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映画『メリー・ポピンズ リターンズ』感想

予告編
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 そういえば初期のミッキーマウス(蒸気船ウィリー)が著作権切れでパブリックドメインになったんですってね。

 というわけで本日は、同じくディズニー作品から、半世紀以上前から続くシリーズについての感想文でも投稿しようかと。1964年公開の映画『メリー・ポピンズ』。その続編となる『メリー・ポピンズ リターンズ』の感想文ですー。

 公開当時(2019年)の感想文なので、現在の時勢・時節とはズレていることも混ざっていますが、ご容赦ください。


 っていうか最後の一文がクサ過ぎて、我ながら「恥ずかしい」を通り越して笑えて来ます笑。


スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス♡


 「まさか!」と言いたくなってしまうような半世紀ぶりの続編となる本作は、いきなりネタバレで申し訳ないですけど笑、ディック・ヴァン・ダイクの出演や “片脚の男” の話、そして “2ドルの行方” などなど……、ちゃんと一作目の物語を引き継いでいる部分がちらほら見受けられました。老若男女問わずの盛況ぶりだった劇場の客層からは想像できませんでしたが、そういった前作の内容を反映したシーンになっても劇場中がウケており、前作が古い作品ながらも世代を超えて多くの人々に未だに愛されている名作なのだと改めて思い知らされます。

 そんな本作故に、小見出しにも書いた名台詞(というか合言葉みたいなやつ)が聞けなかったのは個人的にはちょっと残念……⤵
 でもワードそのものこそ無かったものの、その精神性というか、そんな魔法のおまじないをイメージできるような世界観は相変わらず作品全体に生きていたので良かったです。そういった個人的な理由から、本作を象徴する見出しにこの言葉を選びました。

 そして何より一作目との比較という点で言えば、やはり主演のエミリー・ブラント! 主人公メリー・ポピンズの変わらぬ喋り方や佇まいだけで、登場して間も無い内に彼女のことを大好きになってしまう。キビキビとした口調と手際の良い動きの中に平然と不思議な魔法を織り交ぜたり、なんだかんだで子供たちに甘かったりするところも相変わらずなんです。


 ディズニーのアニメーション映画はある時期を境に全てCGになってしまいました。それがイヤなわけではなく、勿論CG作品も好きですけど、『アラジン』や『101匹わんちゃん』だとか(まぁいちいち挙げていると切りが無いのですが)、幼少の時分から慣れ親しんでいたディズニー作品の風合いのアニメーションを再び拝めたのがとにかく嬉しい。「そうそう! ディズニーに出てくる人間クサイ表情を見せる動物たちってこんな感じだったよね!」と。自分の心が喜びに打ち震えていることに自分自身で気が付ける程です。


 近頃の、特に直近のディズニー映画でいうと、昨年12月の『シュガー・ラッシュ:オンライン』(感想文リンク)、11月の『くるみ割り人形と秘密の王国』、9月の『プーと大人になった僕』(感想文リンク)などなど。それも同様というか何というか……。今は単純な家族愛や友情だけではないものまでがテーマに含まれているような気がします。
 何かしら障害が立ちはだかるのは物語には付き物ですが、それが悪者による一方的なものばかりではなくなってきている。主人公や仲間たちそれぞれが大切なことを失ってしまったり、忘れてしまったり、壊れてしまっていたりする中で、改めてその大切なことを再認識させてくれるようなストーリーが増えてきている印象です。ここまで増えてくると、もしかしたら現実の世界に蔓延するそういった風潮へのある種メッセージなのかも、なんて深読みをしてしまう。

 自分も無くしてしまっていないだろうか……。でもきっと大丈夫、僕は魔法の言葉を知っているから笑。


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