Method to create your health and body by REBOOT

一人ひとりの身体の個性を見極め、身体の機能を最適な状態であるよう回復・再生。より良い人…

Method to create your health and body by REBOOT

一人ひとりの身体の個性を見極め、身体の機能を最適な状態であるよう回復・再生。より良い人生やライフスタイルが送れるよう再起動させる。アスレティック・パーソナルトレーナー山口周平が教える100のトレーニングメソッド。Personal Gym REBOOTを経営。

最近の記事

vol.22 <実践編>頭蓋骨の呼吸を整えて生産性UP

トレーナーとして培ってきた経験を最先端の研究結果と照らし合わせながら日々研鑽を積んでいくように心がけていますが、一方で、私自身のポリシーとしては、あくまで文献や研究はデータとして大切に考えなければいけませんが、現場での「数値化出来ないもの」も同時に大事にするということです。 ヒトの身体は神秘的で無限の可能性を秘めています。特に私が今、提言している「対症療法の時代」から「一人ひとりが学び予防していく予防医学の時代」に変化するはず、という考え方でいくと東洋医学は非常に大切です。

    • vol.21 筋力トレーニングが企業の未来を変える

      企業の原動力は、そこで働く個々の労働力あってこそではないでしょうか。 現代社会においては、加工食品などの添加物、大気汚染によるアレルギーや腸内環境の乱れ、デジタル化による睡眠不足や運動不足などにより、ヒトの健康は脅かされています。。 色々なものが絡み合って昔はなかったような問題が出てきています。鬱、PMS、男女の更年期、アレルギー、偏頭痛や腰痛などの関節障害。企業で働く人々は数年後も健康で働き続けられるという保証はどこにもありません。でも、手をこまねいているだけでは、現状

      • vol.20 対症療法から予防医療の時代へ

        私はトレーナーとしてこれまで数多くの慢性障害のリハビリ、運動療法をしてきました。その中で自分の活動は日本の医療費削減、そして、そこから派生する医療制度を救う一端を担っていると感じ始めています。 毎年めまいや偏頭痛などの不定愁訴で1週間近く休みを貰っていた女性が、私のジムに通い生活スタイル、勤務時の姿勢など日々の行動とセルフケアを実践し続けることで、年に2回出ていた症状が、僅か1回、しかも1日で快復したというケースもあります。 企業からするとミドルエイジの社員に1週間離席さ

        • vol.19 睡眠とメンタルコントロール

          働き盛り世代、ミドルエイジの原動力。生産性の向上は企業にとって最も重要な課題の一つだと思います。 睡眠不足による個人のパフォーマンス低下は社会全体の損失に繋がっています。米学術誌『Sleep』で発表された研究によれば、総人口2500万人を抱えるオーストラリアでは、2016〜2017年の間に睡眠不足によって生じた“負の総コスト”が指標として試算されました。その額はなんと450億ドル(USD)にも登ると言います。 インターネットやSNS等、人間の脳は一日中情報に晒され、その処

        vol.22 <実践編>頭蓋骨の呼吸を整えて生産性UP

          vol.18 睡眠と脳機能の関係

          今回は「睡眠と脳機能」についてのお話です。 睡眠不足で働くことは、脳震盪を起こしている状態で働くことと同じ 寝る時間も惜しんで働く。 残業が当たり前。 定時退勤を許さない空気。 そのような状況が定常化していることは、おそらく、働き盛りの方々にとってみれば、当たり前の状況だと思います。自営業やフリーランスでお仕事をされている方は、決まった勤務時間がない業務形態ならば、余計にいつまでも仕事をしてしまうこともありますよね。 当然のごとく、睡眠時間が削られることになるわけです

          vol.17 姿勢と生産性の意外な関係性

          健康と病気の間にある症状を見極めていくことの重要性 原因がはっきりわからないけれど、なんとなく体調が悪い。このような状態を「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と言います。 近年になり社会的にも知られるようになってきたPMS(月経前症候群/Premenstrual Syndrome)による、女性特有の健康疾患や更年期といったような問題が、この不定愁訴に含まれます。更年期は、今や女性だけではなく中年男性にも多くそのような症状が現れ始めていると言います。また、不定愁訴による日本の経済

          vol.17 姿勢と生産性の意外な関係性

          vol.16 生産性とトレーニングの関係性

          私が、アスレティック・トレーナーとして活動して15年が経とうとしています。ダイエットや筋トレ等を中心とした一般的な日本のトレーニング・システムとは異なり、私自身は、機能改善、予防医学、アスレティック・リハビリテーションといった「健康問題」の観点から、トレーニング方法を独自に構築してきたという経緯があります。 その中で、常に意識していることは、健康とは、何か一つの側面では成し得ないという事です。いくつもの要素が重なり合い、「今」の状態に在る、ということ。だからこそ、トータルで

          vol.16 生産性とトレーニングの関係性

          vol.15 姿勢と疲労

          体は連動している。 ここ最近、姿勢についてのワードをたくさん目にするようになってきました。猫背、巻き肩、反り腰、O脚、X脚、ストレートネック・・・・。姿勢改善、整体、骨盤矯正等、様々なニーズに対応するサービス・ビジネスも生まれています。 では、そもそも、なぜ良い姿勢で居る事が大切なのでしょうか。 これまでも、本連載でお伝えしてきましたが、下行性運動連鎖、上行性運動連鎖など連動性があることによって、人間の体は、手足を動かす時など重心の変化に対応して体幹部のバランスを取るよ

