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マガジン:パルプスリンガーズまとめ

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超巨大自由売買商業施設”Note”を舞台に描くクリエイター達のとんちきうろんトラブル日常!
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2020年1月の記事一覧

辛い麺メント IN TOKYO④ #ppslgr

 新橋駅、駅構内の蕎麦屋。 『ヌルい麺ばかり食べやがって』  マラーラーは客席置いてある…

akuzume
4年前
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イドラデモン・アニヒレイト -31- #ppslgr

「で、この藪がどうしたってんだい?」 老婆こと、ここではG・Rとしておこう――彼女がライフ…

イドラデモン・アニヒレイト -30- #ppslgr

「で、どうするの?イジメるのはちょっと趣味じゃないかなーって」 「任せとけ」 スマホを手…

イドラデモン・アニヒレイト -29- #ppslgr

細切れにちぎれ飛んだハート群の指先は、すぐさま収束し元のスキ生首の形態に戻っていく。だが…

イドラデモン・アニヒレイト -28- #ppslgr

「ドネートなど……金銭などもらわずともワタクシはスゴイ!その事をおもいしるがいい!」 ぶ…

イドラデモン・アニヒレイト -27- #ppslgr

「そうりゃ!」 板張りの廊下に燃え盛る炎を、J・Qが振るった氷の一撃がことごとく凍り付かせ…

Happy! Book! Manking! -Extra- #ppslgr

東京ビッグサイト、場外。 「ドゥオルルル!」テーザー銃を食らったテロリストは痙攣した後にダウン!使用済のテーザー銃、もとい対人ミラクルライトを捨て、ホルダーからもう一本を抜き、向かってくるもう一人のテロリストにトリガーを引いた。バッシュ! 「グワーガガガが!クソ民間人めが!」倒れない!肩口に針が刺さり、大柄のテロリストは電撃を耐えながらつかつかと接近、その手には危険な防弾樹脂盾と重金属警棒、剣闘士めいている。 「抵抗しやがってえぇえぇ!べちゃんこにグゥッ」  背後から

イドラデモン・アニヒレイト -26- #ppslgr

今の所、部屋の内外に異変は起こっていない。 まるで時代劇のセットの様な、場所を考えると違…

イドラデモン・アニヒレイト -25- #ppslgr

「お客様、ですか?」 まじまじ観察すると、顔を出した老婦人は眼を閉じていて、顔を向けてい…

イドラデモン・アニヒレイト -24- #ppslgr

谷合にぽつぽつと点在する古民家は、いずれも造りその物はかなり贅沢な造りである事が見て取れ…

イドラデモン・アニヒレイト -23- #ppslgr

「今ので最後?」 「周囲15メートルまで気配は感じられない。だが油断は禁物だ」 「やれやれ、…

辛い麺メント④ 紅油皮蛋麺 #ppslgr

「おいM・Jさんやーい。起きろーい」 「ふがっ」  俺は助手席にいるいびきをかいた男の肩を…

akuzume
4年前
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イドラデモン・アニヒレイト -22- #ppslgr

木陰の奥より次々飛び掛かってくる暗緑色タコに対し、一発、二発と真空弾頭を撃ち放つ。ドリル…

イドラデモン・アニヒレイト -21- #ppslgr

飾り気のないコンクリートの階段は、上がるほどにいつしか石畳造りへと手品のように入れ替わっていった。そうして、精緻な縁取りがなされた銃を手に登り切った先に待っていたのは、一面の緑。 「わぁ……」 俺の後ろでついてきていたO・Mも、開けた光景に感嘆の声をあげる。だが後続の二人へ振り向くと、J・Qの方は少々険しい表情によって眉間の皺を深めていた。 折り重なる緑の天蓋を抜けた先にはウソの様な青空が広がっていて、大地には木々の影の元に至るまでうっそうとした青い草花が繁茂している。