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アーティストからのメッセージ


 日々の生活の中に欠かせないものになっている音楽。

 以前はCDを買って音楽再生用のデバイスに曲を入れないと聴くことはできなかったが、最近はスマホで簡単に音楽を楽しむことができるようになっている。

 周りの人を見ていても、音楽を全く聞かないという人はほとんどいないように感じるし、もし音楽を聴かなかったとしても小説などの文学に浸っている人が多いと思う。

 最近ふと音楽を聴きながら気づいたことがある。

 好きでこれだけたくさんの時間、音楽を聴くことに使っているにも関わらず、その曲の歌詞を知らないことが多いということだ。

 自分がよく聞く楽曲でもカラオケに行って初めて歌詞を全部見たということも珍しくない。

 まぁ音楽の楽しみ方なんて人それぞれなのだから、わざわざ考えるほどのものでもないかもしれない。

 しかし、曲を音やリズムだけで楽しむというのは凄くもったいない気がするのだ。歌詞を一旦文字だけで読んでみると、結構面白い。

 歌詞のつけ方には何かしらのメッセージが込められている場合と、その楽曲のリズムに合わせて聞いていて気持ちよくなる言葉をチョイスしている場合の2パターンがある。

 特にラップなど、言葉の母音をそろえてリズム感を大切にする音楽は、歌詞のメッセージ性よりも音の響き重視になっていることはしばしばある。

  しかし、大抵の音楽ではメッセージが込められていたり、約5分という短い物語が曲の中で展開されていたりする。

  最近アーティストのこれまでの人生や曲作りの背景などに興味を持って調べてみることが多々あったのだけれど、歌詞の意味やそのアーティストの過去を知っているとより深くその楽曲を楽しむことができることに、大学生になって今更ながら気づいた。

 思い返せば、自分が何年経っても聞き続けている曲は、その歌詞の意味に共感したり、アーティストの人間性や過去に魅かれたり共感したりしたものばかりだ。

 せっかく好きで音楽を聴いていたのに、なんとなく聞いていたのがもったいない。少しそのアーティストについて5分調べてみるだけでこれから先聞く度の曲のイメージが変わってくるのだ。

 最近はどんな娯楽やサービスでもそうだが、「月に~円払えば聞き放題・見放題ですよ」といった形をとっているものが増えている。

  よく音楽や映像を楽しんでいる消費者からしたら嬉しいことこの上ないけれども、同時に文字通り「消費コンテンツ」化してしまっている感じがする。

 せっかく楽しむために聞くのだから、ただ何となく聞くのではなくもっと深く楽しみたい。

 表現を仕事にして毎日奮闘しているかっこいい人達の魂籠った作品だ。もっと深く味わっていこうと思っている。






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