みんなに知ってほしい産後うつにならないために知っておいて欲しい3つのポイント

おはようございます。
今日も、愛知県は灼熱です。
まだ、梅雨明けしていないのかという感じですが、明日からまた天気が悪いようで…。

今日は、7歳と5歳の娘を育てるワーママ保健師が、産後うつにならないためのポイント3つをお伝えします。
今まで支援してきた方の産後うつの状態を振り返り、今ここでご縁をいだいている妊婦さん、新米ママさんたちのために情報を整理しました。

産後うつとは…

産後うつ病とは、分娩後の数週間、ときに数カ月後まで続く極度の悲しみや、それに伴う心理的障害が起きている状態をいいます。

MSDマニュアル家庭版より

「産後うつ」というのは症状で、「産後うつ病」となると病名として診断された状態になりますが、3か月くらいまでに起こるものを産後うつ病としています。
ここでは、言葉を省略して、「産後うつ」ということで状態を表していきます。

産後うつの発症率、10~15%と言われています。
10人に一人の割合で、2週間以上、うつっぽい状態が続くことがあるということです。
妊娠期も、だいたい同じくらいで10%くらいに発症するのではとされています。マタニティブルーというやつですね。

私が公務員保健師として働いていたときも、だいたい2か月以内には訪問や電話でママの状況を確認しますが、確かに割合的にはそんな感じでした。


なぜ、妊娠期や出産後はうつになりやすいのか

それは、両方とも女性ホルモンの変化によって、ストレスの対応能力がなくなるからです。

だから、どなたでも、うつ傾向になりやすい状況にあります。
そして、目の前の赤ちゃんを見て、「ちゃんとやらなきゃ」「~しなきゃいけないのに」と責任感を負いやすく、完璧主義の人はさらに完璧になりがちです。
かくいう私も、産後2か月くらいで母乳が軌道に乗らず、夕方にわけもなく泣いていたときがありました(汗)

うつ状態にならないポイント1「サポート」

なりやすい要因の第1の原因としては、妊娠期間中、それ以前から、精神疾患を患っているかたというのがあります。
なので、心の病気をお持ちの方は、特に用心してください。

主治医がいる方は、もちろん隠さずに相談してくださいね。
妊娠中、授乳中にも飲める薬はあります。
主治医と相談して、調子が良ければ授乳中は、心配なので薬をやめるという方もいます。

そして、心の病を患っていない方、すべてのママに言えることは、

周囲から受けられるサポートはすべて活用すべし

自分の周囲のサポート体制があるかないかで、大きくママへの負担が変わってきます。
「パパしか助けはありません」という方は、今すぐ、もう一つくらいのサポート先は探しておきましょう。
ファミリーサポートサービス、託児、家事代行などのヘルパーさん。

つながりが子育てにおいては最も大事

こちらのnoteで何度もお伝えしていますが、子育てはパパとママだけの両親で行っていくのは、無理なお話です。
人間という生き物は、孤独の中では生きていけず、必ず集団社会の中で生きていく必要があります。

ご実家の祖父母の協力がまったく得られないという状況は、子育てしていく上で、最初から0スタート以下のスタートになると心得ておいてください。
祖父母の協力がないのであれば、その分をパパがまかなってくれるだけの力があるのか、例えば知人や親せき、民間支援者さんたちが助けてくれるのか。
本当に大切なところです。

もちろん、ご実家の協力があっても、うつ傾向になった方もいますが、一時的であることが多かった印象です。

あなたは、実母の協力が得られますか?

ここが、一番大きいポイントだなと、ワーママ保健師マミちゃんは考えています。

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