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ネットに溢れる情報

ネット社会、情報社会と言われる昨今様々な分野で数え切れないほどのサイトや発信者から情報が提供されていますね。

これはどこまでが本当で信じていいものなのか?

そもそも提供者は専門家や有識者なのか?

Youtubeが発展してから動画でも話したりする人が多くなりつつあります。

よくあるキャッチコピーと嘘

『専門家に直接きてみた』
『論文を出ている』
『過去に実験が行われている』
『本で書かれている』

いっぱい売り文句もあります。

ではそこから一歩下がって考えてみましょう。

専門家に聞いた→→→→→人物名・所属・役職等は公表されていますか?
論文が出ている→→→→→ソース提示されていますか?
実験が行われている→→→→→ソース提示されていますか?
本で書かれている→→→→→参考文献として紹介されていますか?

こう言った情報がない場合は疑いましょう。

有名人で頭がいい!情報通!博識!と知られている人がこう言ったらそのまま信じていませんか?

もし信じているのであれば詐欺に遭いやすい人です。気をつけてください。

ネットの情報は本物と区別がつかない人がみると危険でしかありません。それがわからないで発信している人は間違った知識を拡散しているという認識すらありません。

難しいようで何も難しくはありませんが真実であるかどうか、見破れる目を持つことが大切です。

病気や健康に関する情報

特に病気や健康に対する情報はネットで調べても正確なことはわからないと思ってください。

なぜそんなことを言うのか?これは不安感を作らせないために書かせていただきます。

健康に関しての情報というのは文字だけでみても一般の方からしたらほとんどわかりません。私たち医療従事者でも経験がなければ明確な判断ができないものが多いからです。

まず何が判断しづらいのかということですが

①初期症状と末期症状が同時に書かれていることがある
②初期症状の中にあるグレードや周囲環境の差が書かれていない
③既往歴・病歴からの視点情報が明らかに少ないorない
④危機感を煽る文章が多く不安にさせることがある
⑤西洋医学に固執した考えが多数存在する
⑥民間的に試した情報がエビデンスもなく載っている

こういう情報だらけです。みなさんこれが営業の方がいきなり言ってきたら信じますか?

病気になったり怪我をしたら誰しも不安になります。そう言った弱っている時に自分から進んで調べた情報は信じてしまいがちで、たまたま見たサイトが医療機関のページであれば尚更です。でもネットで細かなことをかくとわかりにくく読む気もなくし、個人の解釈になり不安になることが多いです。

人体に同じものは一切ありません。正確同様人それぞれなのです。その点を一緒に考えている治療家も一定数いますがそう言った方は治療かと区分してはいけません。ですがそう言った方かどうかはサイトのページだけを見てもわからないので難しいのです。

一番酷いものは民間療法などを効くとは言わないまでもそれっぽく書いている記事や雑誌です。

医療的根拠などはもちろん書いてはいけないのでありません。かつ個人が成功しただけでエビデンスがちゃんと図られているわけでもなく経験談をかていることが大半です。『藁にもすがりたい』と言うくらい追い込まれている人は頼ってもいいかもしれませんが基本的に最初に挑むものではありません。

『脊柱管狭窄症は自分で治せる!』
『認知症は〇〇をすれば治る!』
『がんは〇〇だけすれば治る!』
『すべり症は体操で治る!』

これは私が本屋で見たことのあるエッセイ誌というんですかね…雑誌レベルの厚さの本です。

これ全部嘘です。断言できます。

そもそも『治る』って時点で怪しんでください。

細かく書くと脱線してしまうので『治る』という解釈については別記事とさせていただきます。

ここまででお分かりのようにこれらを含めた判断って難しいですよね…

私たち治療家はエビデンスの揃った文献や論文、写真付きの参考書などで勉強しています。当院ではそう言った本を受付に置いて誰でも見れる状態にしてあります。説明の際にも抵抗のない人にだけ見せて説明します。

それほど医療の情報とは難しく判断しづらい、そして知識は何よりも宝になり差別化できるものなので外部に出回らないものがほとんどです。つまりは隠されていることが8割はあると思ってください。

確かな情報は直接聞いたほうがいいのでかかりつけのお医者さんにまず聞きましょう。

まとめ

・テレビ
・新聞
・雑誌
・エッセイ本
・CM
・インターネット
・Youtube

いろいろな媒体がありがすが一度よく考えてみてください。

たったこれだけである程度のものはちゃんとした判断ができるようになります。

新型のウイルスや病気、様々な健康法とありますがご自身のお身体の健康を守るのは自分自身です。この記事が皆様の健康の判断基準の一つになればと思います。

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