なんで私、起業したんだっけ？
起業してえんだ！という記事を出して早いこともう半年が経とうとしています。
起業して速攻でウン百万円稼ぎましタァ！あなたにもこれができますよ！なんてことが言えれば少しはカッコつくのかもしれませんが、私の現在はそんなことなくてですね。
結婚、結婚、結婚、、、
起業！と言った割に結婚にとても悩んでいました。ブログもいくつか挙げています。
「この人でいいのか」って迷いはなかったんだけど、本当に自分が相手を信じられるのか、私は人間的に自立できているのだろうか？とずっと自問自答していました。
自立していないうちは相手にいろいろと求めがちだからです。気持ちは奪い合ってはいけない。
名前からお察しかもしれませんが、私はシングルマザーでして離婚経験があります。周りに離婚経験者はほとんどいません。シンママになってから同じ環境の方とたまたま出会えましたが、その方くらい。
その方はもう結婚はしないと言っていました。私にはその姿勢がなんだかカッコよく見えてしまって。自立しているなぁ、と。
かっこいいと思ったのはその人だけではありません。専業主婦で子に愛情いっぱいかけて育てている友人がいます。彼女には「家を守る」ことへの熱い想いがあります。
”自分の信じた道を突き進む”
たったこれだけのことが、
私には怖くて仕方がありません。
起業？結婚？自分が選んだのなら
どんな道でもいいじゃないか。
誰だってそう言うはず。よっぽどストレスが溜まってる人は「勝手なことするな！」なんて怒るかもしれませんが、そんなメンタル不健康な人は周りに置いていません。だって怖いんだもん。
そこで考えました。
「相手がいるのなら、息子が小さいうちに結婚してそこの信頼関係を築く努力をしよう。正直、経済的に助けてもらう部分があるし、少しの間は結婚に振り切った方がいいのかも。」
「離婚当初はお金がなくて、子どもも生まれたばかりで不安だったから起業を目指したけど、結婚するとなったら、もしかして会社員でいいのかな・・？」
減っていく貯金残高。
なかなか行動に移せない自分。
個人で仕事をするって、自分を管理するって、そんな面倒なことするくらいなら別に雇われてもいいのでは。
でも・・。”面倒なこと”を避けて、
自分の生き方に納得できるんだろうか？
ああもうめんどくさい？
そう、私めんどくさいんですよ。
自分でもすごく感じるんです。
めんどくさいって。
でもそれが自分で、自分のそういうところにも気がついちゃって、苦しくなってしまうんです。
そしてぐるぐるぐるぐる、1人で考え込むようになってしまって発信も配信もする気にならなくなってしまいました。
現実を逃避
逃げるように目に入ってきたゴールデンカムイの世界に入り込みました。
作中に出てくる月寒あんぱんという商品を買ったり、「私は北海道民だからアイヌが先祖かもしれない・・？」と妄想を馳せたのですが、そんなことをしても目の前の現実は変わらなくて。
違う、そうじゃない。こんなことをしている場合ではない。起業を目指した当初、お世話になったコーチに連絡することにします。
何のための起業なんでしたっけ？
「こんにちは！頑張れていません！」と伝えるとすぐ相談に乗ってくれました。さすがフリーランス。そして「結婚はするんですけど、するとなると正直生活は助けて貰えるし、なんか仕事への意欲がですね・・ごにょごにょ」
最低限、自分が使う分のお金を稼ぐのなら
起業の道を選ばなくたっていい。
けど、なんで
稼ぐことを諦めきれないんだ・・？
するとコーチがひとしきり話を聞いてくれたあと、口を開きます。
「”お金がない、生活ができないから”って理由が
稼ぐ目的だったかもしれないけど、
別に自己実現のために稼いだっていい。
れいこさん、確か大学中退してるよね？
”稼げない自分”がコンプレックスで成仏してないから諦めきれないんだと思うよ」
そう、ここでお恥ずかしい事実を久しぶりに打ち明けるのですが私は大学を中退しています。
落雷落石。そうだ。
頭の中に雷やら石やらが猛スピードで落ちてきました。
そういえば、以前お付き合いした方に、結婚したいと言ってくれた人がいました。お付き合いも長く、この人とそうなるのかな〜？と思っていた私。
しかし彼は唐突に「結婚するんならさ、年収400万円は稼いで欲しいんだよね。産休育休取れて、正社員で。」と現実を差し込んできました。
そりゃ、安定して収入がある方が、いいか…。そんな彼の言葉も呪いのようにのしかかっていたことを思い出しました。
その当時の仕事はアパレルで全然お金を稼いだことなんてありません。けど、年収が上がる企業に転職をし、仕事をがんばりました。だって、稼いでいることが自分の価値なら、その価値が無い自分には結婚する資格もないのだと本気で思ったから。
大学中退と、自分が稼いでいない現実。
コンプレックスはそこからきていました。
私なりの仕事の選び方
じゃあそのコンプレックスとやらを解消するべくお金を稼げる仕事をすればいいじゃん？いくらでもあるよ？？って意見もあるかもしれないんですが、自分が納得いく形で人生の大半の部分の時間を使いたい。
やはり私はめんどくさいのです。「人生そういうもんだよ」なんて言葉はもう聞き飽きています。心を殺して生きたくないのです。
生きることと働くこと。
分けて考えることができません。
働くことでストレスをたくさん感じてしまっては、息子への愛情を注げなくなってしまうから。
ストレスが全くないのがいい！って訳ではありません。成長痛みたいな、自分のキャパを壊して新しい容量を作るみたいな感覚はすきです。壊れる寸前から壊れた直後はそりゃきついけど、新しい価値観が確かに自分の中に芽生えて、より豊かになるなぁ、と。
そう思ったら、起業の道で過去のコンプレックスを癒したいし、かといって息子への愛情を失うわけにもいかない。
そんな私のワガママが叶うのなら、誰かの希望になれるはず。やっぱり起業なのだ。やっぱり、もがいてみてから考えよう。
そんな気持ちになれたので私は出張することにしました。息子を連れて。北九州のコーチの元へと、この記事を読んで勢いで行っちゃうことにしました。
いつもひそひそ生きているので勢いで飛行機を買うだなんて自分でもびっくりしています。けど自分の内側の声ってすごく大事で、周りにどう言われても突き進むぞ！って決めた私は、いま、かっこいい。はず。
自立してるかどうか、なんて自問自答を繰り返してるくらいなら自立してるぞ！って言い張れる自分になれるよう進んでいくよ。
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シンママさん、転職に悩んでる、そうじゃないけど、誰にも言えないことをここ数年、ずーーっと抱えてる。まずは吐き出してどうぞ。
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