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「続ける」ということ。

――続けるからこそ、そこに物語が生まれます。続けるからこそ仲間をより大切にできるし、見たこともない景色に出逢えることもある。そんなことを感じる今日この頃です。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「『続ける』ということ。」というテーマで話していこうと思います。

お盆の時期、多くの人が帰省したり、どこか遠くへ出かけたりしているなか、ゲストハウスの管理をする仕事をしている僕は働き盛りの日々を送っています。

平日になって少し落ち着いたけど、この前の日曜日は本当に忙しかった。朝の清掃に始まり、夕方からチェックイン対応、イレギュラー対応に追われ、日付変わる頃までがっつり仕事。

繁忙期を迎えてさすがにしんどいことも多くなってきたけれど、それでも僕がこの仕事を続けられているのは、仲間たちに恵まれているからのんだろうなあと振り返っています。

日曜日に夜遅くまで一緒に仕事していたのは、オーナーの宮田さんとバイトで関わってくれている大学生のまっきー。大学4年生の頃、僕が縁を広げにいった先で出逢えたふたりです。

宮田さんは2年前、会社員をやめて100万円で世界旅に出かけました。そのさなかゲストハウス事業に思い至り、帰国後に実家をリニューアルしてゲストハウスをオープン。今では水戸に10棟の宿泊施設を管理運営していて、今は新たな拠点をつくろうと、前橋と宇都宮を開拓しています。

まっきーは大学3年生のあと、休学を選び、福島の古滝屋という温存旅館の運営に1年間携わっていました。今では週に1度の頻度で、木の家ゲストハウスの管理のバイトを請け負ってくれています。

かれこれ1年以上の付き合いになる2人と、日付が変わる頃まで仕事をしていました。3人いなければ回らないほど忙しない1日でした。でも、最後みんなでご飯を食べたり、「お疲れ様!」と言い合って夜更け道をゆく瞬間に立ち合えたりして、満足感に包まれたのは、本当に自分が頑張った証だなんてことを思いました。

その前日の土曜日は、忙しいなか休みをもらって高崎へ向かいますた。僕の敬愛するアーティストコブクロのライブに参加するためです。結成25周年を迎えたコブクロは今年、「QUARTER CENTURY」と題したアルバムをリリースし、ツアーを開催する運びとなりました。

中学時代からずっとファンでい続けてきた僕にとって、25周年という節目の年に、そしてそれを祝福するライブに立ち会えるのはとても喜ばしいことです。

さらなる航海へと碇を上げた決意の表れた圧巻のライブのなかで、僕がつくづく思うのは、25年も音楽活動を続けてきた凄みについてでした。

ふたりの人間が出逢い、同じ船に乗り、波風の立った世界を漕ぎ渡り、難破して時に沈みかけたときも、それでも夜明けを信じて旅を続けたその物語に、僕はえもいわれぬ美しさを覚えたんですよね。

僕がコブクロの何が好きかって、物語がいちばん好きなんです。もちろんパフォーマンスも歌詞もMCも好きなんだけど、いちばんは物語。「コブクロ」というタイトルの1冊の本を読んでいる感覚で、僕は歌を聴き、ライブに参加しているんですよね。

25年も続けているからこそ生まれる唯一無二の物語があるんです。かけがえのない相棒と、仲間と織り成した歴史がそこにあるんです。

最近書いた記事のなかで手応えを感じているのが上に貼り付けた記事です。僕の大切な後輩との関係をつらつらと語った内容なのですが、こういう記事を書くために僕はnoteを毎日書いているんだと気付かされました。

この記事のなかでも触れているのが、「続ける」ということ。何があっても寄り添い続ける。誰に何を言われようとも味方でいる。そんな姿勢の果てに待っていたのは、「わたしの人生は、横山さんの影響が大きい」という言葉でした。

続けるからこそ、そこに物語が生まれます。続けるからこそ仲間をより大切にできるし、見たこともない景色に出逢えることもある。そんなことを感じる今日この頃です。

手っ取り早く「続ける」を体現できるので、今日もこうしてnoteを書いています。自分の命の軌跡を、言葉にして残しています。永く続けていけばきっと、誰も見たこともない物語になり得る。そんなことを夢見ながら、どんなに忙しくても書き続けます。最後まで読んでくださりありがとうございました。

20240814  横山黎







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