          vol.14 噛むことと姿勢はセットで整える。

          この15年、トレーナーとして活動して来た今、身体は全体を通して見ていかないといけないということを、私自身、改めて考えさせられています。 運動療法は、骨、関節、靭帯、軟骨、筋肉で考えられることが多いです。しかも、運動療法は、日常生活動作(ADL)*や、スポーツ動作に関連する関節(肘、膝、肩、腰)などのよく使う関節に焦点が行きがちです。実際、そのようなレベルで快復することもできますし、問題はありません。 *日常生活動作(ADL)とは、起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴

          vol.14 噛むことと姿勢はセットで整える。

          vol.13 体の老廃物って、なんだろう?

          「老廃物」と一言で言っても様々なものが存在します。老廃物とは、そもそも総称です。身体の代謝によって生成された物の中でも“不必要なもの”として、定義づけられています。例えば、古い角質、アカ、尿酸、腸内細菌の死骸、クレアチニン等、様々なものがあります。これが尿、便、汗などによって体外に排出されていくのです。 排出を担う大きな機能が、腸によるもの、リンパによるものとに大別することができます。リンパと聞くと、何をする機能なのか、よく分からないという印象をお持ちかもしれません。 リ

          vol.13 体の老廃物って、なんだろう?

          vol.12 便が排出されるメカニズム

          前回は、便秘についてお話しました。 では食べたものが便として排泄されるまでどういった経路を辿るのでしょうか? 何故便秘が存在するのか。メカニズムを知れば何か対策も考えられるのではないでしょうか? まず人間の身体は、口から肛門に至る1本の管で出来ています。口から入った食べ物は食道を通り、胃や腸で分解され、吸収され、肛門から排出されていきます。食べ物が体内に入ることは、つまり、管の中を通って出ていくという工程そのものを表します。分解され、血管内に通過出来るまでに小さくなった栄

          vol.12 便が排出されるメカニズム

          vol.11 日本人が感じる“便秘”とは?

          前回は、便の排出機能についてお話させて頂きました。今回は、人は何をもって自分が便秘だと認識するのかを考えてみましょう。 排便は日常的な生理現象の一つとして、周りの人と話すこともあまりないでしょうし、何か問題があったとしても、「自分の中での当たり前」のこととして深く考えることもなくなってしまい、排便の問題そのものが習慣化していることが往々にしてあるようです。 ですが、前回述べたように、空気中の汚染物質、食べ物に含まれる化学物質、添加物など可能な限り排出しておきたいものが、た

          vol.11 日本人が感じる“便秘”とは?

          vol.10 腸の排出機能

          今回は人間の身体に備わっている排出機能についてです。 排出機能と聞くと、便を思い浮かべる方が多いと思います。栄養の吸収、そして排泄機能として知られている腸。最近、腸の機能として免疫器官だという認識もされるようになって来ましたが、ここでは、排出機能についてお話したいと思います。 ヒトの身体は優秀で、何か有毒なものが体内に入り込むと直ちに反応し何らかのアクションが起きます。例えば、下痢になってしまったり嘔吐してしまったり。この様にヒトの身体は常に色々な毒、アレルゲン、有害な物

          vol.9 サプリメントを正しく知り、活用する

          細胞は常に生まれ変わる。 前回は新陳代謝のお話をしましたが、私たちの身体の中で代謝が起こるとき、ビタミンなどの微量栄養素というものが必要となります。 骨が丈夫で強い状態を保つには代謝が正常に行われている必要があります。女性が閉経後にホルモンバランスが変化し、骨粗鬆症などの病気にかかってしまうのも、ホルモンをはじめ微量栄養素が深く関わっています。 皮膚、筋肉、血液の中の赤血球、白血球や、骨の細胞は常に生まれ変わっています。あなたの年齢が30歳だとして、皮膚や骨、赤血球は3

          vol.9 サプリメントを正しく知り、活用する

          vol.8 新陳代謝のメカニズム

          新陳代謝とは何か? 新陳代謝という言葉を時折、耳にすることがあると思いますが、我々トレーナーも、「基礎代謝」といった言葉を使います。でも改めて、「代謝って何?」と聞かれると、案外説明するのが難しいのです。 代謝とは、異化(catabolic)と同化(anabolic)という2つの働きを合わせたものです。異化とは、たとえば、異化のひとつに「カタボリック」とよく表現される現象がありますが、それは、タンパク質が “ペプチド” から “アミノ酸” へと分解される過程を意味していま

          vol.8 新陳代謝のメカニズム

          vol.7 水2ℓは、本当か?

          ここまでの連載記事では、人が生きていくための最も重要な要素として、主に『呼吸』に焦点を当ててきました。 呼吸が出来ないと人間はたちまち生命を維持する事が出来なくなりますが、『水』も同じです。水の摂取だけでも、およそ1ヶ月間は、人は生命を維持出来ると言われています。逆に言えば、水が無ければ、1ヶ月も生きられないということです。 そして、<水を2ℓ飲むこと>が推奨されていますが、そもそも、<2ℓ>という数値は、どんな根拠があるのでしょうか? 体重、身長、年齢、筋肉量、食べる