第60回 短歌研究新人賞予選通過作『謝肉祭』
この時点で作者としての気づきも多々ありますが、感想などいただけるとありがたいです。(※印が掲載2首になります)
謝肉祭
火のことを言いたてるなら真冬日よ口内炎を引き受けてくれ
※会社には力こぶなど無用だがお稲荷様が屋上にいる
バス停の冬紫なたてがみに洗わない手で触れてしまった
皮だけを見てはいけないきっとあるアヒルもメロンパンも心の臓
※最近はバスまで角が丸くなり船の幼虫と見まちがう
モラハラも含めて僕は得意だが同期の彼は卵も産める
「相部屋でお願いします死人さんは眠るとと