神様と11人の私 プロローグ
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【関連シリーズ(単話除く)】
1作目→これ
2作目→https://note.com/ra_wa/n/n83f26f11427b
3作目→https://note.com/ra_wa/n/n4b69c39f5444
4作目→https://note.com/ra_wa/n/n228dc21461ff
5作目→ https://note.com/ra_wa/n/n3feaae56b4bb
6作目→https://note.com/ra_wa/n/n7ab8d4ecd2e0
7作目
→https://note.com/ra_wa/n/naa7216b6269e
8作目→https://note.com/ra_wa/n/nfbe4863614f3
9作目→https://note.com/ra_wa/n/n8c4a5fca9f03
10作目→https://note.com/ra_wa/n/n2f64c184f464
11作目→https://note.com/ra_wa/n/na689c300be5b
12作目
→ https://note.com/ra_wa/n/ne50e0836410d
13作目
→https://note.com/ra_wa/n/n42aebcbe3767
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プロローグ「あとのまつり」
私は川の中のきみを見ている。
神様は鏡の中の私を見ている。
今でも私は、自分がもっと大事にされるべきだと思っているし、きみもきっと私のことをそう思っている。
でもそれは全てじゃないことを、もう学ばなければならない。
音楽を聴く私。舞台に立つ私。きみを見る私。
何かに祈る私。
神様は見ている。どこに行ったって。
救助されて宇宙に浮いている私を、悲しそうに見ている。
潜りに行くことは出来ないけど、空想とともに死ぬことはもう出来ないけれど、きみのことを私はまだ忘れたくない。
神様と一緒に、きみを見送るために。
大切な私の話を、ゆっくりとしよう。
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