アネモネー君を愛すー
アネモネ第2弾です。今回はアネモネの赤。
小説のような、なにかです。
僕は、君を愛している。
そんな恥ずかしい事を君に言えたなら。そう考えるけれど、僕にはそんな勇気はない。所詮僕は、普通の男で、君は高嶺の花。釣り合いっこない。
君からしたら、僕なんか、よくあるただの風景でしかないんだろう。
それでも君が、その大きな瞳を僕に向けてくれるその一瞬が、僕にとっての幸福そのものなんだ。
「おはよう!」
「……おはよう」
僕と君が交わす会話なんて、こんなものだ。会話、と言えるほど話したこともない。でも僕は、君を愛している。君のその屈託のない笑顔を守りたいと思ってしまう。
君は、よく笑う。零れ落ちそうなほど大きな瞳をくしゃっとさせて見せるその笑顔が、僕に向いてくれたらどんなに幸せだろう。
僕のためだけに笑ってくれたなら、と、そんなことを考えても叶わないことは僕が1番よく分かっている。
僕はおかしいんじゃないか、と思う。
でも、僕が君のことを愛してしまったのだから、仕方のないことだと、そう、思い込んでいる。
僕は、君を愛しています。
オチが見つからなかったのと、見切り発車なのと、そもそもあんまり小説を書くのが得意じゃないのと、色々あるけど満足しました。
アネモネ、終わりかな。次は何の花で書こうかな。
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