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「イメージ」は”時系列”でも意識する

講師や士業、コンサルタント、コーチやセラピストの方々は、自分の

 ・外見の見た目

 ・人に対する言動

 ・ふとした瞬間に表情などに現れる(出てしまう)内面にあるもの

により、受講者やクライアントさんに与えている「イメージ」の良し悪しが非常に重要であることは十二分に知っていて、

自分の「イメージ」を日頃からかなり意識されていると思います。

ビジネスで自分の信頼度や評価、その後の関係に繋がるか?に直結するとても大切な要素ですよね。


その「イメージ」について話している時に、よく感じることがあります。

それは、講師や士業、コンサルタント、コーチやセラピストの方々にとっての「イメージ」を、

単に「第一印象」とだけ捉えている

方々が多いことです。


これは意外に”落とし穴”になりやすく、
言い換えると、認識を変えると良い結果に繋がりやすいポイントになっていたりします。

どういうことでしょうか。


「イメージ」について、例えば研修講師の人たちが新入社員研修やビジネスマナー等で話されていること、またはそのテキストやプログラムを見たり、実際に登壇されている様子を拝見すると、やはり、

 「イメージ」=「第一印象」「第一印象を良くすること」

という理解で話されているケースが多く見られます。


もちろん、

「イメージ」= その人はどういう人かを判断する「第一印象」

という認識も正しいと思います。


但し、「イメージ」は、最初の見た目の「第一印象」だけで決まるものでははなかったりします。


特に、講師や士業、コンサルタント、コーチやセラピストの方々に対する「イメージ」は、「第一印象」を含めて時間の経過と共に少なくとも3段階に分かれていると思います。


そして、例えば私が会社員時代に、研修講師やコンサルタント、コーチ等を選定していた時には、やはりその3段階を経た最終的な「イメージ」によって判断をしていたと思います。


その流れとは何か。例えば「研修講師」の場合で見てみましょう。

時間の流れと共に、こんなふうにその人の「イメージ」が伝わり、また、変化していくことも多々あります。

【Step1: 初めて会った第一印象】
☑ 服装
☑ 清潔感
☑ 基本的な挨拶ができる人か、礼儀作法をわきまえた人か
☑ 表情
☑ 身につけているもの・カラー

【Step2: 話し始めて5~10分くらいで相手に伝わる】
☑ 人の話を聴く態度
☑ 話す時の雰囲気、エラそう、軽そう、性格がキツそう、等の有無
☑ 人の話をしっかりと聴けている人か、人の話を最後まで聴ける人か
☑ 人の話を理解できている人か
☑ 聞かれたことに答えられる人か

【Step3:1時間~半日くらいかけて伝わって来る】
☑ 基本的な性格、人間性、素養
☑ 人や仕事に対してどんな価値観やプロ意識を持っているか
☑ 自分も他人も尊重できる人か
☑ 真摯に誠実に、精一杯、人に応えようとするマインドがあるか
☑ 努力を惜しまない姿勢や情熱が見える人か


この3段階です。

時系列でこの3つの流れを経て、その人の「イメージ」ができあがっていきます。


とにかく大切なことは、この時系列の流れの中で、まず最初でマイナス・スタートにならないように、最初の段階でイメージを良いものにしておく必要があり、なので、

「第一印象のイメージがたいせつ」

と言う話になり、【Step1】に注力する話になって来ているわけです。


その第一印象のStep1でまずしっかりと

 良い印象、好印象 = 自分に対する「信頼感」「期待感」

を持っていただいた上で、その後の関わりが深まっていく Step2→ Step3への時間の経過の中で、

 「今、自分はどう見られているだろうか?」

 「今、この段階でどういうイメージになっているだろうか?」

 「この先は何が必要で、どうしたらもっと高められるだろうか?」

といったことを意識しながら、

 場に立つ

 人と接する

 自分の見せ方を工夫する

ということが、自分の「イメージ」作りに於いて必要になってくるのだと思っています。


もちろん、講師や士業、コンサルタント、コーチやセラピストといった方々を育成したり、サポートしたり、コンサルするようなお立場の方々であれば、こういう点を踏まえたフィードバックをしてさしあげる必要があったりすると思います。


「イメージは第一印象だけではない。その後も見られて判断される」

ということですね。


なかなか気が抜けず、大変だな・・・と感じる方もいらっしゃると思いますが、違う見方をすると、変に見た目や外面(そとづら)だけを綺麗にして取り繕おうとするより、

もちろん見た目をしっかりと整えることは重要で、その上で自分自身の内面を整え、高めることに努めていれば、それが自分目線ではなく相手目線からも出て来ていることであれば、

より自然なあなたでいい

ということでもあると思っています。


講師や士業、コンサルタント、コーチやセラピストとしてのあなたと出会える機会と場を待っている方々はたくさんいらっしゃると思います。
 
ぜひ、あなたを待っている多くの場、人々の前に出て行っていただけたらと、仲間として願っています。



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