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小さな県から見た世界

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日本で最も人口の少ない鳥取県に住みながら気づいた地方の暮らしや思い。日々つれづれに綴っています。
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#リノベーション

文化を土台にした龍野のマチづくり

文化を土台にした龍野のマチづくり

兵庫県たつの市。「うすくち醤油」発祥の地として栄えた城下町には、今も昔ながらの建物が数多く残り、老舗の醤油屋さんが今でも現役で頑張られている。

こうした建物を丁寧に残し、今の時代に合った形に再生し、活かしている人達がいる。

緑葉社を運営する畑本さんはその代表者で、先日お話を伺ってきた。

人口7万人くらいの市だが、龍野の城下町は10年くらい前から空き家が目立つようになり、古くから残る建物も取り

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相互理解の装置としてのゲストハウス

相互理解の装置としてのゲストハウス

先日、日本財団まちなか拠点米子にて、鳥取県智頭町で楽之というゲストハウスを立ち上げられた竹内麻紀さんをゲストに招いた勉強会を開催した。

智頭町では、平成の大合併が行われた際に、合併に賛成する人と反対する人との間で意見が割れてしまった。それが地域住民間の分断を生み、今でもその禍根が残っているのだという。

智頭町は最終的に合併の道を選ばず、独立した道を歩むことになるのだけれど、私は個人的にその選択

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空き家リノベの5ステップ

空き家リノベの5ステップ

昨日は、鳥取市内で空き店舗をリノベーションを手掛けられた方のお話を聞いた。ゲストは”まるにわ”という団体代表の齋藤さん、設計士の谷口さんのお二人。

”まるにわ”では、つい最近マーチングビルという形で市内にあった旧松木ビルをリノベーションされていて、今回は、そのリノベーションに至るまでのストーリーを伺った。私なりにその話を整理してみたい。

1.ゆるい関わりを持つ今回対象となった物件は5階建てで、

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