見出し画像

経営者と従業員。それぞれの幸せとは何でしょうか。

人事コンサルタントでクライアントの会社にて面談しています。

経営者は従業員のこと真剣に考えています。

しかしその想いが中々伝わっていない現状があります。

最近気になるのが、会社として福利厚生を充実することが従業員の幸せと考えている傾向にあります。
また従業員の方も有給休暇、育児休養、ボーナス等、福利厚生の充実を訴えてきます。

お互い相思相愛のように思えますが、では従業員の方々は会社の為に一生懸命働いてくれているのかといえば温度差があり、必ずではないです。

●社員(従業員)の幸せはなんですか?

ある社労士さんが言っていました。

ほんとに福利厚生をきちんとやったら年間の3分の1が休日になります。それで会社の運営と利益が確保できればいいのですが、利益率が生業によって様々なので、必ずできる企業は少ないです。

いつの間にか会社はお客様の為ではなく、従業員の為の方向になってしまい、良い方向に向かえばいいのですが、会社の体力を奪う方向に動いています。

改めて「従業員の幸せ」とは何ですか。

その時に疑問に思うのが「経営者の幸せ」とは何ですか。

身を削って経営されている方々がコロナ禍で増えました。
そして今も物価高騰、インフレ、ドル高円安で苦労しています。
今までは右肩あがりの経営が良しとされてきました。

今はコロナ鍋前の売上に戻すことができる企業は3社の内1社と言われています。
コロナ禍前と一緒のことやっていれば潰れていきます。

そんな過酷な状況の中で福利厚生の充実することが今の経営にとって大事なことなのでしょうか。
経営者が身を削ってまで守ることか疑問に思います。

●経営者は孤独です。

別の記事にて時代は変わり、「個」の時代に変化していること述べました。

経営者も「個」です。

経営者の方も自分の幸せを考えた方がいいのではないでしょうか。
自分の幸せなくして人の幸せはありません。
自分の幸せを本気で考えられる人のところで働く従業員の方は幸せではないでしょうか。

幸せをの在り方は100人いたら100通りあります。
幸せの価値観を共有できる集団が幸せの集団です。
福利厚生の充実は結果できたらと思いますが、そこに会社が存続してなければ意味がありません。

経営者が身を削りながら経営をしているのに自分達の要求を通すことが果たして幸せなのでしょうか。

他人の犠牲の上にたつ幸せは幸せではないです。

お互いに幸せな状態でいることが幸せです。
そう考えた時、幸せに対する価値観をそれぞれがもっていることが必要です。
今までは会社の規模ばかりを気にしていたと思います。

大企業=安全 安心=幸せ

いかがでしょうか。

ここに価値観に対する共感はありません。
目にみえるものに依存しています。

経営者(会社)として提供したい価値観
働く人として共感したい、手に入れたい価値観

それぞれの価値観がマッチすることがお互いにとっての幸せだと思います。

価値観ありきの会社になるので会社の在り方は様々になります。

経営者の数だけ価値観が生まれると思うので、どの価値観に共感できるか探すことがこれからの個人の幸せへの第一歩だと思います。

あなたの心に炎は灯りましたか。

下記から申し込みできます。↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?