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小さな県から見た世界

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日本で最も人口の少ない鳥取県に住みながら気づいた地方の暮らしや思い。日々つれづれに綴っています。
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#ゆたかさ

「ゆたかさのしてん」を読んで得た、“暮らしのなかで働く”視点

「ゆたかさのしてん」を読んで得た、“暮らしのなかで働く”視点

鳥取は、なにもない?日本一人口が少ない都道府県、鳥取。

転勤してから、数えきれないほどの人に「鳥取はなにもないから、つまらないでしょ?」と言われた。その頃はまだ何も知らなくて、曖昧な返事しかできなかった気がする。

かけられた言葉は謙遜なのか、はたまた本気なのか。

どちらにしろ、なんだか悲しかった。

“鳥取はなにもない”と思っているのも、
“なにもないからつまらない”と思っているのも、
本気

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袋川の桜に癒される朝の時間

袋川の桜に癒される朝の時間

家の近所に袋川という川があり、そこの土手沿いに桜が植えられている。

以前に鳥取に赴任されていた医師が、この土地にお世話になった御礼にということで、数千本の桜を寄贈されたそうだ。

今あるこうした桜並木も、そうした先人の思いの上に見ることができるのだなぁと思うと感慨深い。

私は毎朝この土手沿いをジョギングしている。

距離にすると大体2キロくらいになるかと思うが、ちょうどよい距離感で、桜を見なが

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