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25歳での無謀な起業から20年を振り返って思う大事なこと。

いつもお読み頂きありがとうございます!
気が付けばnote記事も51本目、週1回更新で約1年分になります。本当は、もっともっとたくさんの出来事がありますが20周年リブランド企画の社史公開企画としては、今回が最後になります。※今回も長文でごめんなさい。


■やり続ければ道は開く

 工業大学を卒業し、新卒で上場企業の研究開発職として社会人をスタートした私が、なんの因果か25歳で全く興味関心のなかった介護業界へ足を踏み入れました。それも無資格・未経験の状態での起業参画と言うレア中のレアから早20年となります。

 企業の10年生存率は、6.3%(※統計条件によってバラつきあり)と言われている世の中で、よくもまぁ、20年も生き残れたものだと思います。素材の研究者として社会に出た時に想像していたキャリアとは、全く異なる現在ですので人生何が起こるかわかりませんね。

 今回20周年リブランド企画として社史をこのnoteに綴ってきました。改めて、目の前の方、高齢のお客様に限らず私を必要としてくれている方々の役に立つことを約束として出来ることを全力で取組んできたことを感じています。
 大方、失敗のオンパレードではありますが、逃げずに目の前の課題と向き合い活動してきたすべてが自分の血肉となり、止まらずに現在に至っています。(社史全50話はこちら)

私はなんら、特別な能力をもった人間ではありません。凡人中の凡人ですが、凡人の出来ることは努力以外ないと思っています。

 誰でもはじめは、何も持っていないレベル1です。レベルを上げるには行動しかありません。出来ることを見つけ実行していく。辞めること、逃げることはいつでもできますが、やり続けることは今しかできないと考えています。
今しかできない事、今だからこそ出来る事として進むと、道が開け新しい景色が広がっていることは伝えたいことの1つです。


■本音が言い合える仲間

 創業より20年、この時間軸の長さの中にはたくさんの出会いと別れが存在します。企業は生き物であり、時代の流れの中で成長・進化していくものです。変化に適用できないと生き残ることができないのが社会です。活動ステージが変わったり、目指すべき進路変更があった時について来れないメンバーが出てしまうのは仕方がないことです。そんな中でも創業当時から共に活動し続けてくれているメンバーがいることに感謝しかありません。

 日本は特に世界の中でも高齢化問題に直面した最先端の国です。誰も知ることのない明日(状況)をこれから私たちは切り開いていかなければなりません。ここには先人の知恵も通用しない別次元の世界に突入していくのです。

 世界に類を見ない現状況を一人で生きていくことは、とてもタフなことです。私は、介護現場にて人生の先輩方である高齢者の最期のご支援をさせて頂いてる中で孤立・孤独の問題を目の当たりにしてきました。嬉しいことや悲しいことを話せる相手の存在や何気ない会話、「おはよう」の挨拶一つ言い合える関係で活力をもらえることを私たちは知っています。

働く仲間を仕事の関係と割り切ってしまえばそれまでですが、同じ目的・目標を達成するために共感し集まった仲間の存在はとても大きなものではないでしょうか?一人で出来ないも、仲間と一緒だから実行できる。社長を引き受ける前までは、役割として比較的個で動くことが多かった私ですがチームの結束力があればほとんどの困難は乗り越えられると確信しています。

 傷の舐め合いの仲良し倶楽部ではなく、本気で取組む活動集団としてのウエットな関係が心地よいと感じています。


■オーナーシップが面白さの秘訣

 最近ありがたいことにRARECREWメンバーから、「社長はやりたいことやったらいいですよ」なんて言ってくれるようになりました。

が、私はこれが苦手・・・。やりたいことって・・・。

 なぜかと言うと、起業以来ずっとあらゆるジャンルでみんながやりたがらない、問題として見て見ぬふりをしていることに対峙してきた背景が・・・。
ということで、やりたいことよりもやらなければならないことを優先して生きてきたのです。


こんなことを書くと、ただの変態みたいに感じるかもしれませんが尻ぬぐいというか、後処理と言うか、問題の①分析、②整理、③改善策実行、④仕組化、⑤再発防止チェックという流れで標準化・仕組化することに従事する時間が長かったんです。

ここでの気づきは、誰もやりたがらない分野や仕事って競争が発生しない上に希少価値がメッチャ高いので評価受けやすいということです。さらにあまり経験できないことを経験できるので能力開発の差別化が図られます。

大変さを楽しめるマインドは、最強です。
これが出来るようになるには、発生した事象を自分事として受け止めて、問題に対するオーナーシップを持ってしまうことです。多分、みんな充実感があったり面白みを感じている時は、全て自分事(当事者)として活動していると思います。であれば、あらゆる事象を楽しむにはオーナーシップが鍵ではないでしょうか?

