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【3.11】その傷が、きっと君の誇りになる 〜あの日に思いを馳せて〜

こんにちは。RaMです。

数あるnote記事の中から、
こちらの記事を目に留めてご覧くださり、
本当にありがとうございます😊

こちらのnoteアカウントでは、
自分のことを大切にしながら暮らす中で、
感じたことや学んだこと、日常に活かせるポイントなどを
わたし自身の言葉で紡いでいます。

どうぞ、気を楽にして、ゆっくりしていってくださいね♪


雑談 ~最近の出来事~



先日、とても久しぶりに、図書館へ行ってきました。

滞在できる時間は限られていたので、
1冊全てを読むことが出来なかったのですが、
たまたま目があったエッセイ集の中で、
目に留まった一文を、急いでnoteの下書きのタイトルに残して、図書館を出てきました。

その一文とは、本日の記事のタイトルとなっている
その傷が、きっと君の誇りになる』というものです。

こちらは、石田衣良さんのエッセイ集【傷つきやすくなった世界で】の中に書かれていたものです。

この一文だけご本人の自筆で書かれているようで、とても印象に残っています。


この本に収められているエッセイが書かれていたのは、2006年〜2007年頃だったようです。

おそらく、書かれた当時とは、
時間の流れも、スピード感も、暮らしの様子も、全く異なることと思います。

実際に、わたしが生活していて、 
2006年頃当時のことを思い出しても、
全く違うなと感じています。


でも、なんだか昔の話とは思えないほど、社会の様子が表されているなあ、
と感じながら、読んでいたのでした。


根本的な課題が解決されていなければ、
同じ状況を、ぐるぐると繰り返して、
何周にもわたって共感できる話になることもあるのか~
と、どことなく腑に落ちた感じがしています。
 

さて、本の感想はこのあたりにしまして、
記事の本題へ移ります。


あの日から、13年。



本日は、2024年3月11日。
東日本大震災から、13年の月日が経ちました。

この日は、仕事などの都合がない限りは、
その時にいる場所で、黙とうをささげるようにしています。

そんな今日、どのような記事を投稿しようかと悩みました。

悲しみや苦しみは人それぞれ異なりますし、

わたしが、そのすべてを自分のことのように感じ取ることや、
文章にすることは難しいなと感じたので、

13年前の当時の自分への手紙として、
今日の記録を残したいと思います。


2011年3月11日のわたしへの手紙


まだ学生だった、2011年3月11日のわたしへ

こんにちは。
こうしてあなたに手紙を書くのは、初めてですね。

大学生で、ひとり暮らしを楽しんでいた日々。

来る約1か月間の実習に向けて、やや緊張しながらも、
実習のための課題をこなしつつ、
アルバイトや、友人との楽しい時間を過ごしていましたね。

当時、既に社会人となった彼氏とは、
やや遠距離恋愛となっていましたね。

その彼氏が、今、夫となり、大切なパートナーになっているよ。
きっとこの報告を聞いて、驚いていることだろうね。


春休みになり、実習前に稼いでおこうと、
アルバイト日数を増やしていたあなた。
その週は、唯一、3/11だけが休みでしたね。

居酒屋のような飲食店でアルバイトをしていたにもかかわらず、
混雑時のシフトには入りたがらず、金曜日だからと言って
休み希望を出していましたもんね。(笑)

昼食にパスタを作って食べて、そろそろ食器を洗おうとしていた、
まさにその時。

大きな揺れに見舞われましたね。

怖かったでしょう。

それまでに経験したことのない揺れの大きさと、
ひとり暮らしで、どうしたらよいかわからない混乱で、
感情は入り混じっていましたね。

外をさまよいながら歩いていたら、幸運にも、友人と遭遇して、
大きな不安と恐怖を感じていた中でも、本当に心強かったのだろうと思います。


被災1週間後に、日本海側の県を経由して、
ようやく実家に到着した時、
家族がいる安心感に包まれたあなたは、
少しずつ元気を取り戻して、
4月下旬には、ひとり暮らしを再開することになります。

大学が再開して、
同学年の方が、津波にさらわれてしまったという話を耳にしたり、
アルバイト先の友人が、津波が来るたびに流されながらも避難して、なんとか助かったという話を聞いたりして、
とても心を痛めていましたね。


