自己肯定感が低い人ほど被害者でありたい
なかなか責めたタイトルですが
あながち間違ってないと思っていて
自己肯定感が低い人
全員とは言いませんが
常に自分を弱い立場
可哀想な立場に
自分を置いておきたい人って
少なくないよね
というお話をします。
◯自分は守られる側にいたい、という人がいる
仕事でも
現場が忙しくなってきた時に
「手伝いましょうか?」
と言われて
「いや、大丈夫」
と応えておきながら
後になって
「とっても、忙しかった。こんな時に限って
入院やオペ後の帰室が重なるんだから…
1人で回すのって本当大変!」
とツイてない自分アピールを
意識無意識に関わらずやってしまう人って
いると思います。
「だから手伝いましょうか?
って言うたやんけ!」
とツッコミたくなる人いますよね。
結局自分の意思で
周りからの手助けを断っていても
察して欲しい
とか
言わなくても手伝ってもらいたい
などと
常に自分は守られる側でいたい
とか
自分は可哀想な人なんだ
と思いたい心理が
働いてるんですよね。
◯自分は助けを言い出せない人だと思いたい
これまた厳しいことを言うようですが
自分は言いたいことも言えず
助けて欲しいと言えない人だから
気づいて欲しい
声をかけて欲しい
と思っている人がいます。
たとえば
男性が家庭を持って
家事や育児に時間を
割かなきゃいけなくなったことで
「自分は家庭のためにやりたいことも
我慢している夫だ」
「妻や家族に支配されている弱い立場だ」
などと思っている旦那さんって
いらっしゃると思うんですけど
そこに関しては
その環境を作り出したのは
自分の意思なんですよね。
週末に家族サービスをしても
「ゴルフ行きたかったなぁ」
「競馬したかったなぁ」
という無意識な攻撃を向けてしまう。
能動的に攻撃を
仕掛ける人ではありませんが
〝自分は我慢しているのに〟
感をもって
隠れ蓑を着て攻撃してくることを
受動的攻撃
と呼びます。
暴力や罵倒などDVのような
攻撃ではないけど
妬みや僻みを言ったり
無視をしたり
ため息をつくような行動を指すのですが
一体なぜこういう行動を取るのか?
それは
自己肯定感が低いことが
原因であることがあるんですね。
自分を「劣っている存在」だと思うから
自分は弱い立場にいると思いたい。
もっと言えば
自分が優位な立場になると
構ってもらえない
可哀想だと思ってもらえないから
常に自分を弱い立場に置いてなきゃいけない。
もし反抗して立ち向かってしまうと
自分の立場が危うくなるじゃないですか?
たとえば
忙しいのに、手伝って!と言えない人の例だと
「なんで手伝ってくれないの!」
と言っちゃうと
自分が〝面倒くさい人〟になってしまって
可哀想な立場ではなくなる。
だから常に自分を
恵まれない
弱い立場でいないと
生きていけない人っているんです。
◯そういう人を見捨てるつもりはない
こう書くと
かまってちゃんは自分でなんとかしろ!
ちゃんと助けてと言え!
と言ってるようですが
そんな簡単な話ではないと思っています。
みんながSOSを上手く出せる人ではないし
育ってきた環境によって
援助希求能力(助けを求められる能力)は
変わってくるので
支配的な親に、雑に扱われた
被害者だと思い込んでしまうと
被害者意識から
抜け出そうと意識するだけでは
解決に至らないのではないかな、と。
そういう考え方を
改善していく上で大事なことは
余計なプライドを捨てることだと思います。
昨日もプライドに関する
記事を書きましたけど
やっぱり生きづらさの諸悪の根源
なんだと思うんですよね。
余計なプライドが邪魔をして
助けてと言えない。
上手くいかない自分を
他人のせいにしたくなるのも
自分の能力やミスによるものでない!
あくまで周りの責任だ!
と思いたくなるから
思うわけですから
まずはプライドを捨てることが
大事なんです。
そのためには
たくさん恥をかいて
失敗したことも周りに晒していくことで
結果として
周りから助けてもらえるようになり
自分自身のメンタルもしなやかになる。
理想の自分を高く持つ必要もないから
自己肯定感が下がることもない。
なので
自分に対する過度な期待を捨てて
ダメな自分を受け入れていくことで
被害者意識から抜け出せるよね
というお話でした😌