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転職・キャリア-強みは自分の中での比較で良い

キャリアを形成していく中で自分の強みは何かと考える機会があるのではないでしょうか。
今日は強みは他者との比較ではなく、自分の中での比較で良いということについて考えてみたいと思います。

キャリアを形成していく中で、今の会社での昇進や違う部署に異動して違う経験をする、転職や起業と様々なオプションがあるかと思います。
今日はその中でも主に転職について考えてみたいと思います。
コンサルへの転職における面接のポイント_採用側の視点でもコンサルへの転職のポイントを投稿していますので是非ご一読ください。
参考となる書籍についても挙げておきますので気になられる方は是非ご一読ください。

自己分析で考える強み

転職活動を行うにあたって、やりたいこと、得意なこと(=強み)、収入等を含めた環境という点で考えると思いますが、皆さんが苦労されるポイントの一つに自分の強みは何かということがあると思います。
例えばコミュニケーションスキルが高いと思っているけど、ほかの人と比べたらそうでもないな・・、転職先の企業の面接官のほうがコミュニケーションスキルがある人だったらどうしよう・・というように他社と比較しながら自分の強みを見つけられないという相談を受けることが良くあります。
そういったときにお伝えしているのが、タイトルの通り強みは自分の中での比較で良いということです。

自分の中での相対的な強み

まず強みとは何かということを考えてみたいと思います。
一言でいうと、自分にとって当たり前にできてしまうことです。
例えば、部署の中に少し話しにくいといわれている人がいるけど、自分は苦も無く話せる、プレゼン資料作成に苦労している人が多いけど自分は苦もなく作れる、遅い時間まで働くことが辛いと言っている人が多いけど、自分は苦もなく働けるというようなことです。
ここではわかりやすく、他者との比較で記載していますが、これを自分の中で考えるということです。
どういうことかと言うと、プレゼン資料を作るよりも誰とでも仲良くなる、気兼ねなく話すことの方が簡単にできるな、プレゼン資料作りは苦手だけど、完成するまで長く働くことは簡単にできるなというようなことです。
このように自分ができることを他者と比べるのではなく、自分の中で比較するということがとても大切です。

強みを他者と比べるのではなくて自分の中で比べる理由

理由は主に2つあります。
①その領域に自信が持てるから、②成長スピードが高まるからということです。
それぞれ考えてみましょう。

①その領域に自信が持てる

強みというのはやっかいなもので他者と比較するのが当然というような風潮になっています。
これの弊害は、上を見ればきりがないということです。
例えば野球がうまいというのが強みだとして、大谷選手と比較するとさすがに勝てない、プレゼンがうまいといってもスティーブ・ジョブズと比較すると勝てないというように上を見ると自分の強みなんてないように見えます。
しかしながら、自分の中での強みというのは必ず誰しも持っていますし、それらの掛け合わせによって様々な成果が出ます。
例えばコミュニケーションスキルが高い×長時間働けるとすると、様々な人に意見をもらったり、仕事を助けたりしてもらいながら成果を出すこともできますし、コミュニケーションスキルが高い×テクノロジーの知見が高いということであればそのような会議・勉強会に参加して新たなインプットを見つけられたり、人脈を作ったりすることができます。
こういった個々人での強みによって得られる成果というのはたくさんあるのですが、これを他者と比較してしまうことで何も自分には強みがないととらえてしまうと自分自身に自信が持てなくなります。
転職活動において、採用者はこの人は自分の会社で成果を出せそうかというのを見ていますが、自身がない人ははたから見て成果が出せそうには見えません。
そういった意味でも自分の中で比較した強みを認識し、それに対して自信を持つことが重要です。

②成長スピードが高まる

①の自信が持てることからもつながるのですが、人が成長するにはインプット・プロセッシング・アウトプットを高回転させることが重要です。
自信を持てない人は、例えば会議の中で発言ができない、上司にレビューしてもらわない、やってみたいなと思っても手を上げないというような状態になるケースが多いです。
これが自身がある人はまずチャレンジしてみることができます。
このチャレンジをする際に、そうやればうまくできるのかというインプットを他者からもらったり調べたりし、それを必死で考え、発言や資料といったアウトプットに落とし込んでいきますが、自然とインプット・プロセッシング・アウトプットを高回転させることができます。
また自身があることについてはより詳しくなりたい・できるようになりたいと自然と思うこともできますので、苦も無く自然とレベルが上がっていきます。
転職活動において、採用者は成果を出せるかを見ているということをお伝えしましたが、今成果を出せそうか、長期的に成果を出せそうかといった時間軸でも見ています。
成長スピードが速そうな人は早期に成果を出せそうだなと認識されますので、もちろん採用の可能性は高まりますし、実際に入社後に成長していくことができますので、自身のキャリアを自在に作っていくことが可能になります。

まとめ

いかがだったでしょうか。
一般的には他者と比較した強みというニュアンスが強いですが、自分の中で比較した強みを考えることの大切さについて考えてみました。
キャリア形成で悩まれている人、これから転職してみようと思われている人、様々いらっしゃるかと思いますが、まずは他者の目は気にせず自分の中での相対的な強みについて考えてみていただければと思います。
その結果、望んでいた部署への異動、転職、成長ということにつながっていけばうれしいです。

それではまた

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