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贅沢な悔しさ

ナマステ!
本日は家探しのはずが、1件目は希望に沿わず見る前に断念、2件目はオーナーの予定が変わって見ることもできず断念という結果に。

本日は
贅沢な悔しさ

思い返してみると、日本で「くっそー!」という感情になった経験がここ2、3年で片手で数えられるくらいしかないことに気づく。

というか、日本にいたらそんな感情は滅多に芽生えない。母国語で、母国のルールで、当たり前のように物事は前に進む。

たまに上手くいかない時もあるけれど、まあほとんどの場合は問題がない。

だけど、ネパールに来て約2週間。「くっそー!」という感情の連続である。

何をしてもスムーズにコトは進まない。言語も中途半端だから細かいニュアンスが伝えられない。約束は当たり前のようにドタキャンされる。

わかっていたけれど、悔しい。

ただ、この年齢になっても「悔しい」と思える感情と日々向き合えることは貴重なのかもしれない。ただ、今はまだあまりわからないし、できることなら早くこのループから抜け出したい。

ただ一つわかることは、目の前の現実をありのまま受け止めて逃げないことだ。

ネパールに長いこと住んでビジネスを展開している先輩たちからは、毎日のように叱咤激励を受ける。毎夜毎夜「くっそー!」の連続である。

でもきっと先人たちは、もっと過酷な時代を生き抜いてきた猛者たちで、僕よりも悔しさを味わってきたと思う。

「悔しい」と思うということは、それが図星だからだ。図星を突かれると一番悔しいし、何も言い返せない。

だからこそ、ネパールの日々一日一日をもっと大切にして、コツコツ積み上げていくしかない。

昨日よりも一つでも多くの単語を口に出してみる、昨日よりも1人でも多く自分から話しかけてみる、昨日よりも一つでも知らない場所に行ってみる。

僕のネパール生活はまだ始まったばかりだ。

きっとこれからも「くっそー!」が絶えない毎日だけど、昨日よりも今日、今日よりも明日がもっと成長できるように、「くっそー!」という感情を大切にして生きていきたい。きっとこれは贅沢な悔しさのはずだ。フェリベトウンラ!



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