見出し画像

発達障害に関しての私なりの考察

この世に発達障害という概念が根付いて何年経つのだろう。グレーゾーンという言葉も最近よく聞く。この概念に関しては善し悪しだと思っている。いわゆる中立な立場。
その概念を構築した事によるメリットデメリットどちらも存在すると思う。
これに関しても色々本を読み漁った。
そもそも発達障害なんて物は存在しない(精神科が作り上げた説)という人もいる。カテゴライズしたほうが社会の仕組み的に便利だったり関連ビジネスで儲かったりする人がいる。
でもその特性により社会に馴染めなかったり学校に馴染めなかったりする人の居場所という意味ではカテゴライズするのも悪くない。

発達障害、グレーゾーン、自閉症、HSPなど色々なカテゴリーがあるがチェックリストを見るとこれって全く当てはまらない人って逆にいるの?と思ってしまう。
何かしら当てはまるのでは?
例えば
「忘れ物が多い」
これは程度の問題なのでは?
忘れ物ぐらい誰でもする、でもそれが仕事や学校に支障をきたすレベルなのかどうか(そのレベル感も個人差あり)毎日忘れ物10個する人と週2,3回何か1個忘れるのでは全然違う。
でもどこから発達障害かって線引きは難しい。
「じっとできない」
これもじっと座っていけなければという日本の教育のあり方も影響しているのでは?
3,40年前なら「わんぱくな子」ぐらいで済んでた話かもしれない。
「過集中」
これって異常?もしかしたら素晴らしい才能じゃない?結局真ん中らへんにいる人達or平均的にどの分野もそこそこ出来る人が得をする社会なのかもしれない。

日本人の10人に1人が発達障害だと言われている。隠れ発達障害を入れると4人に1人という説も聞いた事がある。そもそも4人に1人だったら障害とかいうよりそういう性格、ってレベルの話になってくる。

諸外国に比べると日本人の発達障害の割合がとても高い、というのも文化的背景や民族的背景が関わってるのではないかと思う。
実際海外生活も数年体験している私は今まで色んな国の人達と関わる事ができた。
そこでよくあるのが
「え?この人話が通じない。」
「行動が破天荒でよくわからない。」
「質問した答えが返ってこない。」
「つかみどころがない。」
「こちらが期待しているような結果にならない。」
こんなの日常茶飯事で明らかに日本人よりその割合は多いと思う。でもそれをさほど気にせず問題にもせず普通に暮らしているという印象。
つまりは文化的背景があるのだろう。
日本は人に合わせたり人に気を遣って生きる社会であるため(他の国と比べると)出る杭は打たれまくるのでそういう気遣いが出来ない人は発達障害とみなされたりする。
学校でもじっと座って真面目に授業を聞いてる子が良い子とされる。外国ではスナックを食べながら授業受けても怒られないし座り方はお腹の前にこぶし一つ分の隙間をあけて姿勢良く、なんてのも存在しない。意見があればどんどん発言するし意見がぶつかって討論になるのも当たり前。このようにそもそも教育の概念が違う所からスタートしているので発達障害に関する考えが違うのも当たり前。

日本ではそういう人の為の施設なども昔に比べて増えてるとは思う。ただ、イメージとして「人と違う」「あの人は変わってる」と思われる事がまだまだ多い。

みんなと同じが生きやすいという根強い考えはそう簡単になくならない社会だなと思う。
もっとみんなが生きやすい時代がくればいいのに、、、、、
私が生きてるうちは無理かな。

お読みいただきありがとうございます。
当事者の方、お子様がそういう特徴がある方、ぜひコメント下さい。よろしくお願いします。

私の記事が必要な人に届いて欲しい! サポートよろしくお願いします🤲