
vol.10 腸の排出機能
今回は人間の身体に備わっている排出機能についてです。
排出機能と聞くと、便を思い浮かべる方が多いと思います。栄養の吸収、そして排泄機能として知られている腸。最近、腸の機能として免疫器官だという認識もされるようになって来ましたが、ここでは、排出機能についてお話したいと思います。
ヒトの身体は優秀で、何か有毒なものが体内に入り込むと直ちに反応し何らかのアクションが起きます。例えば、下痢になってしまったり嘔吐してしまったり。この様にヒトの身体は常に色々な毒、アレルゲン、有害な物に晒されて生きていかなければならないため、排出機能は非常に大切です。
そこで、人間の老廃物の排泄割合について、見ていきましょう。
毛髪から、1%
爪から、1%
汗から、3%
尿から、20%
便から、75%
爪や毛髪は伸びてくると、切りますよね。汗についても、なんとなく皆さん知っているからサウナ等で汗をかくことを習慣化している人もいると思います。でも、割合を見るとこれらは排泄の内全体の1〜3%程度しかありません。やはり、排出機能のメインは便75%と尿20%です。それ程までに便の機能というのは大切だということが、まずはお分かりいただけましたでしょうか。
排毒、排出とは? 一体、何を出しているのでしょう? 単純に便を出しているという感覚ではいけません。その便には、腸内細菌の死骸、赤血球、身体に有害な物質などが含まれています。
身体に入ってくる有害物質ータバコの煙、排気ガス、ホルモン剤や成長剤を打たれた家畜、海洋汚染物質を摂取した魚、黄砂やPM2.5。
黄砂の時期の車や、国道沿いの家の外壁など、砂だらけや真っ黒になってますよね? あれを全部人間は吸い込んでいます。では、それを出す為にはどうしますか?? 75%と20%の排泄機能を持つ尿と便を正常に機能させるしかないですよね??
そうなんです。だから、便秘の方や排出を超えるような良くない食べ物を日常生活化している方は、アレルギーや病気になる確率が非常に高いのです。
では、また正常な便、腸内細菌の重要性については、また次回より、お伝えします。
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