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地域(地方移住)において失敗しない秘訣

自分自身が、まさか地方移住することになるとは夢にも思いませんでした。

それについての経緯は別のブログにて掲載しています。

もしかしたら皆様の中で移住された方、もしくはこれから移住される予定のある方いらっしゃると思います。

自分が苦労したことが参考になればいいと思います。

●移住して苦労したこと

鹿児島に移住して、独立し「お弁当屋さん」を始めましたが、当然従業員がいました。
東京にいた時も沢山の従業員と関わらさせて頂いてきたので、当初は問題ないかと思いました。

苦労したこと三つお伝えします。

① 同じ日本人なのにこうも価値観が違うの

言葉のイントネーションの違いは当然ありました。
言葉が通じる、通じないはたいして問題なかったと思います。
時間に対しての概念に違いを感じました。
東京にいる時は常に追われているような生活をしていました。
実際深夜近くになっても電車は満員であるため、常に競争の世界にいたと思います。
しかし地域においては何時間も働くという概念はあまりなく、家庭での時間を過ごすことに重きをおかれていました。
週末は出かけるのが当たり前で、のんびりとした雰囲気が流れています。
そこで自分みたいな人間がいたら受けいられないのは当然でした。

② 標準語は人との距離をあける

最初は気づきませんでしたが、いつの間にか上から目線の印象を与えていたようです。
すぐに外から来た人間と認識され、ある一定の距離をおかれます。
地域では同級生や先輩や後輩のつながりが強く、その中に入っていくことはなかなか至難の技でした。

③ 理解してもらうまで時間かかる

東京においては日々出会いがあるため、一定の距離まで簡単に踏み込めます。
しかし地域においてはなかなか最初踏み込めないのが現状です。
そのため踏み込むためにはそれなりの接触頻度をあげていくことが必要です。
ある一定ラインを踏み越えると絶対東京では味わえなかった強いつながりが生まれます。

●「郷に入っては郷に従え」

まさにこの言葉につきます。まずは相手の価値観をまるごと受け止めることです。
その途中で意見をいうことは否定されたという印象を与えてしまいます。
また人の噂も早いのでいらぬ情報が出廻ってしまい、余計に苦労することになります。
時間をかけて理解し、理解してもらうための手間を惜しまないことです。

店舗にて取り組んだこと

① 定期的に誕生会を開催

3月、8月、12月の年三回は必ず行いました。最初は「私が従業員に対して感謝を述べる場」として始めましたが、ある時従業員が誕生日の人に感謝の手紙を書いてきた時に「従業員が仲間に感謝を述べる場」に変わっていきました。
誕生日を迎えた人は全従業員から感謝の手紙をもらいます。人生で人からこんなに手紙をもらうことはないでしょう。

② 給料明細時に全従業員に「手紙」をわたす

店舗数が増えていくと当然一人一人の会話する時間は限られてきます。
そうすると自分が何を想っているか伝わらなくなっていきます。
そのために一人一人と向き合うために「手紙」を書くことにしました。
ちょっとした会話、他の従業員からの情報を拾い集めて、いつもみていることを伝えるために手紙を書いていました。
当然従業員のモチベーション維持になったと思います。

③ 組織化

上から物事をいっても伝わらないので、常に一人一人に役割を明確化していきました。
最初は店長、副店長から始まり、時間帯責任者、等、主婦から学生までいましたが、色々な責任者になってもらいました。
役割を作ることで目標を持つようになるので東京にいるとき以上に細かく役割分担し、意識の向上に努めました。

そのおかげ様でお店を運営することができ、3店舗まで広げることができました。

●地域での経験をブレンドする

今回は「地域移住」というテーマで話をさせて頂きましたが、全く知らない環境、人間関係に置かれた時の対処にも共通している部分あります。

様々な視点を活かすことでオリジナルを生み出す

実際東京での経験、地域での経験を自分流にブレンドしたと思います。

ふたつの良いところを活かした結果として自分の中でバランスがとれ、「自分らしさ」が活かし続けられるのではないかと思います。

あなたの心に炎は灯りましたか。

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