楽工社

東京都立川市にある出版社です。読者に喜んでもらえる本作りをめざして活動しています。スキ…

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東京都立川市にある出版社です。読者に喜んでもらえる本作りをめざして活動しています。スキやシェア等して頂くと、マスコットキャラクターのラッコ(坂崎千春さん作)が飛び出て喜びます。WEB→https://www.rakkousha.co.jp/

マガジン

  • 楽工社 新刊案内

    楽工社の新刊案内をまとめたマガジンです。

記事一覧

山本弘さんによる『トンデモ本の世界X』「まえがき」「あとがき」と、『と学会年鑑GREEN』「まえがき」

まえがき──あらためて、トンデモ本の世界へようこそ!                   と学会会長・SF作家 山本弘  初めまして。 「初めてじゃないぞ、前か…

楽工社
3か月前
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【巻頭28ページ分を公開】『デューン 砂の惑星』公式コミカライズ版・第2巻

映画が世界的な大ヒットになっている「デューン 砂の惑星」。 この不朽の名作を、原作権利者総監修のもと、原作小説に忠実にコミック化したのが本書『デューン 砂の惑星 …

楽工社
4か月前
2

【巻頭30ページ分を公開】『デューン 砂の惑星』公式コミカライズ版・第1巻

映画が世界的な大ヒットになっている「デューン 砂の惑星」。 この不朽の名作を、原作権利者総監修のもと、原作小説に忠実にコミック化したのが本書『デューン 砂の惑星 …

楽工社
4か月前
2

【まえがき全文公開】『デューン 砂の惑星』の原作者の息子が、公式コミカライズ版に込めた思いを語る

まえがき フランク・ハーバートの古典作品『デューン 砂の惑星』は視覚的にもすばらしい体験をもたらしてくれるうえ、その壮大な物語性でSF界で最も愛されている小説だ。傑…

楽工社
4か月前
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NHKの番組「危険なささやき」を、コールド・リーディングの観点から見てみました…

2023年9月23日深夜にNHKで放送された「危険なささやき」という番組が話題になっています。 旧統一教会による信者勧誘の手口などを、実際の裁判の記録を元に再現劇にしたこ…

楽工社
9か月前
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【60ページ分を無料公開:第3回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

キショール・マブバニ (Image credit: mahbubani.net/) * ◎キショール・マブバニとラッドヤード・グリフィスの対話〔ラッドヤード・グリフィスはムンク・ディベートの…

楽工社
3年前
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【60ページ分を無料公開:第1回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

4月26日に刊行された『CHINA AND THE WEST 中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』に関連した、7回にわたる連載記事を投稿します。 この連載の趣旨は、書籍の60ペー…

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3年前
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【60ページ分を無料公開:第7回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[…

マクマスターは、今のアメリカ対中戦略の主流を体現さて、ディベーター4名について、少し解説しておきましょう。 (Image credit: ▷マイケル・ピルズベリー=Hudson In…

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3年前

【60ページ分を無料公開:第6回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[…

トランプ以前の対中「関与」政策トランプ政権が打ち出した対中「競争」政策によって、従来の「関与」政策がくつがえされました。では対中関与政策とは何か? 少し時代を…

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3年前
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【60ページ分を無料公開:第5回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[…

◎解説──本書を的確に読み解くために                 佐橋 亮 本書は、『China and the West』…

楽工社
3年前

【60ページ分を無料公開:第2回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

マイケル・ピルズベリー (Image credit: Hudson Institute, Flickr) * ◎マイケル・ピルズベリーとラッドヤード・グリフィスの対話 〔ラッドヤード・グリフィスはムン…

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3年前
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【60ページ分を無料公開:第4回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

ディベートの命題: CHINA AND THE WEST(中国と西側世界) 中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?         賛成 H・R・マクマスター、マイケル・ピルズベリ…

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3年前
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営業部のCがお薦めする、《横浜が舞台のモノガタリ》五選

