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鯖干しのオーブングリル シチリアの海の恵みたっぷりの白ワイン

最近、〆鯖、サバの竜田揚げが食卓に上ったが、今回は鯖干しのオーブングリル。サバの登場頻度が上がっている。

人参、じゃがいもを付け合わせに

こちらのシチリア島の塩を仕上げに振った。粗めの塩で、ちょっとつまんで舐めてみると身体に海のミネラルが染み込むよう。焼き魚にアクセントのある塩気が欲しいときにちょうど良い。ワインを買うついでにトスカニーで購入。

干されたサバの身はギュッと詰まって、味わいも濃厚に。カツオ節とまではいかないが、干して水分が飛び、どこか樹木のようなニュアンスも入り風味は複雑に。それでいてやっぱりサバ。青魚特有の力強い磯の香りは健在。

以前、バーベキューで鯖の緑茶干しを焼いたが、スペインでシェリー用のブドウを遅摘みしたコクのあるワインとの相性が良かった。

今回はシチリアの白ワイン(グリッロ品種)に合わせてみる。シチリアの塩にシチリアのワイン。同郷どうしできっと繋がってくれるはず。

クズマーノ, シャマリス, イタリア, シチリア, 2021, 12.5%, 1,650円
Cusumano, Shamaris, Sicilia, Italy

ワインについては先日のNoteに。「シャマリス」は“輝く海”を意味。シチリア西部パレルモ県の標高400mに広がる畑に植えられたグリッロ種から造られる。香りには洋梨、貝殻を嗅いだような潮の香りをほのかに。果実味はでしゃばらず穏やか、ミネラル感豊かでニュアンスに富む。圧倒的コスパ。ありがとうシチリア。トスカニーで購入。

鯖干しのオーブングリルにワインを合わせる。鯖にシチリアの塩を多めに振ると、塩のミネラルが鯖の風味に活力を与え、ワインのほろ苦いミネラルとの繋がりも一気に高まる。脂が強く癖の強い部分より、脂が軽めの部分との相性が特筆。海の恵みの魚と塩に、シチリア島のワイン。鯖という少々クセの強い食材でも極上のペアリングを見せてくれた。相性: ★★★★☆

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