Method to create your health and body by REBOOT

一人ひとりの身体の個性を見極め、身体の機能を最適な状態であるよう回復・再生。より良い人生やライフスタイルが送れるよう再起動させる。アスレティック・パーソナルトレーナー山口周平が教える100のトレーニングメソッド。Personal Gym REBOOTを経営。

Method to create your health and body by REBOOT

一人ひとりの身体の個性を見極め、身体の機能を最適な状態であるよう回復・再生。より良い人生やライフスタイルが送れるよう再起動させる。アスレティック・パーソナルトレーナー山口周平が教える100のトレーニングメソッド。Personal Gym REBOOTを経営。

    最近の記事

    vol.11 日本人が感じる“便秘”とは?

    前回は、便の排出機能についてお話させて頂きました。今回は、人は何をもって自分が便秘だと認識するのかを考えてみましょう。 排便は日常的な生理現象の一つとして、周りの人と話すこともあまりないでしょうし、何か問題があったとしても、「自分の中での当たり前」のこととして深く考えることもなくなってしまい、排便の問題そのものが習慣化していることが往々にしてあるようです。 ですが、前回述べたように、空気中の汚染物質、食べ物に含まれる化学物質、添加物など可能な限り排出しておきたいものが、た

      • vol.10 腸の排出機能

        今回は人間の身体に備わっている排出機能についてです。 排出機能と聞くと、便を思い浮かべる方が多いと思います。栄養の吸収、そして排泄機能として知られている腸。最近、腸の機能として免疫器官だという認識もされるようになって来ましたが、ここでは、排出機能についてお話したいと思います。 ヒトの身体は優秀で、何か有毒なものが体内に入り込むと直ちに反応し何らかのアクションが起きます。例えば、下痢になってしまったり嘔吐してしまったり。この様にヒトの身体は常に色々な毒、アレルゲン、有害な物

        • vol.9 サプリメントを正しく知り、活用する

          細胞は常に生まれ変わる。 前回は新陳代謝のお話をしましたが、私たちの身体の中で代謝が起こるとき、ビタミンなどの微量栄養素というものが必要となります。 骨が丈夫で強い状態を保つには代謝が正常に行われている必要があります。女性が閉経後にホルモンバランスが変化し、骨粗鬆症などの病気にかかってしまうのも、ホルモンをはじめ微量栄養素が深く関わっています。 皮膚、筋肉、血液の中の赤血球、白血球や、骨の細胞は常に生まれ変わっています。あなたの年齢が30歳だとして、皮膚や骨、赤血球は3

          • vol.8 新陳代謝のメカニズム

            新陳代謝とは何か? 新陳代謝という言葉を時折、耳にすることがあると思いますが、我々トレーナーも、「基礎代謝」といった言葉を使います。でも改めて、「代謝って何?」と聞かれると、案外説明するのが難しいのです。 代謝とは、異化(catabolic)と同化(anabolic)という2つの働きを合わせたものです。異化とは、たとえば、異化のひとつに「カタボリック」とよく表現される現象がありますが、それは、タンパク質が “ペプチド” から “アミノ酸” へと分解される過程を意味していま

            vol.7 水2ℓは、本当か?

            ここまでの連載記事では、人が生きていくための最も重要な要素として、主に『呼吸』に焦点を当ててきました。 呼吸が出来ないと人間はたちまち生命を維持する事が出来なくなりますが、『水』も同じです。水の摂取だけでも、およそ1ヶ月間は、人は生命を維持出来ると言われています。逆に言えば、水が無ければ、1ヶ月も生きられないということです。 そして、<水を2ℓ飲むこと>が推奨されていますが、そもそも、<2ℓ>という数値は、どんな根拠があるのでしょうか? 体重、身長、年齢、筋肉量、食べる

            vol.6 睡眠の質を高めるには

            睡眠と体温の話 睡眠の質を高める、というテーマは現代においてストレスや、人工的な光、生活リズムの破綻など色々な要素が複雑に絡み合っていて非常に難しくなっています。 今回は『体温』に着目してみましょう。 眠る為には体温が高い方が良い? それとも低い方が良い?  寒かったら、なかなか眠れませんし、湿度が高い夏の暑い日も、なかなか寝つけませんよね。 では、ここで、一つ例を挙げてみましょう。 赤ちゃんは眠くなってきたら、手足が温かくなります。「あ、手足が温かくなってるから眠

            vol.5 心と体のめぐりの原点

            呼吸によるめぐり 前回は、姿勢から呼吸が変化する、とお話しましたが、呼吸が変化する事で自律神経への影響があるということは、裏を返すと、呼吸ひとつで興奮状態にもリラックス状態にもなれるということです。 禅や、ヨガに代表されるような腹式呼吸。これは深く横隔膜で呼吸をする方法です。本来正しい呼吸というのは、吸うときにお腹と胸が同時に膨らむものなのです。 この呼吸が崩れている人は、吸っている時にお腹が凹み肩がすくむような呼吸、いわゆるパラドックス呼吸というものになっています。ト

            vol.4 自律神経のトレーニングで整う=心も整う

            姿勢と自律神経は密接に関わり合っています。 私自身も、実は、はじめは「何となく・・・自律神経という言葉は知ってる。意味もとりあえず分かる」という程度で理解をしていました。トレーナー歴の浅い内は、“筋骨格系”を中心にリハビリを展開していたので、そこまで体の内面に意識が行かなかったのです。 しかし、痛みがどんどん改善して行く人と、そうでない人がいる。この差は何なのか?と考えるようになりました。 そこで突き詰めて考えていくと、筋骨格系はあくまで身体の外側の話であって、それ以上

            vol.3 自律神経が鍵

            自律神経とは 自律神経という言葉を最近はよく耳にすることが多いと思います。それだけ世の中に自律神経が乱れている人が多くなり、様々な問題に直面しているという事ですね。 自律神経とは『交感神経』と『副交感神経』に分かれます。 交感神経は身体を動かす時に働く 副交感神経は身体を休める時に働く まずはこの様に捉えていただくと、分かりやすいと思います。 交感神経は ●心拍数が増える ●唾液が減る ●血管が収縮する ●呼吸が浅くなる(胸式) 副交感神経は ●心拍数が減る ●唾

            vol.2 トレーニングとは、内側から整えること

            筋トレを始める前に、大切なこと ジムに通ってトレーニングをする。最近はコロナ禍で自宅でのリモートワークも多くなり運動不足を感じて、運動をしよう、筋トレをしようとする方は少なくないと思います。よっぽど怪我や病気、精神的に疲労困憊でなければ、身体を動かして運動不足を解消しようとする方も多いと思います。 ここで、何故、運動をするのか?と問われると恐らく「健康になるために」「健康を維持するために」という答えを思い浮かべるかもしれません。そんな思いを抱えて、私の運営するパーソナルト

            vol.1 introduction 連載のはじめに。

            アスレティックトレーナーとは−皆さん、はじめまして。アスレティックトレーナーの山口周平(やまぐち しゅうへい)です。 アスレティックトレーナーとは、どのような職種なのか簡単にご紹介させてください。 皆さん、怪我をしたらどうしますか? 大きな怪我なら、整形外科にかかると思いますが、整形外科のリハビリ室にいらっしゃる先生は、理学療法士と呼ばれています。ただし、病院でリハビリを終えても、満足行く日常生活を送ることやスポーツ復帰はなかなかすぐには難しいことが多いですよね。 で