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びっくり箱のような広告を

――毎日告知するだけではなく、鮮やかな広告が必要なんだろうなと思います。大々的で、意味があって、「おっ」となるような、びっくり箱のような広告。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「何者でもない僕は集客とどう向き合うか?~「広告」編~」というテーマで話していこうと思います。



📚集客の失敗と向き合う

冒頭の自己紹介でもいいましたが、僕は大学生作家でありながら、本を書くだけに止まらず、本を届けるためにイベントを開催したりしています。先日も、自分のお気に入りの本を紹介し合う「FAVORITE!!」というイベントを開催しました。

第3回となるイベントなんですが、3回目にして集客で失敗してしまったんです。僕を含めないで参加者は1人しかいませんでした。そもそもこういう本のイベントは人数少なくても成立しちゃうので正直僕ともうひとりとだろうとできなかったわけではないんですが、過去回では7人くらい集めていたので、明らかに失敗といえるでしょう。

これからもいろいろイベントは企画していきたいし、運営していきたいので、内容の構築と同じくらいに大切な集客の問題とも向き合わないとなと思いました。

今回は「広告」に絞って話していきます。


第1回「FAVORITE!!」
第2回「FAVORITE!!」


📚地道な告知は必須だけど...

まず、前提ですが、「広告」という言葉の意味を整理しておきます。広告とは、広く告げると書くように、自分の商品やサービス、イベントの存在を知ってもらうことです。意味を混同しがちな「宣伝」とは、それらを買ってもらうためにする活動のこと。

今回のことでいえば、「FAVORITE!!」というイベントを知ってもらうことが「広告」で、「FAVORITE!!」に参加してもらうことが「宣伝」といえるわけです。

……という前提で、話を進めていきますね。



実をいうと、「広告」に関しては、第1回、第2回のときと変化はないんですよね。2週間前、1週間前、前日に告知をすることは徹底して、その間も、自然な流れで告知できるときはインスタやこのnoteで紹介していました。

僕はnoteのリンクを貼り付けたインスタのストーリーを毎日更新しているので、僕の友達まわりにも読まれているんですよね。意外にも、読む人は読んでいるんです。「実は読んでます」の声をそれなりに聴くうちに、毎日投稿すること、毎日告知することって意味のあることなんだなと確信したんです。

とどのつまり、集客とはそういう地道なことの積み重ねなんだろうなと思っています。



ただ、それで見込める結果はそれほど大きいものではなくて、認知を広めることはできるけれど、じゃあ、行こうとはならないことがほとんど。それをどう「行きたい」のフェーズに持っていくか。

そのためには毎日告知するだけではなく、鮮やかな広告が必要なんだろうなと思います。大々的で、意味があって、「おっ」となるような、びっくり箱のような広告。


📚びっくり箱のような広告を

僕のなかで、いちばん手ごたえのあった広告は、ビブリオバトルだったような気がします。

5分間で本を紹介するプレゼンバトルのことで、最近はビブリオバトラーという肩書を使うほど、僕はそれに傾倒しているんですね。今は全国大学ビブリオバトルに挑戦しているさなかでして、来月12月に開催されます全国大会に出場してきます。

ちなみに全国大会に出場を果たすのは今回が3度目なんですが、2回目に出場できたのは去年でした。そのときに紹介したのは小説『Message』、僕の書いた本です。



自分で書いた本を自分で紹介するという前代未聞の挑戦をしたら、紹介する度に会場がどよめくという現象が起こりました。ツカミとしては最高だなと思って、計画通りといえば計画通りでした。

もうひとつ計画通りだったことがありまして、小説『Message』の認知が格段に広まったということですね。

「ビブリオバトルに自著で挑む」という挑戦は、大学広報室によって僕な通う大学の公式ホームページのニュースに取り上げてもらいましたし、新聞社によって新聞にも載せていただきました。その他にも、僕の知らないところで、僕と僕の本と僕の活動を知ってくれた人は少なくなくて、そういえば人の縁が広がったのもそれ以降のことだったんです。



「ビブリオバトルで自分の本を紹介すれば、5分間、自分の本の魅力を伝えにいくことができるじゃん」

そんな気付きから始まった挑戦は、自分の想像以上の広告効果をもたらしてくれました。自分の本を紹介するなんてこと、誰もやったことないだろうし、別にルールを犯しているわけでもありません。むしろ盛り上がったし、小さくない衝撃を残しました。僕が自分で取り上げなくても、誰かが取り上げてくれるほど、広告効果があったんです。

これがいわゆる鮮やかな広告で、そこには「唯一性」「エンタメ性」が必要な気がします。そうじゃなければ、驚きは生まれないし、心を動かすことはできませんから。

「FAVORITE!!」という小さな本のイベントに絡めさせることができるかどうかは分からないけれど、今後イベントを仕掛けていく上でこの意識を大切にしていこうと思いました。

びっくり箱のような広告を。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20231122 横山黎



第3回「FAVORITE!!」の様子はこちら↓↓↓


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