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盆と正月とクリスマスが一気に来たみたいなやつ B'z×Mr.children『B’z presents UNITE #01』を配信で観た
"世間知らずだった 少年時代から 自分だけを信じてきたけど" 稲葉浩志がこの一節を歌い始めた瞬間に、「こんなことがあってもいいのか?」と、思ってしまった。そして桜井和寿がアコギを弾きながら次のパートを歌う。 序盤はピアノとクリーンなギターアルペジオだけのアレンジで、2人のボーカルのアカペラに近い状態。画面越しではあるが、細かい息遣いまで感じられる。サビでは稲葉が主旋律を、桜井が低いパートをハモる。 2人とも、一声聴けば「この人だ」「このバンドだ」となる特徴的な声の持ち主だ
2021.7.8 the pillows RETURN TO THIRD MOVEMENT!Vol.3@名古屋ダイヤモンドホール ライブレポ
“ネタバレ”に対する風当たりは強い。例えば映画について何か語るときには、冒頭に「ネタバレあり!」と書くか、核心に触れる前に広めのスペースを取るなりの“配慮”が求められる。それはライブについても同様で、まだライブを観ていない人にセトリを明かすことは決してしてはいけない行為とされる。確かにそれには一理あって、「次の曲は何だろう?」というドキドキから、爪弾かれるイントロの一音に興奮することはしばしばあるし、サプライズで珍しい曲を聴けたときは嬉しい。 けれど、そうしたドキドキやサプ
スピッツのライブをほぼ最前列で見たらいろいろと持ってかれた【2021.6.18 SPITZ JAMBOREE TOUR 2021"NEW MIKKE"@ぴあアリーナMM ライブレポ】
1年半ぶりのリアルライブだ。それだけでも色んな感情が湧きあがってきそうなところだが、この期間もフェスやライブは行われていた訳で、正直なところ“行けなかった”というより“行かなかった”という方が正しい。なので、久しぶりというところに感情の沸点を持っていくのは個人的になんか違う気がする。あくまでそこはニュートラルな気持ちでいきたい。雨がちらつく桜木町駅から会場までの道程を、そんなどうでもいいことを考えながら歩く。 会場に着くと、事前に連絡先を登録したスマホ画面をスタッフに見せ、