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人付き合いが苦手な人の特徴と対策

私のお話聞きサービスでは

・人との関わり方がわからない
・他人と深い仲になれない
・つい一線を引いてしまう
・親しい関係になるのが得意じゃない


という相談を受けることが
結構あるんですね。


最近stand FMという
ラジオ配信アプリ内で
つっちーさんという方の
配信を聴いているのですが

人付き合いが苦手
という配信を聴いていて

赤裸々に語られている
その配信の内容から
色々と思うところがあったので
今日の記事にさせて頂きました。

きっと
同じような悩みとか
モヤモヤした感情を抱えている人って
たくさんいらっしゃると思うので

そういう方を
支えられたり
何かの発見になれば良いなと思います。


つっちーさんの配信はこちら


◯人付き合いが苦手な人の特徴


人間関係を形成することを
苦手としている人にも
色々なタイプがあるのですが

・他人に期待し過ぎる
・依存してしまう
・他人を上か下かで判断する

そういうケースではなく
今回は
他人と深い関係になることが苦手で
だけど寂しさや虚しさを
感じで悩んでいる人を
対象として書いていきます。


こういう方々と話したり
こういうタイプの患者さんについて
主治医や臨床心理士さんと
議論していて
行き着く結論があります。


それは
抑圧が強い
ということです。

よく言えば
自己コントロールが上手い
自制心がある
その場その場で適応する能力が高い

といったところなんですけど

ハッキリ言って
そういう生き方だけでは
疲れます。

幸せにもなり辛い。


抑圧が強い、とは
自分のわがままや甘え
自分の意見を
押し殺していたり
表出することに
抵抗を感じていたり

そもそも
自己を表出する感覚自体がわからない
という方がいらっしゃいます。

または
自分のコアな部分に
触れてほしくない
という欲求を
抱えている場合もあります。


これって実は根が深い問題で
幼少期の家庭環境において

親がいない
親が構ってくれない
親がアルコール依存症などで
子供の自分が大人(親)の役割を
果たさなきゃいけない立場だった
親に、自分がやりたいことを相談しても
応援してくれなかった


などの環境で育ち
小さい頃から
子供らしさを表に出さずに
成長してしまうと
小学生の頃までは
明るく活発な少年少女だったのが

思春期頃からどこか虚無感を感じたり
周りに合わせてばかりで
言いたいことが言えなかったり
少し達観してひねくれたり
1人を好む割に
寂しさを感じてしまうなどの

心の闇を自覚し始めたりします。

時には
眠れない
摂食障害
原因不明の腹痛など

身体的な症状として現れることもあります。

人間の発達って
階段みたいなもので

子供らしさ
つまり
親に甘える

ということは
子供のうちにやるべき
発達課題で

そこを満たさないと
次のステップに進めないんですよね。


そしてその〝次のステップ〟
というのが
他者を信頼すること
なんですね。

不快、不安、恐怖といった
ストレスを
親などに取り除いてもらうことで
他者を信頼できるのですが

その課題を子供ながらに
自分の欲求や甘えを押し殺して
抑圧して、克服しないままだと
基本的不信感
を持ち続けることになります。

他人に対して
とこか一線を引いてしまう

という感覚や
自分が傷つかないように
人を信じない

という感覚がコレです。


◯未だに基本的不信感を抱いている人


そして私が
そういう方々に心配していることが
ひとつあります。


それは

今、あなたの味方はいますか?

ということです。

ストレス社会において
さまざまなストレスに
晒されている私たちには

甘えさせてくれる味方の存在が
メンタルを安定させてくれます。


言い方を変えると
自分の存在を肯定してくれる人の存在ですね。

〝甘え〟
というのは
赤ちゃん言葉で話せるとか
頭をポンポンしてくれる

という意味ではなくて

自分の弱さを曝け出せる
強さを持つことと言えます。

この世の中で
1人とか2人

甘えさせてくれる人
つまり
自分の弱さを曝け出しても
自分を肯定してくれる人

作れていることが
私はとても大事だと思います。


◯味方を作るにはどうしたら良いか


それはシンプルです。

他人の〝甘えさせてくれる人〟に
自分がなること
です。

返報性の法則という
心理学用語がありますが
自分のことを受け入れてくれる人を
自分も受け入れたくなる心理が働くので

まず自分から他者承認していくこと。

なので
自分のことを受け入れて欲しいと思ったら
まず自分から相手のことを受け入れること。

すると自分の弱さを受け入れて欲しい時に
その相手から快く受け入れてもらえる関係を
作ることができる可能性が高まります。

そしてその信頼できそうな人に
甘えましょう。

弱さを曝け出すのです。

最初はとても勇気がいる行動ですが

疲れたから休ませて欲しい
悩みを聞いて欲しい
辛かった過去を聞いて欲しい

など
ずっと抑圧していたことから
ちょっとしたストレスなど
自分だけで抱えず
他人に相談する。

もし相談するのがハードル高ければ

他人と共有してみません?

あなたの心の闇を
誰かと共有するだけでも良い。

ストレスを言葉にして
アウトプットするだけでも
心は軽くなりますし
効果は大きいと思います。


◯常に本音でいろ!というわけではない


他人に弱さを曝け出す

イコール

誰にでも言いたいことを言って
遠慮せずやりたい放題やって
やる気がない時は
何もせず好きなことだけやる。

というわけではありません。

当然ですが
そういう人は社会から弾かれます。

それにそこまで
誰にでも
自分のわがままを
出したいという人もいないでしょう。

以前も書きましたが
研究によっては
人は10分間に3回は嘘をつくとも言われています。

嘘とは
礼儀正しい対応だったり
作り笑顔などの
非言語的なコミュニケーションも含みますが

それぐらい人は意識無意識に関わらず
自分を偽って
嘘をついているわけです。

人付き合いが苦手だと感じている人には
取り繕うのが上手な人が多い反面

そういう自分に対して
罪悪感や疑問を抱いている人がいます。

ですが
それはあなたの社会で生きる上での
長所です。


世の中のほとんどの人が
自分の素を完全に出しているわけではないので

取り繕うことは上手なままでいましょう。

問題はスイッチの切り替えであって
素を出せる1人か2人にだけ
取り繕わない自分を
出せれば良いのです。

公私混同せずに
社会性のある自分と
素の自分を切り替える感覚を持てると
人付き合いに対する見方が変わって
楽になれるかもしれません😌

サポートしていただけると相当喜びます😭