皆様こんにちは。営業部のCでございます。 横浜生まれでも横浜育ちでも横浜勤めでも(ベイスターズファンでも)ない僕ですが、この場を借りて《横浜が舞台》の小説とコミ…

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3年前
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山本弘さんによる『トンデモ本の世界X』「まえがき」「あとがき」と、『と学会年鑑GREEN』「まえがき」

山本弘さんによる『トンデモ本の世界X』「まえがき」「あとがき」と、『と学会年鑑GREEN』「まえがき」

まえがき──あらためて、トンデモ本の世界へようこそ!                   と学会会長・SF作家 山本弘

 初めまして。
「初めてじゃないぞ、前から知ってるぞ」という方もおられるでしょうが、今回はこれまで『トンデモ本』シリーズを読んだことがないという方も視野に入れ、「一見(いちげん)さんにやさしいトンデモ」「トンデモ再入門」を目指しております。
 もちろん、いつも通りの楽しいネタ、

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【巻頭28ページ分を公開】『デューン 砂の惑星』公式コミカライズ版・第2巻

【巻頭28ページ分を公開】『デューン 砂の惑星』公式コミカライズ版・第2巻

映画が世界的な大ヒットになっている「デューン 砂の惑星」。
この不朽の名作を、原作権利者総監修のもと、原作小説に忠実にコミック化したのが本書『デューン 砂の惑星 グラフィックノベル』(全3巻)です。

本書は邦訳版で、原著は、Amazon.comで3000個以上の評価が付いている大人気のコミックです(「3000個以上の評価」は、第1巻・第2巻の合計数。原著第3巻は近刊)。

この記事では、↓ 以下

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【巻頭30ページ分を公開】『デューン 砂の惑星』公式コミカライズ版・第1巻

【巻頭30ページ分を公開】『デューン 砂の惑星』公式コミカライズ版・第1巻

映画が世界的な大ヒットになっている「デューン 砂の惑星」。
この不朽の名作を、原作権利者総監修のもと、原作小説に忠実にコミック化したのが本書『デューン 砂の惑星 グラフィックノベル』(全3巻)です。

本書は邦訳版で、原著は、Amazon.comで3000個以上の評価が付いている大人気のコミックです(「3000個以上の評価」は、第1巻・第2巻の合計数。原著第3巻は近刊)。

この記事では、↓ 以下

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【まえがき全文公開】『デューン 砂の惑星』の原作者の息子が、公式コミカライズ版に込めた思いを語る

【まえがき全文公開】『デューン 砂の惑星』の原作者の息子が、公式コミカライズ版に込めた思いを語る

まえがき
フランク・ハーバートの古典作品『デューン 砂の惑星』は視覚的にもすばらしい体験をもたらしてくれるうえ、その壮大な物語性でSF界で最も愛されている小説だ。傑出したキャラクター造形と権謀術数に満ちた複雑なプロット、そして砂漠と銀河のめくるめく光景を備えた、この文学界の金字塔ともいえる傑作小説は、グラフィックノベル化するには完璧な作品だ。このグラフィックノベルを上梓(じょうし)でき、喜びの至り

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NHKの番組「危険なささやき」を、コールド・リーディングの観点から見てみました…

NHKの番組「危険なささやき」を、コールド・リーディングの観点から見てみました…

2023年9月23日深夜にNHKで放送された「危険なささやき」という番組が話題になっています。

旧統一教会による信者勧誘の手口などを、実際の裁判の記録を元に再現劇にしたこの番組。当初は「悪魔のささやき」という題名で放映される予定でしたが、教団の抗議を受けて題名を「危険なささやき」と変更。しかし放映自体は予定通り行なわれた、とのことです。

たとえばこの件についての概要がわかる以下のyahooの記

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【60ページ分を無料公開:第3回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

【60ページ分を無料公開:第3回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

キショール・マブバニ
(Image credit: mahbubani.net/)


