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これからの、小売の話をしよう。

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ショップは、ただモノを"売る"だけの場所ではなくて。そしてお客様は"買ってくれる"だけの相手でもなくて。明日がくるのが楽しみになるような、そんなショップがそこら中にある世界につい… もっと読む
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2016年10月の記事一覧

"ここで"買いたいという気持ち

"ここで"買いたいという気持ち

先日表参道で時間が空いたのであるセレクトショップに立ち寄ったのですが、ブランドコンセプトが伝わるゆとりある見せ方にグッときて思わず買い物しそうになりました。
(ゆっくり買い物する時間がなかったので購入は断念。。。)

そういえば最近洋服はユニクロメインだったし、仕事の下見以外でゆっくりショップ巡りもしてなかったな…と思い返しながらふと感じたこと。

それは素敵な空間で買い物をする幸福感。

お腹を

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ユニクロが変えたもの

ユニクロが変えたもの

日本を代表するブランドとなったユニクロ。

ファッション業界からの評価は賛否両論分かれることも多いですが、認知度・所有率共に押しも押されぬ人気ブランドであることに変わりはありません。

少し前までユニクロのアイテムを身につけていることがわかると「ユニバレ(ユニクロとバレること)」と揶揄され、おしゃれを気にしない人が着るものというイメージがありました。

しかし最近ではどの雑誌もこぞってユニクロのア

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ウィンドウショッピングの終焉

ウィンドウショッピングの終焉

ポップアップショップをやるなら、人気エリアの大通り沿いがいい。
とにかく人通りが多くて目に入りやすい場所が希望。

出店の相談を受けるとき、ほとんどの場合こうした条件をいただきます。

できるだけ希望に沿うスペースをご紹介していますが、ただでさえ地価が上がり続けている都心の一等地は1日借りるだけでも数十万かかることもザラ。

しかも無理をしてそうした一等地に出店しても、路面店というのは数年前に比べ

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ほぼ日ブランドのすごいところ。

ほぼ日ブランドのすごいところ。

「ほぼ日手帳」といえばすぐに糸井さんの顔が浮かんでくるくらい、一般認知度も高い「ほぼ日刊イトイ新聞」と、それに付随する商品たち。

ほぼ日といえばメディアのイメージがありますが、手帳をはじめ、ほぼ日ハラマキややさしいタオル、気仙沼ニッティング、うまけりゃうれるべ市など数々のヒット商品(ブランド)を生み出しています。

総じて「ほぼ日ブランド」と勝手に呼んでいますが、この「ほぼ日ブランド」はこれから

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個人の名前でショップを出す時代

個人の名前でショップを出す時代

ブロガーからはじまり、最近ではYoutuber、Instagramerなど個人でメディアとして活動する人が増えてきました。

少し前まで何千・何万単位の人にリーチするためにはお金も人脈も必要でしたが、今はセンスと努力があればほとんどコストをかけることなく実現できてしまいます。

その影響力は計り知れず、投稿を見ていると下手なメディアよりも売るのがうまい人もいます。

なんの芸能活動もしていない一般

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自分の理想とするサイズを意識すること

自分の理想とするサイズを意識すること

いろんなブランドさんのお手伝いをする時、もっとたくさんの人にこのブランドの商品と出会って好きになってもらいたいなと思いながらスペースの提案をしています。

私たちのようにメーカーさんやブランドさんをサポートする企業は、「お客様(ブランド)が成長したいと思っている」ということを前提にサービスを組み立てています。

もっとたくさんの人に知られて、気に入ってもらえて、売り上げが大きくなる。

これ自体は

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