記事一覧
山本弘さんによる『トンデモ本の世界X』「まえがき」「あとがき」と、『と学会年鑑GREEN』「まえがき」
まえがき──あらためて、トンデモ本の世界へようこそ! と学会会長・SF作家 山本弘
初めまして。
「初めてじゃないぞ、前から知ってるぞ」という方もおられるでしょうが、今回はこれまで『トンデモ本』シリーズを読んだことがないという方も視野に入れ、「一見(いちげん)さんにやさしいトンデモ」「トンデモ再入門」を目指しております。
もちろん、いつも通りの楽しいネタ、
【巻頭28ページ分を公開】『デューン 砂の惑星』公式コミカライズ版・第2巻
映画が世界的な大ヒットになっている「デューン 砂の惑星」。
この不朽の名作を、原作権利者総監修のもと、原作小説に忠実にコミック化したのが本書『デューン 砂の惑星 グラフィックノベル』(全3巻)です。
本書は邦訳版で、原著は、Amazon.comで3000個以上の評価が付いている大人気のコミックです(「3000個以上の評価」は、第1巻・第2巻の合計数。原著第3巻は近刊)。
この記事では、↓ 以下
【巻頭30ページ分を公開】『デューン 砂の惑星』公式コミカライズ版・第1巻
映画が世界的な大ヒットになっている「デューン 砂の惑星」。
この不朽の名作を、原作権利者総監修のもと、原作小説に忠実にコミック化したのが本書『デューン 砂の惑星 グラフィックノベル』(全3巻)です。
本書は邦訳版で、原著は、Amazon.comで3000個以上の評価が付いている大人気のコミックです(「3000個以上の評価」は、第1巻・第2巻の合計数。原著第3巻は近刊)。
この記事では、↓ 以下
【まえがき全文公開】『デューン 砂の惑星』の原作者の息子が、公式コミカライズ版に込めた思いを語る
まえがき
フランク・ハーバートの古典作品『デューン 砂の惑星』は視覚的にもすばらしい体験をもたらしてくれるうえ、その壮大な物語性でSF界で最も愛されている小説だ。傑出したキャラクター造形と権謀術数に満ちた複雑なプロット、そして砂漠と銀河のめくるめく光景を備えた、この文学界の金字塔ともいえる傑作小説は、グラフィックノベル化するには完璧な作品だ。このグラフィックノベルを上梓(じょうし)でき、喜びの至り
NHKの番組「危険なささやき」を、コールド・リーディングの観点から見てみました…
2023年9月23日深夜にNHKで放送された「危険なささやき」という番組が話題になっています。
旧統一教会による信者勧誘の手口などを、実際の裁判の記録を元に再現劇にしたこの番組。当初は「悪魔のささやき」という題名で放映される予定でしたが、教団の抗議を受けて題名を「危険なささやき」と変更。しかし放映自体は予定通り行なわれた、とのことです。
たとえばこの件についての概要がわかる以下のyahooの記
【60ページ分を無料公開:第3回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より
キショール・マブバニ
(Image credit: mahbubani.net/)
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◎キショール・マブバニとラッドヤード・グリフィスの対話〔ラッドヤード・グリフィスはムンク・ディベートの司会者〕
R・グリフィス キショール・マブバニ、この討論会に参加するためにトロントまでおいでいただき、ありがとうございます。あなたに参加していただけて、まことに光栄です。
キショール・マブバニ こちらこそ
【60ページ分を無料公開:第1回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より
4月26日に刊行された『CHINA AND THE WEST 中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』に関連した、7回にわたる連載記事を投稿します。
この連載の趣旨は、書籍の60ページ分を無料公開することで、より多くの方に本の内容を知って頂くとともに、米中問題に関して日々のニュースに触れているだけでは理解しにくい点、たとえば、
・歴史的経緯
・問題の全体像
・ニュースではあまり取り上げられな
【60ページ分を無料公開:第7回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[後編]
マクマスターは、今のアメリカ対中戦略の主流を体現さて、ディベーター4名について、少し解説しておきましょう。
(Image credit: ▷マイケル・ピルズベリー=Hudson Institute, Flickr. ▷キショール・マブバニ=mahbubani.net/ ▷王輝耀=securityconference.org/)
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マクマスターは米陸軍の頭脳派、知識人的な軍人です。ベトナム
【60ページ分を無料公開:第6回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[中編]
トランプ以前の対中「関与」政策トランプ政権が打ち出した対中「競争」政策によって、従来の「関与」政策がくつがえされました。では対中関与政策とは何か? 少し時代をさかのぼって解説します。
第二次大戦が終わった4年後の1949年に、中国共産党率いる中華人民共和国が建国されます。翌1950年に始まった朝鮮戦争で米中は戦火を交え、その後も両国は対立を続けます。アメリカは対中禁輸を維持し、両国の外交官は相
【60ページ分を無料公開:第5回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より。佐橋亮・東大准教授による長文解説[前編]
◎解説──本書を的確に読み解くために 佐橋 亮
本書は、『China and the West』(House of Anansi Press, 2019)の全訳です。全体は2章からなっています。第1章には、ディベートに入る前に4人の論者に個別に行われたインタビュ
【60ページ分を無料公開:第2回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より
マイケル・ピルズベリー
(Image credit: Hudson Institute, Flickr)
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◎マイケル・ピルズベリーとラッドヤード・グリフィスの対話
〔ラッドヤード・グリフィスはムンク・ディベートの司会者〕
ラッドヤード・グリフィス マイケル、あなたの著書『China 2049──秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」』(日経BP社)〔原題:The Hundred-yea
【60ページ分を無料公開:第4回】書籍『中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?』より
ディベートの命題:
CHINA AND THE WEST(中国と西側世界)
中国はリベラルな国際秩序に対する脅威か?
賛成 H・R・マクマスター、マイケル・ピルズベリー
反対 キショール・マブバニ、王輝耀
(Image credit: ▷マイケル・ピルズベリー=Hudson Institute, Flickr. ▷キショール・マブバニ=mahbuban