でも、その痛めた自分のこころを、
あなたは、本当の意味で直視することができなかったことと思います。

あなたにとっては、
あまりに衝撃が大きくて、辛い出来事だったから。



新卒後に勤めた職場での勤務を終えたあなたは、
彼氏の勤務先であった、福島県で仕事をすることを選びます。

そこで、あなたは、期せずして、被災地の現状を見ることになるのです。


震災から、既に6年という月日が経過してもなお、
避難指示区域が残っている現状を知ります。

仕事で県内の道路を走っていて、
黒い大きな袋に包まれた筒状の物が、
何層にも重なっている様子を、目の当たりにします。

地域での生活が戻っている様子が、報道されがちではありましたが、
報道されていることばかりが現実ではない、ということを知ります。

地元に戻りたくても戻れない、と話している方がいる一方、
地元に戻ることを諦めて、新たな地で住まいを設けて、生活を始めている方とも出会います。


表面上の生活が戻ってきていたとしても、負った傷を完全に消し去ることはできない。

ずっと心に抱えて、その傷とうまく折り合いをつけながら、共存していくという視点が大切なんだ。

人とのつながりがあること、地域が一人ひとりを見捨てずに、共に生きていくという視点を持てることで、本当に少しずつ、じわじわと、傷を癒すこともできるんだ。


そんなことを、体感しながら、仕事をしていくようになります。


そのような仕事をして、7年弱。
現在のわたしは、学生生活を過ごしていた地に戻り、
夫と2人で暮らしています。


この間、コロナウィルスという恐ろしい感染症が流行して、人との接触が制限されたり、
自分も病気して手術をしたりもしたけれど、
この手紙を書いているいまは、元気にしています。

家族や過去の同僚、
そして、noteという素敵な街で出会った方々に支えられながら、
自分と向き合って、暮らしていますよ。



これからのあなたは、震災の経験だけでなく、
辛い職場環境で苦しんだりすることや、
自分のできなさに落ち込むことが、
たくさん出てきます。

心身ともに傷つくことも、経験します。

他人と比較して、
「なんで自分は、こんなにもビビりで、できないことがたくさんあるんだろう・・・」
と、落ち込むこともあります。

でも、人との出逢いには本当に恵まれていて、
たくさんの方に助けられながら、試練を乗り越えていくことが出来ます。

〈こころのふるさと〉となるような場所も、見つけていきます。


あなたが、
まっすぐに、必死に、頑張っているから、
本当に信頼できる人にも出逢うことができていきます。

その信頼できる人は、
あなたのことを、ちゃんと見てくれる人、わかってくれる人です。



時間がかかってもいいから、諦めずに、
自分が正しいだろうと思った方へ、歩みを進めていってください。


『そのこころの傷は、きっといつかあなたの誇りになる』

そう信じて、自分の道を進んでいって、大丈夫。

自分ができると思うことを、できる範囲で、挑戦していってね。


最後に・・・

できれば、頑張りすぎてしまうことが多いあなたには、
一番に、自分のことを大切にしてほしいのだけれど、

あなたが、そのことの本当の意味や必要性について、
心から理解するまでには、まだまだ時間がかかりそうだから、

まずは、あなたのことを大切にしてくれる人を、大切にしてね。

きっと、自分に返ってくるから。約束ね。


2024年3月11日(月)
13年後のわたし より


3.11 これからも、できること。


震災後から、毎年
yahooさんで検索することが寄付となる企画を行ってくださっています。

おひとりにつき、10円というわずかな金額ですが、
多くの方が協力することで、大きなチカラになると思います。

今年から、yahooのブラウザとLINEから、それぞれ検索することで、
おひとりにつき20円の寄付が可能となりました!

わたしも、早速やりました!
すでにたくさんの方が検索されていて、驚きました。

ご協力いただける方は、ぜひ、よろしくお願いいたします。


おわりに



自分で書いておいてなんですが、、、
書き終わった時には、号泣していました。

すっかり、自分の為の記事となってしまいましたね。
失礼しました💦

次回の投稿では、先日の記事で伏線を張っていた
ポジティブな気付きをシェアする予定です!

▼先日の記事は、こちら▼



★☆この記事を、最後までお読みくださった方へ☆★

お読みくださり、本当にありがとうございます!

ここまでお読みいただいたあなたに、幸せが訪れますように🍀

また次の投稿で、お会いいたしましょう。


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