見出し画像

【ストレスの発生源】99%の人はここに気づけない

前回お話した主役は”派遣スタッフのAさん”でしたね。
職場の人間関係に振り回され、ストレスを感じている様子をお伝えしました。
出した問題は、Aさんのストレスの発生源はどこにあるか?です。

自分の意見を言わず、Bさんに流されるAさんが悪いという意見もあると思います。
人の悪口を言うBさんが原因だと言い切る人も多いでしょう。
仕事がテキパキとこなせない、そうみられるCさんも問題があるという意見もあるでしょう。

でもこれは、誰が問題なのかというお話ではありません。

Aさんのストレス発生源、あくまでもこの部分のお話です。

今回のケースは仕事場ではあるある話ですが、発生源となる部分はいたってシンプルで、結局はAさんが何をストレスと認識しているか。この部分だけなのです。
まとめると、Aさん自身の「ストレスだと認識してしまった自分自身の考え方」ここなのです。

ストレスの源は”自分自身の考え方”

ちょっと整理してみましょう。

BさんがCさんに対して悪口を言う。
この悪口をいうBさんに対して「この人は好きではない」と、ストレスの対象だと認識してしまったことにより、Bさんの会話がストレスを感じるようになってしまいました。
さらに、Bさんは正規スタッフに対して、Aさんは派遣という身です。いつ解雇されるかわからない、また次の仕事のアテもなくその保障のために、Bさんに従うしかないと自分自身で想像して、距離感に強いストレスを感じるようになってしまいました。

これって、「そうかもしれない」という仮定の話ですよね。

Bさんは正規スタッフですが、正社員や部課長クラスの人ほど権限があるとは限りません。
また、AさんがCさんと仲良くなって仲間グループを作り、Bさんと距離を取ることもできました。
そもそもBさんに対して興味も関心も持たなければ、ストレスは発生しにくかったのではないでしょうか。

Bさんが苦手、Bさんがいる仕事が苦痛、Bさんがいて仕事が・・・おそらく似たような経験したことある方が多数いると思います。

人生、誰もが限られた時間の中で生きています。

ですが、この仕事をしてて、Aさんの限りある時間は言い換えれば「Bさんの事を考える」ことで大量に消費してしまっています。
客観的な視点で、言い換えてしまうとどれだけBさんのこと興味あるの?というお話になってしまいます。

嫌いな人がいるなら無視が一番

ストレスにはいくつか要因がありますが、怪我や暴力による痛覚などの刺激によるストレス、病気やケガによる身体的ストレスなどを除けば、ほとんどが「自分自身の思い込み・考え方によって発生するもの」なんです。

例えばスポーツ観戦。日本のプロ野球で例えてみましょう。
巨人軍が好きな人は、巨人が勝てばすっきりします。
巨人軍が嫌いな人は、巨人が勝つとストレスを感じます。
野球に興味がない人は、巨人が勝っても何とも思いません。

これって、「何を自分自身にとってストレス」ととらえるか、そこなのです。

苦手な人、嫌いな人がいたら、試しにその人の事を考えることを辞めてみてください。どんなリラクゼーションやストレス解消法よりも圧倒的に、ストレスが軽減します。
そう簡単にできないという方へ。「苦手な人、嫌いな人の事を考えるなって、そんなの出来ない」というならぜひ、人生の限られた時間をその人に費やしていると理解してください。おそらく物凄い嫌なイメージを持たれると思います。逆に好きなんじゃないのかなと思ってください。
もし、その苦手な人の行動パターンやしゃべり方、クセ、そのほかプライベートの情報も知っているようだったら、「ストーカーみたいで、本当は好きなんじゃないの?」と一瞬考えてみてください。

そうすれば、ものすごい苦痛に感じるはずです。

いままで、苦手な人の事を考えた時間を違うことに使ってみましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?