◎キショール・マブバニとラッドヤード・グリフィスの対話〔ラッドヤード・グリフィスはムンク・ディベートの司会者〕

R・グリフィス キショール・マブバニ、この討論会に参加するためにトロントまでおいでいただき、ありがとうございます。あなたに参加していただけて、まことに光栄です。

キショール・マブバニ こちらこそ

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【60ページ分を無料公開:第1回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

【60ページ分を無料公開:第1回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

4月26日に刊行された『CHINA AND THE WEST 中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』に関連した、7回にわたる連載記事を投稿します。
この連載の趣旨は、書籍の60ページ分を無料公開することで、より多くの方に本の内容を知って頂くとともに、米中問題に関して日々のニュースに触れているだけでは理解しにくい点、たとえば、

・歴史的経緯
・問題の全体像
・ニュースではあまり取り上げられな

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【60ページ分を無料公開:第7回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[後編]

【60ページ分を無料公開:第7回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[後編]


マクマスターは、今のアメリカ対中戦略の主流を体現さて、ディベーター4名について、少し解説しておきましょう。

(Image credit: ▷マイケル・ピルズベリー=Hudson Institute, Flickr. ▷キショール・マブバニ=mahbubani.net/ ▷王輝耀=securityconference.org/)



マクマスターは米陸軍の頭脳派、知識人的な軍人です。ベトナム

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【60ページ分を無料公開:第6回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[中編]

【60ページ分を無料公開:第6回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[中編]


トランプ以前の対中「関与」政策トランプ政権が打ち出した対中「競争」政策によって、従来の「関与」政策がくつがえされました。では対中関与政策とは何か? 少し時代をさかのぼって解説します。

第二次大戦が終わった4年後の1949年に、中国共産党率いる中華人民共和国が建国されます。翌1950年に始まった朝鮮戦争で米中は戦火を交え、その後も両国は対立を続けます。アメリカは対中禁輸を維持し、両国の外交官は相

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【60ページ分を無料公開:第5回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[前編]

【60ページ分を無料公開:第5回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[前編]


◎解説──本書を的確に読み解くために                 佐橋 亮

本書は、『China and the West』(House of Anansi Press, 2019)の全訳です。全体は2章からなっています。第1章には、ディベートに入る前に4人の論者に個別に行われたインタビュ

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【60ページ分を無料公開:第2回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

【60ページ分を無料公開:第2回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

マイケル・ピルズベリー
(Image credit: Hudson Institute, Flickr)


◎マイケル・ピルズベリーとラッドヤード・グリフィスの対話
〔ラッドヤード・グリフィスはムンク・ディベートの司会者〕

ラッドヤード・グリフィス マイケル、あなたの著書『China 2049──秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」』(日経BP社)〔原題:The Hundred-yea

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【60ページ分を無料公開:第4回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

【60ページ分を無料公開:第4回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より

ディベートの命題:
CHINA AND THE WEST(中国と西側世界)
中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?

        賛成 H・R・マクマスター、マイケル・ピルズベリー
      反対 キショール・マブバニ、王輝耀

(Image credit: ▷マイケル・ピルズベリー=Hudson Institute, Flickr. ▷キショール・マブバニ=mahbuban

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営業部のCがお薦めする、《横浜が舞台のモノガタリ》五選

営業部のCがお薦めする、《横浜が舞台のモノガタリ》五選

皆様こんにちは。営業部のCでございます。
横浜生まれでも横浜育ちでも横浜勤めでも(ベイスターズファンでも)ない僕ですが、この場を借りて《横浜が舞台》の小説とコミックを五つ、ご紹介させていただきます。

一九六三年生まれの茨城県出身者です。
地元の街は内陸のほうの、栃木との県境にあり、「海に行く」のは割と特別なことでした。遠足であれ家族旅行であれ、行き先は県内の大洗海岸か阿字ヶ浦海岸ばかりで、ほぼ目

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