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noteをつかって卒論を終わらせる。

――明日から、卒論の原稿を共有していきますね。日本人なら誰もが心当たりのある内容になっていますので、是非、のぞいてみてください。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「noteをつかって卒論を終わらせる」というテーマで話していこうと思います。




📚卒論「桃太郎」

僕は今、大学4年生なので、卒業論文で忙しい時期です。僕は近現代文学を研究するゼミに入っていて、個人としては芥川龍之介を研究しています。

ってなわけで、卒論のテーマは「桃太郎」です。

「え?」と思われましたか? 「芥川龍之介のはずなのに、桃太郎?」と。

あまり知られていないんですが、あの芥川は『桃太郎』という短編を書いているんです。昔話「桃太郎」の再話なんですが、これがめちゃくちゃ面白いんだ。

僕らが知っている桃太郎は、おじいさんが山へ柴刈りに行って、おばあさんが川へ洗濯をしに行って、川から流れてきた桃を拾って、そこから生まれてきた桃太郎が、鬼が島へ鬼を退治しにいくという話ですよね。

しかし、芥川の『桃太郎』は全く話が違います。桃太郎は侵略者として描かれ、鬼は平和愛好者として描かれるんです。善悪の反転が起こっているんですね。桃太郎を侵略者として描いた「桃太郎」はそれまでに例がなく、僕はとても興味深く思いました。

それが大学2年生のちょうどこの時期で、一度めちゃくちゃ調べたんです。いろんな論文を漁って、いろんな「桃太郎」の物語に触れました。インプットしたものは、当時もnoteをやっていたので、記事にアウトプットしていました。マガジンにまとめているので、もしよかったら覗いてみてください。

気の済むまで調べたんですが、せっかくだし「桃太郎」を卒論にしようと思い至り、「芥川龍之介研究 「桃太郎」を中心に」と題して、卒論を執筆しているというわけです。



📚noteをつかって卒論を

書くことは好きだし、書こうとしているテーマも気に入っているし、書こうと思えばすぐに終わったはずなのに、他のことに手を出しすぎているこの頃なので、卒論執筆が後回しになっていました。

しかし、とにもかくにも締め切りは近づいているので、どげんかせんといかんと思ったわけです。ちなみに、ゼミでの提出締め切りが12月25日、クリスマスなのです。正式な提出は年を越してからではありますが、ちゃんと教授にクリスマスプレゼントを渡せるように、この1週間が勝負といったところ。

この時期にビブリオバトルの全国大会も重なっているし、バイトもあるし、noteの記事も毎日書かないといけないので、なかなか時間のない状況ではあるんですが、嘆いていても仕方がないので、このnoteをつかって卒論を終わらせることにしました。

つまり、僕はnoteの記事を毎日投稿しているので、その記事に卒論を載せて共有してやろうということです。毎日投稿するためには、卒論を書かないといけないし、人に見られる場所に投稿するということは節や章を書ききって共有するということですから、執筆せざるを得ないわけです。



📚毎日投稿を続けてきた強さ

毎日投稿し続ける意義について語る記事が、たまにnoteで見つけることがあるけれども、僕にとって毎日投稿することは特別意味を持つことではありません。何か作戦があるわけでもないし、約束された未来があるともそんなに思っているわけではありません。僕のnoteは公開日記のような特性があるから、日記ならば毎日書いた方がいいよねくらいの考えしかありませんでした。

ただ、書いて続けてきたら、その先にしか見えないものはあって、これが毎日投稿する意義かあと振り返ることは少なくありませんでした。毎日投稿してきたから、僕の作品を届けることができたし、毎日投稿してきたから、友達に僕のnoteを読む日課をつくることができた。

毎日投稿してきたから、継続する楽しさや喜びを感じることができて、その強みを活かして卒論を終わらせるために「noteをつかおう」という選択肢も思い至った。

何事も続けた先に、途中であきらめていった人たちが見られなかったものがあります。いつまでも続けていくつもりです。

今書いている卒論も、きっとなにかの伏線。書き続けていったその先に、また新しい未来が待っているはず。面白いことが待っているはず。そう信じて、執筆に向き合います。

明日から、卒論の原稿を共有していきますね。日本人なら誰もが心当たりのある内容になっていますので、是非、のぞいてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

20231212 横山黎



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