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プレゼンは本番前に誰かに試せ!

――ぶっつけ本番は事故が起きるからやめた方がよくって、ちゃんと準備して、何人かに聴いてもらって意見をもらいながら、本番に向けて仕上げていく。それが重要なんですよね。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「プレゼンは本番前に誰かに試せ!」というテーマで話していこうと思います。


📚オンライン交流会にて


昨日のことです。

僕は自分のメンバーシップでオンライン交流会を行いました。

元々文学フリマを盛り上げたい!というコンセプトのもと集まったメンバーなんですが、僕がビブリオバトルのファイナルステージに立つことが決まったので、それまでは続けようと決めました。

とはいえ、文学フリマが終わってから何も目立ったことをしてきませんでした。そんなこんなでビブリオバトルの意見ももらいたいし、最近の話も聴きたいなと思ったし、オンライン交流会を計画しました。

そしたら、まあ、成果があるんだ。

やっぱり他人の意見を聴くって大事ですよね。何度行ってもその度思うことです。自分1人よりも誰かと一緒につくる方がよりよいものができる。今回のオンライン交流会でも思ったことでした。

具体的に成果をいうと、「ビブリオバトルの原稿を大幅改稿する」方向へ舵を切ろうと決めたのです。


📚原稿を大幅に変える


僕が紹介するのは小説『Message』、自分の書いた本です。自分が書いた本を自分で紹介するという破天荒なことをやってやります。

小説『Message』は成人式の話。成人の日の夜に1人の青年が亡くなりました。彼が遺した「110」というダイイングメッセージの謎を解くヒューマンミステリーです。ダイイングメッセージって犯人の名前を書くものだけど、人生最後なんだから伝えたいことを伝えた方がいいよね、という考えから生まれた物語です。

この物語の魅力を5分間に収める必要があるのです。


僕はオンライン交流会の中で、ちゃんと5分間を計ってプレゼンしました。オンラインという形ではありますが、本番と同じように発表したんです。ちなみに、その内容はこの前noteでも共有した原稿です。


個人的には緻密に構成されたこれ以上ないものだと思っていましたが、そんなことはなかったのです。

発表後、メンバーの方から意見をもらいました。その意見が、めちゃくちゃ響いて、「あ、絶対そっちの方がいいじゃん」と思うことがあったんです。

詳しくいうと、

・何を得られるのかをもっと提示した方が良い。
・本の情報量をもっと盛り込んだ方が良い。
・ミステリーの部分を推すのもいいけど、ヒューマンの要素も魅力として伝えた方が良い。

こんな感じですね。

僕は意外と自分で「これだ!」と思わないとあんまり意見を変えない人なんですが、その瞬間がありました。

結論からいうと、「ただのミステリーじゃない」という文句から始まり、「1、ヒューマン要素が強いこと」「2、犯人の名前を書かないダイイングメッセージが登場すること」を紹介していく流れにしようと決めたのです。

これまでは2つ目のダイイングメッセージの話題だけで引っ張っていたんですが、それだけでは不十分という結論に至ったので、ヒューマンの要素を取り入れることにしたんです。

しかし、突拍子もなくいろんな話をするのはストレスになりますから、自然な流れを追求しなければいけません。それで、「ただのミステリーじゃない」という振りから、ヒューマンストーリーとしての魅力、ダイイングメッセージミステリーのとしての魅力を伝えることにしたのです。

これを実現することで、ミステリー好きの方もそうではない方でも楽しめる作品であると案内できるので、「何を得られるのかを提示する」ことにも繋がっていくのです。


📚プレゼンは本番前に誰かに試せ


小説『Message』は僕1人でつくったものではありません。共同創作してつくった作品です。執筆は僕がやったんですが、物語の展開や登場人物の設定、表現や言葉遣いなど、あらゆることをメンバーと共にあれこれ議論しながらつくっていきました。

つまりその頃からコミュニティの中で複数人1つのものを作り上げるという実験をしていたんです。その方法はめちゃくちゃ良くて、作品が独りよがりのものにならないし、読者の意見を反映させているようのものなので読者ファーストの作品になりえるわけです。


昨日のオンライン交流会では、あの頃の感覚を思い出しました。みんなで作る意味と意義を再認識したんです。

思い返せば、いろんな場所で「プレゼンは本番前にいろんな人に試した方が良い」という話を耳にしたことがありました。ぶっつけ本番は事故が起きるからやめた方がよくって、ちゃんと準備して、何人かに聴いてもらって意見をもらいながら、本番に向けて仕上げていく。それが重要なんですよね。

ということで、新しい原稿を作り直したら、noteでオープンに共有したいと思います。原稿だけじゃなくて、動画に収めたものを共有して、いろんな人から意見をもらう機会をつくっていこうと思いました。

完成とかゴールとか、そんなものはないけれど、ビブリオバトルの舞台でちゃんと結果を出せるように、やれることは全部やっておこうと思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。



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