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雲助一門会「師弟四景」この会だけ聴いてりゃいい。
9月5日日本橋劇場(日本橋公会堂)師弟四景
開口一番 金原亭 駒介 「高砂や」
お初の前座さん 高砂の謡がうまいな〜と思ったら、学生時代に端唄根岸流の師範名取になっていたそう。どうりで。
蜃気楼龍玉 「駒長」
マクラで「珍しい噺は演り手が少ない、なぜなら面白くないから」と。
しかし、どんでん返しあり、ベタなオチありと十分に楽しめる噺。
こういう作品を選んで自分のものにするのが龍玉さんのセンス
謝楽祭が戻ってきた!
7ヶ月以上ぶりの投稿なのだが、しれーっと書いてみる。
9月4日は3年ぶりの落語協会「謝楽祭」が湯島天満宮で開かれた。
コロナ禍の2020年は中止、昨年2021年は配信での開催、そして今年は現地と配信というハイブリッド開催。
残念ながら飲食の屋台とステージでのイベントは行われなかったけど、それでも20以上の芸人屋台が設置され、事前登録とはいえ2000人ほどのお客さんが来場してかつての賑やかさが戻っ
林家たけ平と歩く吉原散歩
林家たけ平さんと吉原商店会長の不破利郎さんに案内していただく「吉原散歩」に参加。廓噺で出てくる吉原遊廓がどんなものだったのか以前から興味があり、関連書籍も何冊か買ってはいるのだが、想像は膨らむもののなかなか実感できないでいた。
実際にその場所を歩けば少しは理解できるのではと思いながらも、男一人で今の吉原をぶらぶらするのは昼間でもはばかられる。
そんなときに偶然見つけたのがこの企画。さっそく申し込ん
花緑版「妾馬」の心地よさ
このご時世、人の集まる場所に出かけるのは気がひけるのだけど、「落語は業の肯定」という金言を言い訳に1月15日に渋谷円山町で行われた「渋谷らくご」に行ってきた。
数年前からの落語ブームの火付け役のひとつであり、落語を聞き始める人には絶好の落語会。私もこの会をきっかけに落語好きになった。
キュレーターである米粒写経のサンキュータツオさんの絶妙な差配によるバラエティー豊かな顔付けで落語のみならず、講
伸びしろを聴きに行く。
木曜落語研究会「チャノマ」
今年の8月から落語協会の若手二つ目8名が始めた勉強会「チャノマ」。
毎週木曜日、新宿のフリースペース「無何有」で開催されているこの会に先週の11日に行ってきた。
以前は鈴本演芸場や末廣亭で二つ目だけの落語会が行われていたのだけど、
今は残念ながら開催されていない。
若手落語家の登竜門とも言える日本演芸若手研精会も今年4月末に閉会。
神田の連雀亭や西新宿のミュージック・
文七元結、ふたたび。 一朝会 人形町スペシャル
「一朝懸命にやります」。
仲入りを挟んで2席聴かせてくれる一朝師匠の独演会。
一席目は「味噌蔵」。締まり屋の主人が出掛けている隙に
酒宴を開く番頭と店子。主人が思いがけず早く帰ってきて、
ひと騒動が持ち起こる。
今の世でも、仲間内の飲み代を「ドガチャカ」して会社の経費に
してしまう人も結構いるんじゃないかな。
番頭の気持がよくわかります。
仲入り後の二席目は「時期は少し早いのですが」と前置きをし
特別企画公演 『少し早いけど、オレ、 もう暮れちゃうよ』 ~ 一之輔 冬ばなし ~ー上野・鈴本演芸場・夜の部6日目「文七元結」ー
「やっぱり寄席はいいな〜」。改めてそう思った。トリの噺はもちろん、それまでに続く落語家、色物さんの一人ひとり、一つひとつの芸が気持ちを明るくさせてくれる。「寄席は大人のディズニーランド」なのだ。
上野・鈴本演芸場下席夜の部は特別企画公演「少し早いけど、オレ、もう暮れちゃうよ」〜一之輔 冬ばなし〜。一之輔が主任を務め、初日から千穐楽までネタ出しした番組。初日がご存知「芝浜」、本日6日目は大ネタ「文