前説のように、開演10分前に、俳優養成所のスタッフ役の役者から、諸注意も兼ねた世界観説明のような、なんというか、なんとも言えない、導入が入る。この時点でもう、楽しい。めっちゃ掴まれた。開演5分前くらいに、物

          シタチノ「タンピングランマー」

          出会い

          いい推しの日だそうです。去年より今年の方がいい推しの日話題多い気がしてる。休みだからかな。AGFだから?楽しそうでしたね!!!(両日仕事のサービス業) なんか、個人的にこの時期って、四○大塚の全国統一小学生テストなんですよね。毎年隣の駅の小さい塾行って受けて、毎年勧誘受けて、毎年ガン無視するっていう。いや、ね、普通に別の塾行ってたし。でも私ああいうオープンテストほんとに苦手で、普段の塾の模試で偏差値65くらい取れるのに、首都○模試で55とか取ってビビられるタイプ。首都模試っ

          トキ×私オム「回路」

          芝居を見て、こんなにも、"気持ち悪い"と思うことが今までもこの先も、もう多分ないだろうというくらい、気持ち悪かった。 初日、初見、何気なーく見ていて、あー、楽しかった!面白かった!で終わった作品、2日目、2回目、途中からあまりにも気持ち悪くて、直視したくなくて、手遊びし始めたくらい気持ち悪くて。 芝居見ててこんな風に思ったの多分初めてで、どう消化していいか分かんなくて、とりあえず食うしかねえと思って終演後焼肉を喰らいました。 どう消化したらいいのか本当に難しいんだけど、

          トキ×私オム「回路」

          T-geneStage「消された声」

          ミステリ1人で見続けるのってほんとにほんとにしんどい!!! 真っ先に素直な感想を述べるとほんとにほんとにこんな感じでして。 いやまさか、図師さんが、リキトさんが、真犯人だと思わないじゃないですか。 田中彪から図師光博への特大ラブレターを見せられてる気分でしたね。 これはもう、多分、T-geneを、田中と図師を、知らない人に言っても伝わらないエモさだと思うんですけども。ああ、本当に信頼していて大好きだからこその配役だなあと。 初日のあの、劇場全体の「お前かあ!!!」な空気感

          T-geneStage「消された声」

          SAB-on「あゝ青春の血は燃ゆる」

          血は燃ゆ、完! 久々に全通🙆‍♀️5回特典、8回特典、どっちも嬉しかった☺️あがさんがもっともーっと大好きになった公演期間でした❣️ 作品の感想から。 甘酸っぱくて、ほろ苦くて、きゅんきゅんで懐かしい、高校生の頃がなんだか懐かしくなる、そんな作品で、毎日学校にというか、部活にだけいってるみたいな、なんかそんな感じ。私自身は通いの高校には行ってないので、こんな感じだったのかな〜とか、なんとか。通いだった中学の頃を思い出してわくわくしたり、なんだり。ま、そもそも女子校だったか

          SAB-on「あゝ青春の血は燃ゆる」

          ずっと待ちます! そう君は言ってくれたけど、ずっと、なんて私たちにはなくて。またね、なんてもう私たちにはなくて。 勝手にキレて勝手に泣いて勝手に怒って勝手に消えて、本当に自分勝手だなあと思う。 君と私の間にあったのはただの虚構で、幻で、嘘だけで出来たもので、真実なんてそこには存在してなくて、でも私はちゃんとそれを楽しいと思ってたし、君が作ってくれた時間も思い出も、全部全部幸せだったよ。 ひとつズレてたら出会わなかった君という存在が、私の人生を彩ってくれた期間、本当に幸

          ネモフィラーあなたを許すー

          新しい人生を歩み出した貴方へ 大好きでした。 出会ったのはもう6年以上前になります。 貴方の芝居が大好きです。年に見合わぬおふざけが大好きなところが大好きです。そもそも顔がドタイプです。あなたの事が、狂おしいくらい大好きです。今でも。 けど、そんな貴方の1つの決断を私は許せませんでした。 他のオタクはきっと、手紙の宛先が変わっただけ。本人の本質は変わらない。そう思って前向きに捉えてる。私はそう捉えられなかった、ただそれだけ。 でもそれが、キツくて、しんどくて、悔しく

          ネモフィラーあなたを許すー

          莇ー報復ー

          すっかり花言葉創作にハマったので、花の知識のない私は友達から花の名前の羅列を貰って、その中で何となく、お、と思ったのが莇。アザミ、と読むらしい。 トゲのあるその花に付けられた花言葉の中で異彩を放っていたのが、報復。 花に、報復。どんな恨み……?と思って調べてみたら、歴史の中でノルウェー軍に侵略されていたスコットランドがアザミのトゲのおかげで助かった、という話があって、それがあってからスコットランドの国花はアザミなんだよ、ということらしい。 報復、要するに、目には目を歯には

          莇ー報復ー

          アネモネー君を愛すー

          アネモネ第2弾です。今回はアネモネの赤。 小説のような、なにかです。 僕は、君を愛している。 そんな恥ずかしい事を君に言えたなら。そう考えるけれど、僕にはそんな勇気はない。所詮僕は、普通の男で、君は高嶺の花。釣り合いっこない。 君からしたら、僕なんか、よくあるただの風景でしかないんだろう。 それでも君が、その大きな瞳を僕に向けてくれるその一瞬が、僕にとっての幸福そのものなんだ。 「おはよう!」 「……おはよう」 僕と君が交わす会話なんて、こんなものだ。会話、と言え

          アネモネー君を愛すー

          アネモネーあなたを信じて待つー

          花で本が書きたくて、それなら私自身をイメージする花で書きたくて、何っぽい?っていうダルい質問を投げた時に、アネモネって言ってくれた子がいたからアネモネの花言葉調べたら、これが出てきたので今から、何故かエッセイを書きます。 あなたを信じて待つ。 ……走れメロス? ということで、太宰。純文学は苦手です。でも、走れメロスは、なんかわりと好き。あと、これ、太宰が本当にやったのを題材にしてる、っていうのも面白くて好き。太宰本人は走らなかったっていうのも込みで面白い。 太宰治、っ

          アネモネーあなたを信じて待つー

          王子様

          いつだってきっと王子様を求めてる。 友達に、この曲の歌詞良くない?泣いちゃう〜!と言ったら、「私とお前は好きな男像違うから私には響かない」と言われた。 いや、たしかに。その子は武士、兵士、騎士、戦士、まあなんか、そんな男が好きらしい。そんな男は今世の日本にはいない。 とはいえ私の、王子様、も今世の日本にはいない。いてたまるか、王子様なんて。 いるわけもない、架空の王子様を夢見て、今日も変わらぬ日常を過ごす。 恥ずかしがりで天邪鬼で、花粉シーズン到来すると薬なしじゃ出