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【教育論】いつまでも覚えていてくれる教師になるために

――授業ちゃんとすることよりも、日ごろからコミュニケーションを取って、しっかり寄り添って、笑わせて、伝えて、子どもたちの心を掴むことが大切だよね


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「いつまでも覚えていてくれる教師になるために。」というテーマで話していこうと思います。


◆教え子の記憶の中で

普段は創作に関する記事を投稿していますが、実は僕は教育学部に所属している大学生でして、現在教育実習中ということもあり、教育に関する記事を投稿しています。


今回は、過去を振り返り、どんな教師が魅力的で今でも覚えている存在かを整理していこうと思います。それによって、教師が教え子の中で生き続けるためには、どんな付き合い方をすればいいのか見えてくるはずです。

「覚えていてくれる」というのは、大きく分けて2つの方向で可能だと思っていて、ポジティブな印象か、そうではないか、です。

たとえば、「あの体育教師、えげつなく怖かったよね。体育館用のシューズに履き替えずに体育館に入っただけで、めちゃくちゃ怒られたんだよね。」みたいな。同窓会とかで悪い意味でネタにされる感じです。

今回僕が考えたいのは、ポジティブな方向です。教え子の記憶の中で、教師が魅力的に生き残り続けるためにはどうすればいいのか、それについて考えていこうと思います。


◆思い出すのは「思い出」


以前、「僕の恩師の話」と題した記事を投稿しました。

中学高校時代のとき、僕の青春の日々を支えてくれた一人の数学教師がいました。詳しくは記事をご覧になってほしいんですが、簡単にいえば、辛いときに寄り添ってくれたのです。僕のことを信頼してくれたし、認めてくれました。

当時からずっとその恩師のことが好きだったんですが、それは高校を卒業しても続いています。教育実習をやる身になった今でも、やっぱりあの先生はすごかったんだなと思い知らされます。恩師に対する敬意に変わりはありません。

その恩師のことを思い出すとき、その順番に注目すると、「授業の内容」とか「教育的指導」が登場するのって、かなり後なんですよね。やっぱり寄り添ってくれたときのこととか、雨の休日にも関わらず僕のビブリオバトルの大会に来てくれたりとか、卒業のときに自作の映像をつくってくれたりとか、そういう思い出です。

正直、恩師が担当した数学の授業や教え方で覚えていることには限りがあるし、鮮烈に覚えていることはありません。研究授業のときに熱かったモンティーホール問題は面白かった記憶がありますが、それくらい。

僕が魅力的な教師は誰かと訊かれて1番に挙げるのがその恩師で、そのエピソードやどうして魅力的なのかを問われたときに答えるのは、教育的な話題ではなく、生活的な話題です。

授業ではなく、思い出です。


◆いつまでも覚えていてくれる教師

みなさんもそうだと思います。これまで出会ってきた先生の中で、1番魅力的な先生を挙げてと言われたら、良い授業をした先生よりも、良い思い出をつくってくれた先生のことを挙げるはずです。自分の問題とちゃんと向き合ってくれたり、自分たちと一緒に楽しんでくれたり。

まとめると、生徒にいつまでも覚えておいてもらう教師になるためには、授業ちゃんとすることよりも、日ごろからコミュニケーションを取って、しっかり寄り添って、笑わせて、伝えて、子どもたちの心を掴むことが大切だよねって話でした。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

20220906 横山黎



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