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「あーやっぱりな」マーフィーの法則

期末テストまであと11日になりました。1年生の2学期の期末考査はうっかりミスが許されない進級をかけたテストという意味合いもあり、紅葉と同じく生徒の目の色も変わってきたように感じられます。これまで自分がやってきたうっかりミスを考えてみると様々あります。止めればいいのに波々とビールを注いだ大量のビアジョッキを運ぼうと両手の指からすべて落としたり、川岸からジャンプして対岸に飛ぼうとして飛距離が足りず川に真っ逆さまに落ちたり例を挙げればキリがありません。こういう時はうすうす失敗した自分の姿が頭をよぎっているにも関わらず無謀な挑戦をしてしまい予想通り失敗することがあります。このことも心理学の法則で説明できます。これを

マーフィー(バタートースト)の法則


と言います。「起きる可能性があることはいつか必ず起きるし、失敗する可能性があることはいずれ失敗する」という考え方です。これは常に最悪の結果を想定し、実際に最悪の事態が起きたときに損害を最小限に抑えようという考え方の基本ですね。例えば何かプロジェクトを進める際、失敗の可能性に気付いてもなかなか大きな変更はできません。そうであれば最初の企画段階から綿密に考えておくことが大切ですがそれがなかなか難しいです。別名バタートーストの法則と言うのはバタートーストをうっかり落とすとバターを塗った面が下に向くという運の無さを悲哀混じりに法則名にしたものと聞き、思わず笑みがこぼれました。「トーストを落とすと、バターのついた側が下になり買ったばかりの絨毯の上に落ちるかも」という可能性を考えるとすれば、そもそも絨毯を敷く行為自体を止めておくことが賢明かもしれません。他にも「洗車していると雨が降る」や「急いでいる時に限ってすべての信号が赤になって足止めされる」などもこの法則に当てはまると言われ、認知バイアスの1つだと考えられます。


注意喚起からユーモアへ


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元々この法則名は、エドワード・A・マーフィー・ジュニア(1918年~1990年)というアメリカの航空工学者の名前に由来します。彼は、時には人体を使った危険な研究プロジェクトに携わっていたそうです。そうした状況で、研究者・作業者への「注意喚起」として伝えていたメッセージが徐々にプロジェクト外に広がり、こうして有名になっていったそうです。確かに別名バタートーストの法則というネーミングも面白いですね。失敗も成功も逃れられない運命なのであれば失敗した際にはユーモアで笑い飛ばすくらいがちょうどいいのかもしれませんね。「悲哀に満ちたあるある」は誰しも1つは持っておくとトーク力も磨かれるはずです。


科学的にバタートーストの話は立証されている


マーフィーの法則はいい加減なものばかりとは限りません。実はこの「バタートーストの話」は科学的に立証された法則なのです。イギリスの科学者R・マシューズは、普通の高さのテーブルから落下させる実験をし、本当かどうかを確かめてみました。その結果、ほとんどのケースでバターを塗った面を下にして落ちることを証明してみせたのです。3m以上の高さがあればバターを塗った面は上を向くそうです。ちなみに、彼はこれらの功績により1996年にイグ・ノーべル賞を受賞しました。疑問に思ったことを真面目に研究するっていうのは素晴らしいですね。


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