【 noteで学ぶ ビジネスモデル 】 " 隠れた収益源 "ってどんな仕組み?
= こんな人におすすめの記事です =
「 昇進はありがたいけど、育児、残業、部下の指導で、ビジネスの勉強時間がない!最近は商品も売れにくくて、ビジネスモデルを学びたいのに…。 」
これ、僕の欲求です(苦笑)。
でも、あるある、ですよね?
ですが、なかなかどこを調べたらいいか分からないし、これらの情報にたどり着けないことがしばしば。
…ということで、このnoteでは、隙間時間に学べる『 ビジネスモデルの基本のき 』を週に1つずつお届けしています。皆様のお仕事に、またチームメンバーの育成などにご活用ください。
なお、『 他にもこんなビジネスモデルがありますよ! 』というものがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。教えてくださった方に、1コメントにつき100円をnoteのサポート機能でプレゼント!
= 今週のビジネスモデル:隠れた収益源 =
① ビジネスモデルの名前
隠れた収益源(Hidden Revenue)ビジネスモデル
② ビジネスモデルの解説
概要
隠れた収益源ビジネスモデルは、製品やサービスを顧客に直接販売して収益を上げるのではなく、無償または格安で提供されるサービスや製品を通じて収益を得る方法です。その資金源は、スポンサー(主に広告主)からの支払いで成り立ちます。例えば、広告主は、企業が提供する無償サービスや低価格商品を利用するユーザーに対して広告を掲載し、リーチを高めることで収益を得ます。このモデルでは、製品やサービスを安価で提供できるため顧客満足度が向上する一方で、第三者のスポンサーを活用することで企業が安定した収益を確保できます。
例題
「ジェーシードゥコー(JCDecaux)」や「メトロ新聞社」のような企業が採用するケースが典型的です。JCDecauxでは、バス停やセルフサービス自転車などの公共インフラを自治体に無償で提供し、その見返りに独占的な広告掲載権を取得しました。また、メトロ新聞社は広告収入を基に日刊新聞を無料で配布。これにより、莫大な読者層を得て高効率な広告配信を実現しています。
収益化のポイント
サービスを無償または低価格で提供し顧客を集客。
そのユーザー層に興味を持つスポンサー企業から広告収入を得る。
収益構造を「第三者(広告主)負担」とすることで、幅広いユーザーに価値を提供。
Who:
自社サービスに関心を持つ顧客と、その顧客層に広告を届けたいスポンサー。
How:
自社製品やサービスを無償/低価格で提供し、ユーザー数を最大化。それに伴う広告枠をスポンサーに販売。
Why:
広告収入により、通常の製品販売では難しいビジネススケールの拡大が可能になる。
What:
ユーザーに無償サービスを提供する一方で、スポンサーは効率的に広告展開の機会を得る。
③ このビジネスモデルを使用している代表的な会社と活用例
JCDecaux
街中のバス停やレンタル自転車などの公共設備を自治体に無償で提供し、広告枠で収益化。公共性と収益性を兼ね備えた屋外広告事業のモデルとして成功。
メトロ新聞社
世界20ヵ国以上で無料の新聞を展開。広告収入を唯一の収益源として利用。多くの読者が手に取りやすいモデルを構築し、大量の広告収益を確保。
Google
無償提供する検索エンジンやGmailを通じてユーザーを集め、ターゲット広告の売上で収益化。広告主に対してクリック課金やインプレッション課金を採用。
④ このビジネスモデルが使用されている代表的な業界で従来用いられていたビジネスモデル
代表的な業界
新聞業界:
従来、購読料や印刷物の売上によって収益を上げていた新聞社は、無料配布の広告モデルに移行することで、新たな読者層を獲得しつつ収益化を実現。
インターネット業界:
当初はユーザーからサービス使用料を徴収していたWebプラットフォームが、広告費用を主体とするモデルに切り替え。これにより無料サービスでのスケーラビリティ向上を可能に。
* 引用
ビジネスモデル2.0図鑑
ゼロからつくるビジネスモデル
ビジネスモデル・ナビゲーター
= あとがき =
noteをご覧いただきありがとうございます。
会社員の傍ら、上海で塗り絵本作家になりました、KENTA AOKIと申します。日本・中国を拠点に、個展をしたり、アジアやアフリカの子供たちと塗り絵イベントを行ったり、塗り絵本を出版したり、そういった作家活動を行っております。
作家活動を進める中で、美大卒でもない、若輩者の私は、“ アート ”に関して日々色々なことを学び、そのうえでアート作品を創るようにしております。というのも、“ 美大卒でもない ”というのが結構コンプレックスなんです。
ただ、そんなことを続けていく中で分かってきたのは、
「 アートを学ぶ方法って色々あって、美大の知識は勉強したらつけられるかも!? 」
「 アートって実は科学的かつ論理的で、むしろ理系向きかも!? 」
「 アートを届けるには、ビジネスの知識も必要なんだな 」
でした。
学べば学ぶほど、アーティストだけが“ アート ”を学ぶ・理解するのは非常にもったいないなと思ったのと同時に、もっともっと“ アート思考 ”を応用すると、おもしろいものやサービスが生まれるんじゃないかと思いました。
日々本を読み、実戦しながら、学んでいる僕がこれらを伝えていくことで、よりリアリティを持って、学びが共有できたら嬉しく思います。僕と同じ境遇にある方々に届き、共感頂けたら更に嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。