人生の主人公は、まぎれもなく「私」。私の周りに起こっていることは、全て自分事で考える方が面白いと思いませんか?

人生楽しんだもん勝ちです。→※自分勝手という意味ではありません。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」 by 高杉晋作

今はRARECREWメンバーがやりたいことを実現できる環境をどう整えていくのか、が私のやりたいことです!!


■人との繋がりが可能性を生む

 仕事を通じて私はたくさんの人と関わってきました。何者でもなった私が、お客様やたくさんの仲間に出会うことで人間として磨いて頂いたと思っています。

 想いに共感し集まって、いきいきらいふというフィールドで共に活動したメンバー達も別のフィールドに移ったり、自らのフィールドを新しく作って活動している人も多数おります。
 この時点では分岐した別れになりますが、この道の先ではまたつながり、時に共に活動していたりするから面白い!

 お互いが、別のフィールドで新しい価値感や能力を手に入れ、一回りも二回りも大きくなって自立したメンバーとして今までにない価値を新たに創出するタイミングに来ていると感じています。人として認め合い、繋がっているからこそできることです。
 自己利益より、他者貢献。そして人を大切にするという価値観の繋がりが続いているのです。

 そして、新旧メンバーだけでなく、当社を応援してくれる外部メンバーの方々も新たなつながりとなり拡がっていきます。これも本当に有難い。ビジネス的なつながりの前に、人として共に活動できる相手かどうかの見極めはとても大事なことです。その場限りの関係ではなく、共に進化・成長していける方々が、RARECREWの周りに存在してくれていることは、社内だけでは生み出せない新たな価値の創造に大きな影響を与えてくれています。

 会社という枠組みを超え、共に活動する同士として他者を助ける社会を創るという経営理念の体現です。

 情報化社会でSNS等の便利なツールで手軽に人と繋がれますが、本気で社会問題と向き合い活動できるメンバーはレアな存在で見つかりにくいと考えていますのでがっちり関わっていきます。

そして、当社のコアバリュー「決めつけていないか?」の目を持ち続け、可能性に目を向けてこれからも人と繋がり続けていきます!!


■イズムの継承と永続的な活動

 企業は、生き物であり生命活動を続けていくものです。私が代表でいるいないに関わらず、大事となるものはDNAでこの中にRARECREWのイズムが脈々と受け継がれていく必要があります。もともとは株式会社いきいきらいふとしてこの世に誕生し、時代と現在に活動に合わせて20年を区切りに社名変更をしました。

ロゴタイプ : Type zero  
中心のオレンジのコア(核)がいきいきらいふとして
IKLイズムから派生した企業であることを表しています

いきいきらいふのIKLイズムがRARECREWに受け継がれて、RCイズムとして更なる進化をしていくものと思います。イズムは、不変的なものとしてメンバーすべてが大事にしていくものです。

 21卒、新卒11期生達はBIGプロジェクトで20年を振り返り、創業時から大切にしてきた想いや活動を聞きたいとと言うことで語り部として長時間、話をさせてもらいました。そして、20年分の想いの詰まった写真や現メンバーから思い出の1枚を集め、フォトモザイクアートとして完成させてくれました。
 ここにIKLイズムの詰まった約2500枚の写真がRARECREWロゴとしてまとめられたことは、イズムを継承したいという彼ら想いが形になった貴重な記念品として本社に飾っています。

新卒11期生BIGプロジェクト ーイズムの継承ー
20周年記念、2500枚フォトモザイクアート 

 時代とメンバーが変わっても、継承される思いが続き、RARECREWを通ったメンバーがいろいろな分野や業界で活躍していくことで明るい未来を創ることにつながれば、メチャクチャ面白い!!

RARECREW Vision

BEYOND THE BORDER ~境界を越えて、他者を助ける社会を創る~

 RARECREW Visionに向けて常に世の中から必要とされる企業としてこれからも走り続けます。

答えのない世界で、自分の頭で考え答えらしきものに向かって進んでいく。個人としての組織としても何を大事にして活動していくのか、この本質に向かい突き進んでいきます

さて、次の10年では、果たして何が起きるか⁉
新たな難問の匂いがします(笑)

長期間、長文の記事をお読み頂きありがとうございます。20年の社史からRCイズムを感じ取って頂けていたら幸いです。私達、RARECREWの次のステージでの活動を引き続き注目してください。

 因みにいつでもメンバー募集中!私たちと共に活動してみたい人は、是非一言お声かけください!まずは、対話からはじめましょう♪

【ご感想、メッセージ頂けたら大変嬉しく思います!!】



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