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シイラの旨しお シチリアの潮風香るミネラルたっぷり白ワイン

フィシュルに注文しているお魚の冷凍ミールパック。毎月6種が届く。

今回は生食用のしいらの旨しおを流水で10分ほど解凍してお皿に。

明石焼きの浸け出汁に買った三つ葉が残っていたので散らしてみる。

シイラは世界中の暖かい海域にいる大型魚。多くの国で食用とされる。ハワイではマヒマヒと呼ばれ、タコスなどでも楽しまれる。日本では古くから夏の魚の代表で、日本海でとれたシイラが防腐処理をされて長野、広島、岡山などの山岳地帯にまで送られていた。いまでは値段も安く手軽な魚で、切り身でスーパーに並ぶ。新潟、山形などでは刺身などで珍重される。一方、関東ではあまり食べられていないようだ。

さて、シイラの旨しおに箸を付ける。どこか魚類とは異なるような、野性味のある脂の質。その脂が身全体にまったりと馴染んでいる。磯の香りも強め。強めの塩麹の風味で味付けされていて、魚臭さは感じない。厚めの身だが塩が効いていて、且つ冷凍されていたからか、すんなり噛み切れる柔らかさ。酒が進む味付け!

ロワールのスパークリングワイン(シュナン・ブラン品種)、イタリア シチリア島の白ワイン(グリッロ品種)に合わせてみた。

先ずはロワールのスパークリングワインに。

モンムソー, クレマン・ド・ロワール, フランス, 1,485円(OKストア)
Monmousseau, Cremant de loire, France

ワインについては先日のNoteに。香りにはフレッシュなグレープフルーツ、ほんのりレモンの正統派。酸味も強くキレがあり、余韻にはビターなタッチが混じりミネラル感たっぷり。OKストアで見つけたコスパ抜群スパークリング!!!
シイラの旨しおにワインを合わせる。シイラの贅沢な脂の余韻を、ワインの泡と酸味がシャープに引き締める。相性: ★★★☆☆

続いてシチリア島の白ワインに。

クズマーノ, シャマリス, イタリア, シチリア, 2021, 12.5%, 1,650円

Cusumano, Shamaris, Sicilia, Italy
ワインについては先日のNoteに。「シャマリス」は“輝く海”を意味。シチリア西部パレルモ県の標高400mに広がる畑に植えられたグリッロ種から造られる。香りには洋梨、貝殻を嗅いだような潮の香りをほのかに。果実味はでしゃばらず穏やか、ミネラル感豊かでニュアンスに富む。圧倒的コスパ。ありがとうシチリア。トスカニーで購入。
シイラの旨しおに。シイラの野性味ある脂に寄り添うワインのミネラル。このワインは塩のミネラルとの相性抜群。

開栓後数日経過しワインからほんのりと香るトロピカルなニュアンスも、シイラの脂にぶつからず調和、余韻がさらに楽しくなる。相性: ★★★★☆


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