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プレゼンイベントで自分の本を売ってきた。

――プレゼンする内容は決められていませんでした。とにかく自分の活動や好きなことについて熱くしゃべればよかったんです。ならば、僕は「本」だ。5分間で『Message』を紹介して、魅力を伝えようと考えたのです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「イベント『TALK ABOUT!!』で自分の本を売ってきた。」というテーマで話していこうと思います。


📚「TALK ABOUT!!」に参加してきた!

昨日のことです。

プレゼンイベント「TALK ABOUT!!」に参加してきました。住み開きシェハウス「はちとご」のオーナーのはやぶささんの主催のイベントで、おおよよ5分間で熱い思いを語り合う会です。

以前からちょこちょこお世話になっているはちとごさんから「今度イベントやるから是非登壇して!」とお誘いを受け、即座に返事をしました。バイトとかぶっていたけれど早めに上がらせてもらう処置をしてでも参加したいと思えるほど、このイベントに魅力を感じていたんです。

小説『Message』を届けるチャンス。そう思ったからです。


『Message』は昨年出版した僕の初書籍です。成人の日を舞台にしたヒューマンミステリーです。人生最後の瞬間、人はどんなメッセージを遺すのか。その疑問と真摯に向き合いました。

プレゼンする内容は決められていませんでした。とにかく自分の活動や好きなことについて熱くしゃべればよかったんです。ならば、僕は「本」だ。5分間で『Message』を紹介して、魅力を伝えようと考えたのです。

結果、その日のうちに5冊届けることができました。

20人中の5人。その20人の中には既に本を買ってくれた知り合いも何人かいたので、比率としてはなかなかです。ただ、僕には勝算がありました。僕にとって5分というのは最強の時間だからです。



📚5分という最強の時間

小説『Message』を出版してから僕は届ける作業を始めました。Amazonで出版したとはいえ、まだ無名の作家の本が見つかるはずもありません。自分で動かなきゃ、読まれることも認知されることもないのです。

そんなこんなで日々隙あれば手売りの日々。大学の友達、小中高の旧友、お世話になった先生、飲みの席で知り合った人など、様々な人に手売りしていきました。気が付けば、160冊を超えています。自分が動かなかったら、きっと0に近い数字だったでしょう。行動する意味を知りました。


また、別の届け方も探りました。ビブリオバトルという自分のおすすめの本を5分間で紹介する書評合戦のことです。

全国の大学生が参加する公式戦に参加し、自分の本を紹介すれば全く知らない人に認知される機会をつくれる。結果を出せば、注目の的になる。そう仮説を立てたのです。

高校時代に東京都大会で優勝したことのある僕は、どうすれば本の魅力を伝えることができるのか、他人よりも把握しています。さらに今回紹介する本は自分の本。本の魅力を一番知っているのはその本の作者だし、届けたい気持ちなら誰にも負けないと思い、全力で5分間物語りました。

結果、全国大会に出場。準決勝敗退という惜しい位置で終わりましたが、ビブリオバトルに自著で挑んだことはいろんな人から注目されました。大学広報室、大学図書館、大学近くの本屋さん、新聞社……僕の物語が、5分間のプレゼンが、僕の世界の形を変えたのです。

僕にとって5分という時間は最強です。本の魅力を伝えるには十分。だからこそ、昨日のイベントでも僕のプレゼンがオーディエンスの心を動かしたのです。


📚届けやすい空間

僕が本の魅力を紹介するのが得意であることに加え、「TALK ABOUT!!」というイベントの環境の良さもあり、場が盛り上がったと分析しています。

プレゼンイベントですから、誰かが話すのが前提だし、それを受け入れて聴き入ることも前提。日常生活で5分のプレゼンをすることはなかなかないけれど、このイベントでは合法的にそれを実現することができたんです。そしてそれを受け止めてくれる人もいる。

やっぱり非日常的な出来事や、温まった空気の環境というのは人の心を動かしやすくて、そもそも届けやすい空間だったからこそ、5冊も届けることができたのかなと思います。旅行に行けばお土産を買いたくなるし、ライブに行けばグッズを買いたくなるわけです。


だからこそ、今度僕はライブイベントを開催するんです。

「BOOK TALK LIVE “Message”」

小説『Message』にまつわるエピソードをひたすらに物語っていくイベント。非日常的な空間を準備してまた作品を届けにいきます。

申し込みはこちらから。


最後に、「TALK ABOUT!!」の僕のプレゼンの様子を収めた動画を貼っておきますね。空間のあったかさを感じることができると思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230417 横山黎



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