マガジンのカバー画像

介護ケアで学んだこと

3
母の胃がんと看取り、父のくも膜下出血による半身不随、姉の入院、義父の白血病、等々からの介護で学んだ経験
運営しているクリエイター

記事一覧

家族の手

家族の手

母が癌と知ってから約一年半ほどでお別れが来るとは思っていなかった。

末期のため、手術ができずに抗がん剤と放射線治療、投薬治療だったけれどやればやるほどどんどんどんどん母は生きる屍みたいにやせ細って弱っていった。まるで死ぬために治療しているかのようだった。

私は健康のケアをする仕事をしている。だからより口を出したくなって初めのうちは色々とアドバイスをしていた。それが「いいこと」だと思っていたから

もっとみる

介護日記「胃癌の母②手術できない」

胃癌を告知されてからの母。

末期のため手術もできないと言われました。

そのため、残る治療は抗がん剤、放射線治療、投薬治療です。

それでも母は「治す!」と言ってました。

治療する=治る

と思っているんだな~と思いました。

私も卵巣嚢腫の手術したら”治る”と思ってましたよ(笑)今の私からしたら本当にアホでしかないんですが手術をすれば悪いものが無くなって、”治る”と思ってたんですよね~。。。

もっとみる

介護日記「胃癌の母①発覚」

これは胃癌と診断されてからたった一年半で亡くなった母の記録です。

ーーーーー

母は亡くなる二年前くらいから痩せてきていて、

そのことに気づいたのは姉でした。

始めは「入れ歯が合わなくて食べるのができなくなった」

なんて母は言ってたんですが

食べれなくなったのは全く別の原因がありました。

姉は母に採算「健診受けてる?」と聞いてましたが

高血圧の薬をもらっているところでいつも血液検査は

もっとみる